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変わり行く日本語 [ケーキ、チョコ、和菓子、フルーツ]

 アメリカの大学で日本語の教授をしているY子が出張で日本に来た。
もう在米生活20年以上。あちらで結婚してアメリカ国籍。
出張の目的は、どこの大学に行った交換留学生が一番実力をつけたか、
つまり、どこの大学の日本語プログラムがよいのかを調べること。

 まずは、シャンパンで乾杯。「ルネ・ジョリィ」のRJ。

おこわ弁当とお刺身、その他、彼女の好きなものをデパ地下で調達。
Y子からのお土産はチョコレート。


トリュフが大きい!(笑)


ホワイトチョコとクランベリーのスコーン。
普通のテイクアウト用のプラスチック容器。これ、濃厚でおいしい。



さっそく、留学生たちに電話。結構長話。
「ねぇ、Taekoさん、今、学生からきいたんだけど、『やばい』ってどんな意味かわかる?」
「危ない?」「違うのよ~。『おいしい』っていう意味だって。Taekoさんも知らないの?」

「私の教えた日本語は古いし、使えないのが多いんだって。」
「たとえば?」
「”私はチョコレートを好きです”、主語+目的語+動詞って教えるんだけど、
日本では、”チョコレートが好き”って、チョコレートが主語になる、とか、
『そして(and)』は、会話では誰も使わないって、ほんと?」

なるほど~~、言われてみれば、ですね。
ここを読んでくださってる皆さん、どう思いますか?

Y子は、今日、早稲田大学に行く予定が、麻疹で学校閉鎖。
「PCでアメリカの大学のサイトに接続して仕事をしてるけど、『wordはどこ?』
と私の携帯に電話。Windowsマシンでも日本語表示に、戸惑っているようす。

普通に日本語で話してるのに、「Oh my God!」がはいるので、そのたびに私は
「あ~アメリカ人になったのね」と思ったのでした。


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アントワープ動物園 [旅行(ヨーロッパ)]

 今回もまた動物園のご紹介。
前回、動物園なんて、興味ない人多いかな、と思ったのに、結構、反響があったので、
行ってよかったアントワープ動物園のことを書きます。
アントワープはベルギー第2の都市。ダイアモンドの加工と画家ルーベンスで有名。
動物園は今年で164年と歴史が古く、駅のすぐ隣にあります。




小さくてよく見えないけど、ライオンが2頭。
駅の隣なので、後ろの赤いアーチの向こうは、列車の線路と駅舎です。


フラミンゴ。檻の後ろは、もうアントワープの街の道路。
だから、見えているイスラム風の建物は動物園とは、関係ありません。




ゾウ。後ろのゾウ小屋が、タイ風の装飾。




トラ。木にとまっているんですよ!

猛獣だけでなく、もちろん、鳥もいます。
クカブラ。「クカブラはゴムの木で愉快に笑う王様鳥。ラーフ、クカブラ♪
ラーフ、クカブラ、sits in the old gum tree」
という歌、知りませんか?
ほんと、うるさいんですよ。なき声(笑い声)がその辺中、響きわたる。



水族館もあります。これが水族館の入り口。
洞穴の向こうは原始の世界、という自然史博物館的なイメージ。
立体的な展示方法で楽しかったです。




ベルギーに行くには、パリからタリス号というIE(欧州間特急列車)に乗りました。
TGVは通ってないんですよ。


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パリの植物園、動物園 [旅行(ヨーロッパ)]

 パリの東側、セーヌ河畔、オステルリッツ駅のすぐ傍に、「植物園」があります。
もともとは、王室の薬草園だったものを1640年から開放、フランス革命以後は、
「国立自然史博物館」となり、植物園、動物園、博物館がある広い憩いの場。



は、博物館の入り口。「恐竜やゾウの化石がある」との説明を読んだ友達が
「ここは見なくていいわね」

↓は、植物園の入り口。はるか奥に王室時代の建物が見えます。

この季節(4月初め)に遠くからも目だって見えたのは、大きな桜の木。
「桜みたいだけど、違うわよね」
近寄ってみたら、yamazakura と札がついていました。
八重の山桜。盆栽のような造りです。

こちらは、satozakuraと名札。 日本の桜です。満開でした。



花壇の部分には、植えたばかりのチューリップがちらほら。
Ikesan、Inatimyさん のオランダのチューリップとは規模が違います。
http://blog.so-net.ne.jp/ikesan/2007-05-02
http://blog.so-net.ne.jp/inatimy/2007-05-04


今は、さみしい花壇だけど、バラの季節には、みごとな「バラ園」になるのだそうです。


次は動物園へ
オーストラリアの「ワラビー」
こんな広い庭に放し飼い。ワラビーはカンガルーの一種。



ツル。後ろに川のような水辺が作ってあります。
柵に近づいてきたので、撮りました。



モンゴルの馬。小屋がモンゴル風。

ダチョウ(オストリッチ)

ラクダ

ここの動物園は、猛獣が少なく、のどかな場所でした。


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連休は東京で [演劇、ミュージカル、Jazz]

 連休は遠出をせず、ずっと東京。
いろいろなイベントがあって楽しく満足な休日でした。
1、マリー・アントワネット(ミュージカル)
 かよりんさんpistacciさん が、このミュージカルに出ている山口祐一郎の大ファン。
いつもサイトが、「祐一郎様」話題でたのしく盛り上がっている。

私は、もともと、ミュージカルも好きで、山口様の舞台は、「オペラ座の怪人」を見たけれど、
背が高く声がすばらしかった。お二方は、熱心なファンなので、公演中、何回も足を運んでいる。
私は、山口様の魅力に気づかず、過ごしていたのだろうか?まずは見て見ないと、、。
遠藤周作の原作本を読んだ友達を誘って、帝劇へ出かけた。

端の席だけど、前から6番目。舞台がよく見える。中央列はびしっと満席だが、両端は空席がある。
マリー・アントワネットは涼風真世。宝塚時代87年の「Me & My girl」を、N嬢が取引先からもらった
招待券で4人で見て、主役の涼風真世がキュートで印象に残った。前から3列目で、まわりは宝塚OGと
いう容貌の人たちばかりだった。その後、宝塚ファンの父につきあって行った「ベルバラ」、オスカル
役で大人気。さらに市村正親の「She loves me」を青山劇場に見に行ったら、相手役が涼風さん。
透明感があって、さらりと役に溶け込み、すてきな女優さん。  

舞台があくと、まず、黒いマント姿の山口さん登場。これから始まるお芝居の説明を歩きまわり
ながら、浪々と歌い上げる。劇場全部が彼の声に包まれる。すばらしい!つまり、山口さんは、
劇の進行係。次、どうなっていくのかを歌で説明する。この役は、他の人にはできないな、と
思った。で、、私はアントワネットの恋人、フェルゼン役の「今拓哉」の方が役柄がいいせいか、
すてきだと思った。

2、ラフォール・ジュルネ(熱狂の日
 有楽町の国際フォーラムを会場に連休の間、1時間というミニコンサートが一日数回
行われる。「小曽根真と井上道義指揮の東京都交響楽団、ガーシュウィン」のチケットを
友達が並んでとってくれた。
 ガーシュウィンにあわせて、井上道義もサファリ模様のカジュアルスーツ。
はじめがピアノソナタ、次、代表作のラプソディ・イン・ブルー。すばらしい演奏だった!

小曽根真は、日本を代表するようなジャズピアニスト。だいぶ前に青山のジャズライブハウス
「ブルーノート東京」で、聴いたことがある。その時のチケットは6000円くらい。今回は
オーケストラつきで2000円。
会場は、ホールA、5000人収容の大ホール。だから2000円で出来るんですね。


3、ごはんにおよばれ
 ピンクのハートのラベルのシャンパン「ジャニソン・バラドンのヴァンドヴィル」を持って行く。
このシャンパンを、シェリーさん がブログで紹介なさったら、julliezさん が、「仲良しの生産者の
おいしいシャンパンですよ!」とコメント。
私もいつか飲みたいと、買っておいたので、この日持参。
ちゃんと、シャンパンとワインにあわせたオードブルが用意されていた。(下の写真)
レバーペースト、ハム、カッテージチーズ、カマンベールチーズ。

さわやかで軽く、ほんのり酸味と果実の香りのシャンパン。
少し時間がたつと酸味がなくなりました。

4、R子さんのお墓参りと会食
 多摩墓地のあとは、JR中央線「西荻窪」駅前、フランス料理の老舗「こけしや」。
レトロな雰囲気で値段が手ごろ。駅前で集合にも便利。6人だったので個室にした。
仲良しの面々なので、「ブログにのせる写真は撮らないの?」 と言われて。。(苦笑)

5、友達とランチ
 新宿ルミネ「エスト」の8F「アラポルト」、イタリアンで有名なシェフ、片岡護の店。
さすが!パスタがとてもおいしかった。Aとのランチ、久しぶり。

 6、六本木の「東京ミッドタウン」で買ったジャム
 ミッドタウンにベルギー王室御用達のジャム屋さん「Belberry」 という店があった。
混んでいたので、「おいしいのかな?」と、のぞいてみる。
「どれが一番人気ですか?」「ブラッディオレンジですが売り切れました」
ブラッディオレンジは、シチリア産の赤いオレンジ。ジュースを飲んだことがある。
で、2番人気の セビリアオレンジのマーマレードを買う。1890円。

私が今まで食べた中で一番おいしいマーマレード。2日でなくなりました。



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ぜいたくな夜 [シャンパン・ワイン・ビール]

 3月の「葡萄組」会合。
「まだ記事アップしてないわよね」、、、はい、私が書くことになっていました。
では、遅ればせながら。。

TT嬢がお父様のお誕生日のため、欠場。
「じゃ~、3人で、軽く、ね」、と、1本づつ持ち寄り。
私は、雑誌「BRUTUS」のRMシャンパン特集で、5位になったジョリー
(JOLY-CHAMPAGNE)、yk2さんは「セルジュ・マチュー」(Serge Mathieu)。
セルジュ・マチューは、葡萄組のcdmせんせが、「ぜひ、飲んでほしい」とおすすめの
オーブのエース。飲めることになってうれしい。

場所は、持込可の定例会場、自由が丘「ル・シャポン」。
Ju嬢は、↑の写真の「ブルーノ・ミッシェル」持参。


ブルゴーニュの赤ワイン、「ヴォーヌ・ロマネ」、yk2さんがお店に預けておいた非常用にまで
手を伸ばし、3人で4本。

 

お料理は、前菜に旬のイタリア産「白アスパラガス」
白アスパラはゆでてソースを少しかけたもの、2本だったので2種類のソース。
大きくて立派。白いアスパラは、フランスの静物画の題材によく登場する。

これは、マネが「アスパ ラガス1本」を描いた有名な小品。アスパラガスは春を告げる食材。

今年の1月にオルセー美術館で、「レモン」と並んでかけてあった。
共に2号(ハガキ2枚)くらいの大きさで、本当に小さい。

さて、お料理に戻ると、
次のお皿は、アンチョビソースであえた黄身を詰め物にしたゆで卵。
濃厚な味でおいしい。シャンパンによく合う。



タルタルステーキ+フレンチフライ(ポテト)
デザートまで行かず、ずっと飲んでたみたいです。
他の人が何をとったのか、、忘れました。

セルジュ・マチューのこれは、テット・ド・キュベ。テットは頭の意味だから、高級バージョン。
ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%のコクがある味。
りんごの香りがさわやかでおいしかったけれど、置いておくと、さらにどんどん
甘みがでてきて上等な白ワイン。だから、冷やしすぎないように、とのこと。

ブルーノ・ミッシェルは、ピノムニエ50%、シャルドネ50%。
注目のビオ・ディナミ。これもさわやか系。フレッシュで香りがよく、エレガント。
すいすい飲めます。

セルジュ・マチューもビオ。(英語のバイオ、有機栽培)

で、ジョリーは、、、あまり覚えがなくて。。。

ヴォーヌ・ロマネは、有名なロマネ・コンティと同じ村。
「ブルゴーニュの赤、おいしい!」と、感動しながら飲みました。

やっぱり、すぐ書かないと、ダメですね。(反省)

この日、何が話題だったかも覚えてないけど、楽しかったことは覚えています。
J嬢から、シャンパーニュ地方名物のボンボンショコラをもらったことも、ね。
ひとつ、ひとつ、違うお酒がはいってて、そのお酒が高級でいい香り♪
あ~だから、デザートをとらなかったのでした。

ぜいたくな夜でした。


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モネ展と、レストラン「コッポラ」 [展覧会(西洋画)]

 *レストラン「コッポラ」は閉店しました。

六本木の国立新美術館に「モネ展」を見に行った。
モネは、作品数が多いので、いろいろな美術館で見れるけれど、これだけ一同に
そろうのは珍しいと聞いていたが、そのとおりだった。

 ぱっと目に留まったのが、この絵

初期の作品で、マネ風。

 上の絵の5年後には、モネ独自の画風で、「カミーユ、ジャン、乳母」
カミーユはモネの奥さん、ジャンは長男。
乳母がいるということは、当時のモネの暮らし向きがよかった、ということで、
庭も手入れが行き届いていて庭師がいたらしい。

 代表作のひとつ、「日傘をさした婦人」は、原画となるデッサンが横に展示してあった。
(「日傘をさした婦人」と「睡蓮」は、私のオルセー美術館の記事にあるけれど、写真がぼけぼけ)
http://blog.so-net.ne.jp/taekoParis/2007-01-22

 季節と時間の違う「積みわら」シリーズを4枚、並べて展示してあるのも、興味深かった。
4枚も並べて比較して見ることは、普段、なかなかできない。

モネが住んでいたパリ郊外のジュベルニーには、当時、「積みわら」(脱穀前の麦の穂を
積み上げたもの)が至る所に点在していた。
「積みわら」の中にうづまるように、親子がいるのが、見えますか?(大原美術館蔵)

「夕日のつみわら」(埼玉県立美術館蔵)(左)と「雪のつみわら」(ボストン美術館蔵)(右)

1枚目の「積みわら」の遠景のポプラ並木の規則性のおもしろさを追求した
「エプト川のポプラ並木、風の日」
色彩の階調がすばらしい。色彩で遠近を表すことを試みたそうだ。

 この展覧会の公式サイトは
http://www.monet2007.jp/

 連休の谷間、5月2日に行ったのですが、すごく混んでいました。
モネの絵は遠くで見た方がいいものが多いけれど、背が高くないと。。。
私には絵の半分から上しか見えないものもありました。
でも、不満に感じないのは、それだけ、すばらしい展示だったからでは。

☆☆☆☆☆

 展覧会のあと、ランチは最近オープンした「東京ミッドタウン」に行く。
美術館から歩いて、5分もかからない。
たくさんお店があるので、案内パンフを見ながら、「どこにする?」と迷う。
「とりあえず歩いてみよう」と友達が言うので、奥に進む。イタリアンのオープンキッチンで、
よさそうな雰囲気の所。並んでいるけれど、ま、しかたない。

こんなワイナリーがついてるんですもの。(携帯写真でピンボケ)

なんと、コッポラのワイン!
映画監督のコッポラが、サンフランシスコにワイナリーを持ち、ニューヨークでレストランを
経営していることは、DSilberlingさんのサイトで読んだばかり。
http://blog.so-net.ne.jp/filmmania/2007-05-01

(パンフの写真です)

上の写真のワインセラーを通りぬけると明るいガラスばりの空間。天井が高いモダンインテリア。
ランチは2800円で、「前菜、ピザまたはパスタ、主菜」。選択肢はそれぞれ2種類だけ。
ピザを友達と違う種類で頼んだのは正解。かなり大きいので同じ種類だったら飽きてしまう。
ワインは、この写真にあるPINO NOIR (グラス1200円) が、軽い酸味の若い華やいだ味、
ジンファンデル(GINFANDEL)は、どっしりした味、どちらもよかったです。

<追記>
2年前の夏、パリの郊外、ジュベルニーへモネの庭を見に行った時の記事です。
http://blog.so-net.ne.jp/taekoParis/2005-09-11


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