SSブログ

ドラクロワ美術館 [☆彡Paris 美術館]

 ドラクロワ美術館は、画家ドラクロワが晩年に住んでいたアトリエ。
住宅街なので、入口のフランス国旗が目印になっている。
ドラクロワは58歳の時、サン・シュルピス教会(ダ・ヴィンチコードで有名になった)
の壁画制作を頼まれ、教会の近くのここにアトリエを持った。

Dolacroix2.JPG

 美術館といっても、ドラクロワの絵はほとんどない。デッサンと小品が少しだけ。
お宅訪問という感じ。一部屋、一部屋はあまり大きくない。重厚な家具も小さめ。
居心地がよさそう。部屋からは中庭が見える。

Delacroix2S.JPG

Delacroix3S.JPG

 ドラクロワが使っていたパレットも展示してあった。
ドラクロワと親交のあったショパンやジョルジュ・サンドもこの家によく来たそうで、
サンドを描いたデッサンが数枚あった。

 ドラクロワは迫力ある画風で、大きな絵も多い。
代表作は、100フラン札に使われていた「民衆を導く自由の女神」だろう。
これは、ルーヴル美術館にある。
delacroix_Liberte.jpg

 ここから歩いて7~8分のところに、有名なケーキ屋さん「Piere Herme ピエール・エルメ」
があるので寄った。いつも行列の店。今回は並んでいると、新作のチョコレートが配られた。
レモン味のチョコ。レモン味がチョコに合う。 
買ったケーキは[右斜め下] 

 PierreHerme.JPG

 私は、左のピンク。フランボワーズがマカロン生地にはさまれているのを食べた。
これは、「イスパファン」という名前で日本でも売っている。  
  Mr.E も、「これは、おいしい。昨日のよりおいしい」 と、満足顔だった。


nice!(43)  コメント(26)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 43

コメント 26

りんこう

ドラクロワ美術館は2年前に行きました。
でも、やけに人の数が少なくて、係員もソワソワしていました。
というのも閉館の30分前だったのです。
なのであまり観られませんでした。熱心に説明してくれる係員もいましたが。
美術館が面している広場(何て名前だったか…)も良い雰囲気のところでした。
by りんこう (2009-03-29 08:38) 

TaekoLovesParis

りんこうさん、私は閉館前ではなかったけど、もう一組、いただけでした。小さい美術館だから観光の目玉にはならないんでしょうね。それだけに落ち着いた佇まいが残されていて、晩年をこういう部屋で、庭に来る小鳥を見ながら過ごし、制作に励む画家の姿を想像することができました。
美術館が面している広場、私も名前はわからないけれど、昔の面影が残っていていい雰囲気でしたね。
by TaekoLovesParis (2009-03-29 09:42) 

Bonheur

私も、ドラクロワ美術館には07年の7月に行きましたよ~。あの中庭が気に入りました。(その時、中庭目当てにサンドイッチを持って入館している日本人の留学生とちょっとお話しました)
街ナカにあるのにあの落ち着いた佇まいは素晴らしい、と思いました。
by Bonheur (2009-03-29 10:14) 

katsura

ドラクロワ美術館、行ってみたいですね。彼のショパンの肖像画はインパクトがあります。
by katsura (2009-03-29 10:50) 

yk2

絵がそんなに少ないんじゃ、ドラクロワの人となりとかに興味が持てないとなかなか足を運ぶ気にならないかもしれませんね~。相当熱烈なファンじゃないと「お宅訪問」までには至らないでしょうから(笑)。むしろ、ここにドラクロワ所有のピアノが残されているなら、ショパンのファンの方がありがたがるのかな?。
by yk2 (2009-03-29 10:58) 

duke

素敵ですね。やっぱり「お宅訪問」なのだと思いますが、それもまた素敵。そんなところに住んでみたいです!!^^ ケーキ・・結局パリで食べ損ねちゃったT_T でも、カトランのデザートを食べたからいいかな^~^
by duke (2009-03-29 12:37) 

やまがたん

ドラクロワ 私の大好きな画家さんです^^
by やまがたん (2009-03-29 12:48) 

aranjues

ドラクロワ美術館と言うより、ドラクロワ記念館ですね。
私は右下の白いやつでいいです(^_^)。
by aranjues (2009-03-29 13:33) 

kazu-m

「自由の女神」、上野に来たときは大変でしたね。
中学生の頃、本で見た「サルダナパロスの死」、「キオス島の虐殺」に強い衝撃を受けました。
以前、フランスに行った時は、ルーブルには行けなかったので、ぜひ今度は行ってみたいです。

パリで食べた、フランボワーズ、甘くて大きくて夢中で食べました。

by kazu-m (2009-03-29 21:25) 

ララアント

「民衆を導く自由の女神」・・・ドラクロワ美術館が
こじんまりした佇まいとか 何故だかほっとしました。
ケーキは やはりお洒落で美味しそうですね!

椿のことですが 調べてみましたが 一本の木でした。
接ぎ木とか挿し木とか(!?) よく分かりませんが 梅のように
「思いのまま」もありかな!と思ったりしています。
by ララアント (2009-03-29 22:18) 

julliez

この規模をもっと田舎風にショボクしたのがオーブのルノワール記念館です。(´-ω-`)
おうちに遊びに行ったって感覚凄くわかります。
ドラクロワの女神は、今やviva la vida!って言われそうですね。
by julliez (2009-03-30 00:09) 

TaekoLovesParis

ララアントさん、2種類の花が咲く椿のことを調べてくださってありがとうございます。椿を植えるなら、こういうのがほしいです。

ドラクロワ美術館は、ソファーや椅子、キャビネットなどが昔のまま、
おいてあって、お客さんが少ないので、ドラクロワの生きていた時代に
簡単に思いをはせることができます。
by TaekoLovesParis (2009-03-30 00:13) 

TaekoLovesParis

julliezさん、オーヴのルノワール記念館も住んでいた家でしたね。
いつか行ってまわりの自然にもひたりたいです。
viva la vida!、ColdplayのCDジャケは落書き感覚。今や自由の女神も旧体制、ロックに揶揄される立場なんでしょうね。
by TaekoLovesParis (2009-03-30 00:24) 

toco

ドラクロワ美術館、行ってみたいです。
昨日のより、美味しくてよかったですね♪♪
by toco (2009-03-30 11:22) 

hideKING666

マカロン大好きなので、
ピンクのが食べてみたいです!
by hideKING666 (2009-03-30 11:55) 

Inatimy

世界史の教科書に載っていたのを覚えています。 戦場で女性が導いている姿を描くのは、日本には見られないですよね。 
戦場、殺、死・・・と重いテーマが多いようなドラクロワですが、晩年は静かにこの庭を見ながらも制作を続けてたんでしょうね・・・。
by Inatimy (2009-03-30 17:13) 

てんとうむし

映画『ぼくの大切なともだち』のルーブルで「民衆を導く自由の女神」を観るシーンが印象的でしたね^^
ピエール・エルメの新作のチョコレートいいなぁ・・・♡
by てんとうむし (2009-03-30 22:42) 

匁

おはようございます。
ドラクロワの画家邸訪問ですね。庭に椅子も並べられていて広そうです。パリではこじんまりかも分りませんが?。
「アルジエの女たち」を最近紹介していただいて関心を持っています。
「民衆を導く自由の女神」は100フラン札に使われていたんですか?
その札が持っているとすごいですね。
by (2009-03-31 09:54) 

にこちゃん

いーなー
本場のピエールエルメ♡
ドラクロワさんちのお庭、都内のちょっとした公園みたいですねー
by にこちゃん (2009-03-31 17:17) 

いっぷく

ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」はまっさきに思い浮かびますが、
それは違う場所で描かれたんですね。
こうして個人名をかぶせた美術館に行ったら今まで以上に近く感じることでしょうね。
お庭で休んでちょっとのんびりしたいな、でも庭には入れないかな。
by いっぷく (2009-03-31 18:49) 

TaekoLovesParis

▲Bonheurさん、お返事遅くてごめんなさい。
7年7月のBonheurさんの記事を読んで、コメントを書いたのに送信したら、固まって、、2日前のこと。
あの中庭でサンドイッチ、いいですね~。小鳥が来そう。私が行ったのは、寒いときだったので庭に誰もいませんでした。
国の所有の建物だから、元のまま残っていて、建物前の小さな広場は、昔、馬車廻しだったのかな、と思いました。
昨日、ユニマット美術館に行ってきました。シャガールもよかったけど、
フジタのいい絵を持っていますね~。教えていただいてよかったです。
不景気で持ち堪えられないのでしょうか。閉館は残念です。

by TaekoLovesParis (2009-03-31 23:41) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます
▲katsuraさん、ルーヴルにあるショパンの肖像画ですね。何かを思いついたときのような表情。あれは、ピアノを弾いている絵で、サンドが傍らで聞いているという構図だったんですって。で、なぜかわからないけれど、ショパン部分とサンド部分が切り離されて、別々の美術館にあるのだそうです。

▲yk2さん、ガイドブックに「絵は少ないです」って書いてないところが
ミソ(笑)。でもね、絵ばかり見て歩いていると、間に、こういうお宅訪問がはさまるのも気分が変わっていいもんなんですよー。
数日前、コンサートでショパンの幻想曲を聴いたんだけど、「雪のふる街を♪」のメロディが何度も出てくるんですよ。中田喜直はここからヒントを得て作ったのだそうです。

▲dukeちゃん、「お屋敷」ではなく「お宅」です。だから、くつろげるし、
抵抗なく住める感じ。エルメのケーキ、私が食べたフランボワーズの
ぶんは「イスパファン」という名前だけど、日本のも同じ味。
たぶん日本で売ってないと思うけど、フルーツゼリー(日持ちのするぶん)が濃厚ですごくおいしかったです。

▲やまがたんさん、お好きな画家でよかったです。ドラクロワは女性
にはあまり人気がないんですよ。迫力がありすぎるんでしょうね。

▲aranjuesさん、そ、そうです。記念館っていう名前がぴったりです。
右下の白いドームのケーキはクリームチーズだったそうです。これは日本に売ってないぶん。
by TaekoLovesParis (2009-04-01 00:21) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます
▲kazu-mさん、自由の女神の来日は、「フランス年」のときでしたね。
国宝を貸してくれたんですものね。キオス島やサルダナバロスは、ドラマティックで胸迫るものがありますね。ドラクロワの卓越した表現力。
ルーヴルには、ドラクロワ作品がたくさんありますから、ぜひ、いらしてみてください。
忘れられない味のものってありますね。kazu-mさんのフランボワーズのように。

▲tocoさん、きのうのって、「ルノートル」のだったんですよ。

▲hideKINGさん、マカロンがお好きなら、ここの店のは最高です!

▲Inatimyさん、私の教科書(時代が違うけど)にも載っていました。
黒白だったけど。フランスはジャンヌ・ダルクもいたし、戦う女性像に
抵抗がないんでしょうね。サルコジと大統領選で争ったセゴレーヌも
女性だし。
ドラクロワの絵の題材はドラマティックで、男性的ですね。晩年の画風
が静かに変わったという記述は見られないから、終始、迫力の人だったのですね。容姿を気にしてたので、絵に没頭し独身だったそうです。

▲てんちゃん、庭師が画家につれて行かれたルーヴルで、興味なさ
そうに絵を見て歩くのだけど、「自由の女神」のところで、「これ知ってる、お札だ」と喜ぶ場面。庭師のうれしそうな表情が今も浮かびます。
エルメのチョコ、今度、買ってくるね(忘れなかったら)

by TaekoLovesParis (2009-04-01 00:50) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます
▲匁さん、この辺りはパリの街中なので4階建てくらいの建物ばかり。だから庭は中庭で、そんなに広くはとれないんだと思います。
ドラクロワの顔と自由の女神の絵が、2万円に相当するお札に使われていたんですよ。もう使われなくなって10年以上だから、持っていたら
価値があると思うけど、ユーロへの交換期限が過ぎてしまったら、もったいないかも。。「アルジェの女」、いい絵ですね。

▲にこちゃん、20年くらい前、パリでラ・デュレのマカロンが評判になって、帽子の箱のような大きさのを日本におみやげに持って帰ったのですが、誰にあげても関心を示してくれませんでした。そのとき、ラ・デュレ
で、マカロンを作っていたのが、まだ独立していなかったピエール・エルメだそうです。

▲いっぷくさん、ここに住んだ晩年は、教会の絵の制作、政府関係の建物の壁画の制作と、出かけていることが多く、この住居は、画家、音楽家、詩人と芸術家が多く集まりサロンの役割をしていたようです。
独身だったドラクロワはずっと日記をつけていて、彼の音楽や詩への関心の高さが伺えるそうです。


by TaekoLovesParis (2009-04-01 01:19) 

フェイリン

ピエールエルメ、行ってみたいです!
神戸あたりに店が出来ないかしら…?
by フェイリン (2009-04-01 20:35) 

TaekoLovesParis

フェイリンさん、フェイリンさんの記事を読んでいると、東京のお店は、
たいてい大阪にもあるって、わかります。そうですね、エルメは雰囲気的に神戸が似合いますね。
by TaekoLovesParis (2009-04-01 21:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0