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モネ展と、レストラン「コッポラ」 [展覧会(西洋画)]

 *レストラン「コッポラ」は閉店しました。

六本木の国立新美術館に「モネ展」を見に行った。
モネは、作品数が多いので、いろいろな美術館で見れるけれど、これだけ一同に
そろうのは珍しいと聞いていたが、そのとおりだった。

 ぱっと目に留まったのが、この絵

初期の作品で、マネ風。

 上の絵の5年後には、モネ独自の画風で、「カミーユ、ジャン、乳母」
カミーユはモネの奥さん、ジャンは長男。
乳母がいるということは、当時のモネの暮らし向きがよかった、ということで、
庭も手入れが行き届いていて庭師がいたらしい。

 代表作のひとつ、「日傘をさした婦人」は、原画となるデッサンが横に展示してあった。
(「日傘をさした婦人」と「睡蓮」は、私のオルセー美術館の記事にあるけれど、写真がぼけぼけ)
http://blog.so-net.ne.jp/taekoParis/2007-01-22

 季節と時間の違う「積みわら」シリーズを4枚、並べて展示してあるのも、興味深かった。
4枚も並べて比較して見ることは、普段、なかなかできない。

モネが住んでいたパリ郊外のジュベルニーには、当時、「積みわら」(脱穀前の麦の穂を
積み上げたもの)が至る所に点在していた。
「積みわら」の中にうづまるように、親子がいるのが、見えますか?(大原美術館蔵)

「夕日のつみわら」(埼玉県立美術館蔵)(左)と「雪のつみわら」(ボストン美術館蔵)(右)

1枚目の「積みわら」の遠景のポプラ並木の規則性のおもしろさを追求した
「エプト川のポプラ並木、風の日」
色彩の階調がすばらしい。色彩で遠近を表すことを試みたそうだ。

 この展覧会の公式サイトは
http://www.monet2007.jp/

 連休の谷間、5月2日に行ったのですが、すごく混んでいました。
モネの絵は遠くで見た方がいいものが多いけれど、背が高くないと。。。
私には絵の半分から上しか見えないものもありました。
でも、不満に感じないのは、それだけ、すばらしい展示だったからでは。

☆☆☆☆☆

 展覧会のあと、ランチは最近オープンした「東京ミッドタウン」に行く。
美術館から歩いて、5分もかからない。
たくさんお店があるので、案内パンフを見ながら、「どこにする?」と迷う。
「とりあえず歩いてみよう」と友達が言うので、奥に進む。イタリアンのオープンキッチンで、
よさそうな雰囲気の所。並んでいるけれど、ま、しかたない。

こんなワイナリーがついてるんですもの。(携帯写真でピンボケ)

なんと、コッポラのワイン!
映画監督のコッポラが、サンフランシスコにワイナリーを持ち、ニューヨークでレストランを
経営していることは、DSilberlingさんのサイトで読んだばかり。
http://blog.so-net.ne.jp/filmmania/2007-05-01

(パンフの写真です)

上の写真のワインセラーを通りぬけると明るいガラスばりの空間。天井が高いモダンインテリア。
ランチは2800円で、「前菜、ピザまたはパスタ、主菜」。選択肢はそれぞれ2種類だけ。
ピザを友達と違う種類で頼んだのは正解。かなり大きいので同じ種類だったら飽きてしまう。
ワインは、この写真にあるPINO NOIR (グラス1200円) が、軽い酸味の若い華やいだ味、
ジンファンデル(GINFANDEL)は、どっしりした味、どちらもよかったです。

<追記>
2年前の夏、パリの郊外、ジュベルニーへモネの庭を見に行った時の記事です。
http://blog.so-net.ne.jp/taekoParis/2005-09-11


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