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トゥーランドット [オペラ、コンサート、バレエ]

 トリノオリンピックでの荒川静香の優雅なスケーティングをうっとりと何回も見たので、
だいぶ前に見た
オペラ「トゥーランドット」の舞台を思い出していました。

2001年9月、新国立劇場で見た「トゥーランドット」の舞台の写真です。
舞台があくと、宇宙空間を表す青い照明の中央に巨大な銀色の球。
球の上にはお立ち台に乗ったお姫様がいるのです。
ものすごい高さですから、高所恐怖症のソプラノだったら歌えませんよね。

私がはじめて見た「トゥーランドット」は、1988年夏、ミラノスカラ座の引越し公演、
ディミトローバ(ソプラノ)、クラウディオ・アバド指揮、NHKホールでした。
演出がゼッフィレリだったので、幕が開いたとたん、金色にまばゆく輝く絢爛豪華な
紫禁城に目を奪われ、たちまちのうちに明の時代の中国にひきこまれました。
ゼフィレリは、貴族出身の映画監督ヴィスコンティの弟子ですから、宮廷や貴族
など重厚で豪華なものは得意です。

上の写真のように最近の「トゥーランドット」は、斬新な舞台装置がはやりで、映画
「初恋のきた道」の監督チャン・イーモウが演出したものも中国人ということで、
2,3年前に話題になりましたが、私はクラシックな
絢爛豪華ものがなつかしいです。

ちょっと昔の豪華な組み合わせ、サザーランド(ソプラノ)とパバロッティ(テノール)
の「トゥーランドット」のCD


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