ゴッホの「オーベールの教会」 [絵が描かれた場所を訪ねて]
8月にゴッホの終焉の地、パリ郊外の「オーベール・シュー・オワーズ」に
車で連れて行ってもらいました。
有名な青い「オーベールの教会」の絵はここで描かれたのです。
オーベールの教会から歩いて数分の所にゴッホが住んでいた下宿「ラヴー亭」
があり、3階のゴッホの部屋は見学ができます。ゴッホはここでピストル自殺
をしたので、その後、借り手がいなくて困ったそうです。
ゴッホは死の2ヶ月前にこの田園風景が気に入って引っ越して来て、
土地の有力者ガシュ医師の家のアトリエで毎日制作に励みました。
(ゴッホが描いたガシュ医師の肖像画はオルセー美術館にある)。
見学をする人は、このような説明を2階の売店の片隅で聞いた後、
「ではどうぞ」と言われて階段を上り3階を見学するしくみです。
ゴッホがいつも奥の席で食事をしていたという1階の食堂「ラヴー亭」は、今、レストランになっています。ちょうどお昼どきだったので、食事をしました。伝統的フランス料理のコースで3500円位。ゴッホの時代の調度品をそのまま残していて雰囲気があり味もよかったです。特にデザートのタルトタタンが焼きたてでおいしかった~。
この写真が、実際のオーベールの教会。上の写真の絵とくらべて見てください。青い窓、赤い屋根ではなく普通の教会でした。。。
モネの庭 [絵が描かれた場所を訪ねて]
8月にパリの郊外、北西70kmにあるジベルニーというモネが傑作「睡蓮」を描いた庭に行きました。
絵と同じ睡蓮の浮かぶ池があります。
モネはここで朝、昼、夕と光が変わるたびに異なった表情を見せる睡蓮の連作を描いたのです。
庭師が7人いたといわれる庭はいろいろな色の花が咲き乱れ、実に美しい!
紫の花壇、白の花壇、赤の花壇、ピンク、黄色というように色ごとに別れた花壇もありました。
モネの家も見学できます。日本文化が好きだったとかで、部屋の壁には広重などの浮世絵が壁に飾られていますし、鹿鳴館時代のダンスの写真もありました。睡蓮の浮かぶ池には日本風の太鼓橋がかかっています。
花が咲いている季節4月~10月だけ公開していますが、多分5、6月が一番きれいでしょう。私の行った8月は枯れているものもあり最盛期を過ぎていましたから。
【追記】2007年5月21日
私が行った翌年、2006年6月、モネの庭が一番きれいな季節に行った友達の
送ってきた写真です。
睡蓮の池、遠くに太鼓橋が見えます。
そして、アイリス
これは私が行った時の写真。
モネの住んでいた家。中を見学できます。
※ Inatimyさんが、2011年6月にいらしたときの記事、ごらんください。
記事は、連続3回分あります。