パリ、2023年2月 [旅行(ヨーロッパ)]
夕方、午後5時、冬のパリ、凱旋門。
パリでも、ロシアの戦争のために電気代や物価が上がったので、大規模なストライキ
が何回かあり、治安が悪くなっているとのこと。特に北駅、東駅周辺が麻薬の巣窟と
先々週の日本のNHKの番組でも報道していた。
パリでも、ロシアの戦争のために電気代や物価が上がったので、大規模なストライキ
が何回かあり、治安が悪くなっているとのこと。特に北駅、東駅周辺が麻薬の巣窟と
先々週の日本のNHKの番組でも報道していた。
だから、写真は、タクシーの中から撮ったもの。
左がルイ・ヴィトンのビル。草間弥生とコラボの水玉装飾。
右は新しく改装したDIORの真っ白なビル、夢のように美しい。ファサード
(正面のデザイン)が斬新で、ショーウィンドウに飾られた服も白、トルソー
が黒で影絵のような効果。
左がルイ・ヴィトンのビル。草間弥生とコラボの水玉装飾。
右は新しく改装したDIORの真っ白なビル、夢のように美しい。ファサード
(正面のデザイン)が斬新で、ショーウィンドウに飾られた服も白、トルソー
が黒で影絵のような効果。
ルイ・ヴィトンと通りを挟んで隣にある老舗、カフェ・レストラン「フーケ」。
赤いひさしが特徴。ここでの食事の話は次回に。
赤いひさしが特徴。ここでの食事の話は次回に。
パリ在の親友Eがお世話になっているフランス人ALのお母様が、
アペリティフによんでくださった。日本でお茶によばれるような感覚。
アペリティフは食前酒の意味だが、シャンパンと軽いおつまみでのおもてなし。
お部屋のインテリアがさりげなくて、すてき。
グラスを置く台は日本の漆器で鶴の模様。スナックが入ってる器は朱塗りの漆。
「日本のものが好きなのよ」と竹のフォークやお盆などを見せてくださった。
アペリティフによんでくださった。日本でお茶によばれるような感覚。
アペリティフは食前酒の意味だが、シャンパンと軽いおつまみでのおもてなし。
お部屋のインテリアがさりげなくて、すてき。
グラスを置く台は日本の漆器で鶴の模様。スナックが入ってる器は朱塗りの漆。
「日本のものが好きなのよ」と竹のフォークやお盆などを見せてくださった。
その日はALからモンマルトルに好きなレストランがあるので、そこに行こうと
誘われて出かけ、アペリティフにおよばれとは思っていなかったので、なんの
手土産も持たず、手ぶらだったので、お花屋さんでブーケを買って、ALに
「今日はありがとうとママンにわたしてね」。ヴァレンタイン・デーで赤を中心
とした花束が店先にたくさん並んでいて、とても綺麗だった。
ALの話では、ヴァレンタインはチョコよりお花を贈るほうが多いそうだ。
誘われて出かけ、アペリティフにおよばれとは思っていなかったので、なんの
手土産も持たず、手ぶらだったので、お花屋さんでブーケを買って、ALに
「今日はありがとうとママンにわたしてね」。ヴァレンタイン・デーで赤を中心
とした花束が店先にたくさん並んでいて、とても綺麗だった。
ALの話では、ヴァレンタインはチョコよりお花を贈るほうが多いそうだ。
今は、飛行機がモスクワ上空を通れないので、飛行時間が15時間と通常より
3時間も長いのに、なぜパリへ出かけたのか、というと、幼稚園から高校まで
一緒だった親友Eのご主人(フランス人)が亡くなったから。
フランスの葬儀の習慣を知らないEは、ALに手伝ってもらって、葬儀を終えた。
電話のたびに、「大丈夫、がんばる」と言っていたけれど、フランスのクリスマス
は、日本のお正月のように家族で過ごすのが基本。ALなど知り合いも
来なくなり、寂しいと電話してきた。「2月の建国記念日の頃なら1週間休めるから」
というパリ行きだった。
航路は成田から北上、北海道を通りさらに北へ。北極海の上をずっと走り、アイスランド、
英国からフランスへ。
3時間も長いのに、なぜパリへ出かけたのか、というと、幼稚園から高校まで
一緒だった親友Eのご主人(フランス人)が亡くなったから。
フランスの葬儀の習慣を知らないEは、ALに手伝ってもらって、葬儀を終えた。
電話のたびに、「大丈夫、がんばる」と言っていたけれど、フランスのクリスマス
は、日本のお正月のように家族で過ごすのが基本。ALなど知り合いも
来なくなり、寂しいと電話してきた。「2月の建国記念日の頃なら1週間休めるから」
というパリ行きだった。
航路は成田から北上、北海道を通りさらに北へ。北極海の上をずっと走り、アイスランド、
英国からフランスへ。
北極海の上、ずっとこんな景色。
治安が悪いから心配と、EはALと空港へ迎えに来てくれた。
「コロナで2020年3月のチケットをキャンセルして以来だから3年ぶりね」
コロナの間、病気が悪くなっていくご主人をひたすら看病し続けたE。
最後、ホスピスに入り、ほっとしたのもつかの間、3日目に亡くなった。
最初の日は、まずは、お墓参り。
モンパルナス墓地へ。由緒ある墓地なので、有名人の墓が多く観光名所。
その中心付近に、最近できたのは、元パリ市長ジャック・シラクの墓。
亡くなったのは、2019年だが、パリ市長にふさわしい中心付近に墓をと
いうことで、場所の確保に手間取ったそうだ。
「コロナで2020年3月のチケットをキャンセルして以来だから3年ぶりね」
コロナの間、病気が悪くなっていくご主人をひたすら看病し続けたE。
最後、ホスピスに入り、ほっとしたのもつかの間、3日目に亡くなった。
最初の日は、まずは、お墓参り。
モンパルナス墓地へ。由緒ある墓地なので、有名人の墓が多く観光名所。
その中心付近に、最近できたのは、元パリ市長ジャック・シラクの墓。
亡くなったのは、2019年だが、パリ市長にふさわしい中心付近に墓をと
いうことで、場所の確保に手間取ったそうだ。
「美術館、行きたいでしょ。ひとつくらいは、つきあうわよ。」とEが言うので、
携帯から日時予約をした。企画展をやってないので、平日はどの時間も全部あいて
いた。次の企画展は、3月28日からと垂れ幕が下がっていた。
ゆっくりと常設の絵を見れてよかった。詳しくは後日、別記事で。
携帯から日時予約をした。企画展をやってないので、平日はどの時間も全部あいて
いた。次の企画展は、3月28日からと垂れ幕が下がっていた。
ゆっくりと常設の絵を見れてよかった。詳しくは後日、別記事で。
そんな大きな通り沿いでも治安が悪いんですか〜。どんなかんじの悪さなんだろう。来年はオリンピッックもあるのにねぇ。
ディオールのビル、アップにして見てみたらすごい!
キレイですね。白い服と灯りの感じが写真だとホント幻想的です。
by ふにゃいの (2023-02-20 23:24)
一瞬「パリ旅行記、すてき!」と思ったら、
そんなご事情があったのですね。
お友達に寄り添えて良かったですね。
by angie17 (2023-02-21 18:02)
taekoねーさんは「過去を振り返らないオンナ」(^^で、常に明るく前向き。故にこんな時にもきっとしんみり湿っぽくはならないでしょうから、ご親友も元気づけられたことでしょう。こんな時期にでも日本から飛んで来てくれるんですもの、やはり古くからの友だちの存在は有り難いですね。
by yk2 (2023-02-21 23:54)
nice&コメントありがとうございます。
▲ふにゃいのさん、その日、私はレストラン帰りで、きれいめのカッコをしてたので、「狙われる」と心配されたのです。バッグを体にぴったりくっつけて、隙を見せなければ大丈夫です。6年前、友達(女)とルーヴルでエレベーターに乗ってた時、友達が「スリ」と叫んだので、見たら、丁度開いたエレベーターの扉をすり抜けて、かわいい金髪の10代の女の子が逃げていきました。友達のバッグは半分あけられてました。「スリ」という大声で、気づかれたと逃げたみたいです。
オリンピックが来年なのに、ポスターを見かけませんでした。東京では、かなり前から「TOKYO 2020」のポスターが貼ってあったのに、ね。
▲angieさん、そんな事情で出かけましたが、久しぶりに会った友達と話してると、中・高校時代に戻ったかのようなひとときもあり、楽しかったです。
「ねぇ、夜、何が食べたい?」とか「このケーキが日本で有名なの?凝りすぎね。それほどじゃないわね」とか。
▲yk2さん、あらぁ、ライオン話題でなく、本気にほめられちゃった。
帰る前日に、「これから何を目標にするのか、これからのことを考えないと」
と言ったら、「私も、これじゃいけない、何か習いに行ったりしたほうがいい」って思ってたとこだった、との返事。少し、安心しました。
小さい時からの付き合いなので、お互いの家族のこともよくわかるから、話題がつきません。
by TaekoLovesParis (2023-02-22 23:06)
華やかさが損なわれていないパリの景色、すばらしいです。
3年ぶりにご友人との再会も、よかった...といっていいでしょうか。
ご友人も前を向いて進めるようになるといいですね。
by ナツパパ (2023-02-23 10:44)
お休みを取って日本からはるばる駆けつけられて、そばにいて心に寄り添ってくれる人がいることは、ご親友のEさんはとても心強かったことと思います。長年住まれていても、クリスマスや新年などいつも一緒に過ごすはずの家族がいなくなったという現実を突きつけられると心細くなりますものね。前を向いて一歩踏み出そうという気持ちになられてよかったです。
欧州と日本・・・遠くなりましたよね・・・オランダなんて、日本からパリ、さらにパリからアムステルダムまで飛行機ですもの・・・。
モンパルナス墓地、ブランクーシに会いに行ったことがあります^^。
詳細なパリのお話、楽しみにしてますね。
by Inatimy (2023-02-23 22:05)
nice&コメントありがとうございます。
▲ナツパパさん、土曜日だったかかかシャンゼリゼは日本人でない観光客でにぎわってました。ルイヴィトンのビルの横は、入場制限をしてるので、列ができてましたし、ワールドカップで2位になったから、サッカーPSGチームのショップの前も人があふれて活気がありました。マスク姿の人を一人も見ませんでした。
▲Inatimyさん、やはりクリスマスは家族で過ごすんですね。12月25日に街に出たら、どこも閉まっていて人出が全くなかったことを思い出します。
今、日本から欧州へは飛行機のサーチャージが10万円以上するのでチケットが40万。ウクライナの戦争のあおりです。
モンパルナスにブランクーシーの墓地があったのですか。入口に有名人の墓、一覧表が貼ってあるのを見たのですが、気が付きませんでした。次のお墓参りの時に行ってみます。
by TaekoLovesParis (2023-02-25 08:37)
そろそろ海外旅行も再開、と思ったら長いコロナの外出自粛のお籠りですっかり脚がダメになって旅行どころでは。まずリハビリして復調せねばと思っています。近場の美術館あたりで足ならしして…。
by gillman (2023-02-25 11:15)
gillmanさん、今回はエールフランスで手荷物だけで行ったのですが、荷物を引きながら歩くCDG空港の出口までの道を長く感じました。「まだ歩くの?」と思いながら、空港が拡張工事をしたのか、私の脚が弱ったのか、どっち?と考えたり。やはり海外旅は体力がいりますね。美術館はたくさん歩くことになるので、足のためにはいいですね。
by TaekoLovesParis (2023-02-25 23:17)
こんにちは。
ご親友のご主人が亡くなられて、お慰めにいらっしゃったのですね、心強くて喜ばれていたことでしょう。その場に来てくれる人こそ、やはり真の友達ですね。
パリが治安が悪くなっているとのこと、戦争のせいですね。なぜあんな無益なことをするのか、理解できません。早く終わりますように。
ルイ・ヴィトンとDIORのビル、対照的で面白いですね。
シャンパンでおもてなしは、どんな食べ物がでるのでしょうか。
花束は、明るい感じで素敵です。
早く思い通りの旅行したいですね。私はイギリスへ行きたいです。
by coco030705 (2023-02-26 16:42)
パリ旅のお話、楽しみです^^
そういうときに駆けつけてくれるって、最高にうれしいですね。
さすがだなぁと思います。私もそういう人でありたいです。
私は、日本に一時帰国中で、予定通りに英国には戻れなくなり、フライト延期しました。ルイヴィトン、ロンドンでも草間弥生さん人気で、ハロッズが同じような装飾になっていて、やはり行列ができていました♪
by おと (2023-02-27 22:25)
cocoさん、慰めに行ったのですが、根が陽気な私たちなので、気づいてみれば笑ってることが多かったです。「彼がいたら、こう言ってたわよね」と。彼がいる間は、フランス語で話すので、2人になった途端、堰を切ったように日本語。それを見て「ババルデ」(おしゃべり)ってあきれられてました。故人を偲んで話すことが日本では供養ですもの。
今度の戦争は、プーチンが起こした戦争。領土を広げて後世に名を残す英雄になりたかったのでしょう。当初、72時間で終わる予定だったのが徹底抗戦に持ち込まれ、1年にも及び、世界中に影響が出て、どうなるのでしょう。
シャンパンのアペリティフのおつまみはスナック。指でつまめる乾き物が主流。カナッペやナッツが多いです。花束も高いです。これで5千円くらい。
安全に安く旅行ができるようになってほしいですね。
by TaekoLovesParis (2023-02-28 15:18)
おとさん、日本で落ち着かない日々をお過ごしなのにコメントをありがとうございます。パリ在の友達は、結婚するときに「フランス人と結婚するからフランス語習ってね。あなたが来ても私はずっとついてられないから、一人で出かけられるようにして」と言われて、日仏学院に通いました。どこに行っても、どこでフランス語を習ったかときかれ、日本の日仏学院(フランス政府の公式語学学校)と答えると、納得とうなづかれ、自国語を誇りにしてるのがわかります。
ルイヴィトン、ハロッズでも草間弥生・水玉のデコレで行列なんですね。
by TaekoLovesParis (2023-02-28 15:32)
こんばんは、、
急ぎパリまで行かれ、さぞかしご友人は心強く嬉しかったことでしょう。
写真の花は綺麗ですねシャレタパリを感じさせます。
飛行時間15時間‥‥お疲れ様です。
by アルファルハ (2023-02-28 19:09)
アルファルハさん、かなり落ち込んでたので、行ってよかったです。
ヴァレンタインに花を贈る、日本とは習慣が違いますね。2月14日は花のお届けもあるので、花やさんの車にたびたび会いました。
飛行時間の12時間までは、まぁまぁなのですが、それを超えるのは、初めてのことでした。15時間なのに、食事が2回だけ。おなかがすきました。
by TaekoLovesParis (2023-03-02 00:41)