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スコットランド美術館展とエジンバラ城 [展覧会(西洋画)]

 渋谷の東急Bunkamuraミュージアムで「スコットランド美術館展」を見てきました。
りんこうさんのブログ、りゅうさんのブログで読んで行きたいなと思っていたのですが、
なかなか時間がとれず、ようやく今日仕事帰りにまわりました。

はいってすぐが、この絵↓

岩の上にたつエジンバラ城。前が湖で城が要塞であるとすぐわかります。
エジンバラには一昨年の夏、「ミリタリータトゥー」というお祭りを見に行きました。
このお城が会場。夕暮れが迫る頃から始まります。

エジンバラ城を背景にバグパイプや太鼓のミリタリーバンドの演奏にあわせて、
行進やマスゲーム、ダンス、オートバイレースなど
が壮大に繰り広げられました。
衣装も色とりどりで美しい。臨時に設けられたスタンドで見物します。

夜、暗いところで迷うといけないからと初日にまずお城見学。
2日目も乗り物には何も乗らずひたすら町の中を歩いて見物。
私は旅慣れた友について歩いただけで、地図もガイドブックも見ず、
お宝がたくさんある「スコットランド美術館」の存在も気付かなかったのでした。

「スコットランド低地地方の川」という絵の前では、「お城へ行く道の横の川と同じ風景!」
とうれしくなりました。

りんこうさん、りゅうさんがほめていた ビドーの「公園の木々の道」
木の葉をじっと見ていると、やさしい風がふいているような感じすらしてきます。
光と風を意識しながらていねいにていねいに描いたリアリズム。

私の好きなジョン・エヴァレット・ミレイの作品がありました。
「Sweetest eyes」きりっとした瞳の少女です。遠くを見つめるまなざしが希望に燃えていて、
ゆったりとした衣装と手に持つスミレの花が可憐さと素朴さをだしている。

肖像画を描いたことが縁でマダムXと浮名を流し、パリを追われた画家サージェント作の
肖像画が出口近くで存在感を放っていました。クリーム色のレースが
襟元についた黒い
衣装の恰幅のいい夫人。
サージェントの作品は、ボストンの「イザベラ・ガードナー美術館」にたくさんあります。
もちろん、イザベラの肖像画も。

インテリアがおしゃれですよね。フランスの画家の作品は赤の布の上に、スコットランドの
場合は紫の布の上にとわけている。そしてタータンチェックのソファー。

ゆったりと温かい気持ちになれる絵がそろっていました。



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