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アンカー展 [展覧会(西洋画)]

 「アンカーって?」、全く名前を聞いたことのない画家でした。
19世紀スイスの画家で、スイスでは国民的な人気だそう。
広告の絵↓がかわいかったし、家から近いBunkamuraなので、行ってみました。

   

 アンカーが描くのは、自分の村の子供と老人。
この時代のスイスの農家は、大人が働き、老人が孫の面倒を家でみていたそう。
↓こういうのが日常的な光景だったんですね。

 ↓子供が外で遊ぶようす。しろつめ草で花環を作っています。

 「リスの追跡」という絵は、森の中、「しっ、静かに」と口に人さし指をたてて、忍び足で
リスを追う男の子たちの動きが感じられる絵でした。

↓学校の遠足は、この時代から始まったそうです。



 「試験」という教室で、黒板を囲む絵もありました。
「子供には遊ぶ素材、おもちゃが必要」と考えていたアンカーなので、
指人形、ドールハウス、シャボン玉、あやとり、ドミノなどいろいろな遊びに興じる
子供たちが描かれていました。

  静物画もありました。シャルダン風です。
この写真では、はっきり見えないけれど、ティーカップはロイヤルコペンの今もある柄でした。

 子供たちを描いた絵は売れないので、アンカーは肖像画で生計をたてていました。
↓自分の娘の肖像画。学校へ行く服装というのは肖像画としては珍しい。

 男の子の絵もあったのですが、男の子は、いまいち可愛くないんですよ。

どの絵も絵本の挿絵を見ているかのようで、心なごみます。

   ☆東京・渋谷Bunkamura ミュージアムで、1月20日まで。


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クリスマス3連休 [シャンパン・ワイン・ビール]

 メリークリスマス!

 クリスマス三連休。
東京新宿オペラシティでのコンサートに行き、ようやくツリーを見た。
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  夜、クリスマスディナー。
大好きなシャンパン「ベレッシュ」BERECHE。
次も好きな「ルネジョリのロゼ」
他にも、「ドメーヌ・パランのブルゴーニュ」と、○○と××と飲んだけど、名前忘れ。。

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 もらったプレゼント。
ゴディバのクリスマスパッケージはいつもおしゃれ。
トリュフにまじって、クリスマスツリーやスノーマンもはいっていた。

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 ムンクの明るい晩年の太陽が思い浮かぶ花柄カップ。
デザインされた曲線がシャープ。朝の柔らかい光に似合う。ビレロイボッホ。

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 これも「NOEL」(クリスマス)と書いてあるカードつき。
バラの香り。
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 そして今晩は、友達が来る。
以前は、いっしょにクリスマスの祝杯をあげていたけれど、ひさしぶり。
学生時代には、酔っ払って、お花屋さんに柵を越えて侵入し、「はい、taekoさんプレゼント」
と鉢植えの花をかかえてきたこともあったっけ。

 

 友達の奥さんが何か作ってきてくれるので、私は飲み物とオードブル担当。
有名なバカラのシャンデリアを見ようと、ガーデンプレイスの三越に買出しに行った。

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 ツリーを今から買うのもねー、、だからクリスマスクロスで代用。
今晩は昔のレコードを聴いてみよう。
「もろびとこぞりて」のあとは、パバロッティを偲んで。。

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 シャンパンとワインを準備。
ルネ・ジョリのRJ、気に入ってくれるといいけど。
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ザ・ペニンシュラの中華料理 [レストラン(中華)]

 香港で一番古いホテル、「ペニンシュラ」が東京・日比谷の交差点の角という好立地に
オープンして、3ヶ月半になる。 さっそく行ってみた。
先日、pistacciさんのブログに写真が登場していたロールスロイスが玄関の車寄せに
鎮座していた。ウェディングの送迎用?

 はいったところすぐがコーヒーハウス。通る人からこんなに見えるところでお茶するのは、
私は好きじゃないけど、待ち合わせには便利だと思う。
 2階にある中華料理「ヘイフンテラス」のランチに行った。
11時半の予約で、10分早くついたら、入れてもらえなかったので、入り口の写真を撮る。


 インテリアは木の鳥かごを随所につるし、壁に中国風の金文字の額を配したリビング風。
庭園をイメージしているそうで、格式ばっていないので、くつろげる。

 ランチは、4200円と6860円の2コース。6860円にする。

①前菜  皮にほうれん草がはいった海老餃子、海老しゅうまい、焼き豚、焼き鴨、くらげ。
 前菜に温かい点心がいっしょに盛られてくるのはめづらしい。

②ふかひれ餃子入りスープ(写真忘れ)
③銀鱈、湯葉、青梗菜のチキンスープソース



④小海老、いか、たけのこ、青豆、松の実炒め

⑤牛肉角切り、筍のあんかけうどん


⑥タピオカ、グレープフルーツのマンゴウミルク

 日本の素材で、広東料理というコンセプトだそう。
だから、うどんや湯葉を使っている。
全体に軽くあっさりと仕上がっているので、夕方にはおなかがすいた。

 香港のペニンシュラ・ホテルはチョコレートが有名で、私もおみやげにいただいたことがある。
地下にケーキ、チョコレート、ペストリーを売るショップがあったので、クリスマス仕様の
チョコレートバーを買って帰った。


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ノイエ・ピナコテーク [外国の美術館、博物館]

 半年前にミュンヘンの代表的な美術館、「アルテピナコテーク」の記事をのせて、
次、「ノイエピナコテーク」と思ったまま、今年も終わってしまいそうです。
ドイツ語で、アルテは古い、ノイエは新しいという意味なので、ノイエピナコテークは
近代美術館です。

堂々とした造りで、近代美術館らしく正面に彫刻があります。
これは左側の建物部分です。やはり池に彫刻があります。


この美術館は、有名な作品をたくさん所蔵していますが、そのひとつは、

中央にあるゴッホの「ひまわり」です。

 

 私が気に入ったのは、マネの「アトリエでの朝食」
中央の若いしゃれた格好の男の人が遠くからはっきり見えるほど
インパクトがあります。黒にもいろいろな種類があるといいますが、これは漆黒のジャケット。
気取った表情がなんともいえません。

 

他に セザンヌの「静物画」。静物画(Still Life)というタイトルで、私がタイトルを忘れた
わけではありません。中国から来たような古いたんすと、その左の掛け軸と、新鮮な
桃との対比、壷の緑がアクセントになって、見飽きない絵でした。
  

 Bunkamuraの展覧会「スイス・スピリッツ」で見て以来、セガンティーニのスイスの景色
も私のお気に入り。独特のタッチで澄んだ空気が表現されています。

 20世紀になってからの作品は、「モダン美術館」ができて、そちらにあるため、
ここは、印象派の絵をはじめ、なじみのある作品が多いです。

 チケットにはモネの「アルジャントゥイーユ橋」が使われていました。
とても見やすい展示なので、また行ってみたい美術館です。

 ☆りんこうさんが、ここにいらした記事に、他のいろいろな作品が紹介されています。


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天国と地獄(オペラ)、とうふ屋「うかい」 [和食の店]

 ちょっと前のこと、11月22日に二期会のオペラ「天国と地獄」に行った。
日生劇場で、A席だったが、前から8列目。それほど端でもなく見やすい位置。
新国立劇場や帝劇でこの位置だったらS席。

       

 日本語での上演でわかりやすい。テンポも速く素直に笑って楽しめる。
出演者もみな歌がうまく安定感があり、演技も上手。
日本のオペラもうまくなったなぁと思う。

 運動会や「カステラ一番、電話は二番♪」のCMで有名な曲にあわせての
フレンチカンカンでのフィナーレは楽しいショー。

 衣装は、数ヶ月前に亡くなったモデルの山口小夜子担当。
世界中のいいものを見て歩いた経験とセンスを生かしての上品で斬新な衣装だった。


 

 その数日後、八王子の「とうふ屋うかい」に行った。
八王子駅からタクシーで800円くらいの場所。みやびな江戸時代の料亭という感じの造り。
↓「とうふよろし」と書いてある幕の横が門。

 
 お料理は、季節感を出してこんな感じで始まった。↓

 
 揚げたての「油揚げ」。
木箱にはいっている薬味(みょうが、高菜、花かつお)と、おしょうゆで食べる。


 パリから帰国中の友達Eのお姉さまが、ごちそうしてくださった。
Eが、「彼(フランス人)に見せるから、お料理の写真撮ってね」と言う。
初めは撮ったけど、ワインを飲み始めたら、すっかり忘れてしまった。
個室で写真撮りやすかったのに。。


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アトリエでの展覧会とワイン [シャンパン・ワイン・ビール]

 土曜、日曜とplotさんのアトリエでの展覧会に行きました。
2日間だけの開催で、5時からはワインタイム。

 「不在の晩餐」というタイトルの絵とそのデッサン画が中心。
イエス不在の現代のさまざまな12人が食卓を囲んでいる絵。

 4月に展覧会場で人々の目を惹いていた大きな絵の「不在の晩餐」、
、フィレンツェの港や人物画、「カフェロトンダ」など、壁に飾られている
洋一さんの絵は、国も時間も超えた特別な世界へいざなってくれます。

↓これは、私が青が気に入って買った小さい作品です。

     


絵に囲まれた空間で飲むワインは格別。
テーブルの上には、料理研究家のメイコさんお手製のおつまみが並びました。

 

☆ 土曜日は、イタリアワインではじまりました。
       

 次、J嬢が持ってきてくれた白ワイン。美人姉妹が造る「サヴィニ」ルイ・シュニュ。
オレンジ色のくちびるのようなマーク。
「下手なシャンパンよりずっとおいしい」とJ嬢の言うとおり、酸味のないふくよかな味。

 さらにその次も、J嬢が持ってきてくれたジャニソン・バラドンの「ヴァンドヴィル」。
ピンクのハートのラベルが可愛いシャンパンです。
造り手が若いせいか上品だけど、コクもあって元気のある味。↓

         


終盤にいらした方の差し入れのシャンパン。
「ノスタルジー」 1995年。
とても香りが強い。果実の香りだけでなく樽の香りも。
この香りに埋もれるのもよさそう。

     


☆ 日曜日、J嬢が「taekoさん、お誕生日だから」と、ジュブレイ・シャンベルタンを
持ってきてくれました。「ジュブシャン」と言ったら、「それはヤクザな言葉だから、
ジュブレイって言う方がエレガント」と教えてもらいました。

 右はフランスでワイン学を修めた日本人の仲田コウジさんが造る「クレマン・ド・ブルゴーニュ」
のロゼ。仲田さんのサムライ・ヌーボーもこれの色違いのラベルです。

写真はないけれど、yk2さんが持ってきてくださった、おじさんの顔のイタリアワイン
、ディエボーレも飲みました。おじさんは群集写真でしたけど。

りんりんさん、にこちゃん、いらっしゃれなくて残念でしたね。
シェリーさ~ん、ってよんだけど、きこえましたか?
paceさん、今度はお店に伺いますね。


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