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オペラ「フィガロの結婚」 [オペラ、コンサート、バレエ]

 秋はオペラやコンサートが多い季節。
一昨日行ったのは、新国立劇場でのオペラ「フィガロの結婚」の初日。



 舞台の小道具も衣装も黒白のモノトーンでまとめた斬新な演出。
この写真は照明で壁が茶っぽく見えるけれど、実際は壁も白。

 「フィガロの結婚」のストーリーは、18世紀のスペインの伯爵の屋敷が舞台。
今までの舞台演出は、その時代の伯爵の家と一見してわかるものが多かった。
夜、暗い庭園で、伯爵が若いスザンナと自分の奥さんを間違えて口説いてしまう場面も、
尤もと思えるほどに暗かった。
ところが、今回の新演出は、夜の庭もさほど暗くない。奥さんとフィガロの婚約者スザンナ
を間違えるなんて、ありえないと思えてしまう。
新演出は、時代を超えた「フィガロの結婚」にしたかったのだという意図はわかるが、、。

 これは、モーツァルトが30歳の時、作曲した喜劇のオペラ。
「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」など、有名な旋律のアリアがたくさん歌われる。
上演時間は、3時間20分(休憩30分)

 伯爵夫人のコヴァレヴスカが美しく、豊かな声量で、みごとだった。
ケルビーノ役の林美智子、のびのびとした歌と演技でこれからが楽しみ。
フィガロ役のレガッツオは、軽妙な感じをうまく出していた。

公演は、あと、23日(火)夜、27日(土)昼の2回。


★★★
↓ 友達のコンサートの時の舞台の花をもらったもの。
やはり、蘭は立派で長持ち。

 


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