SSブログ

ラ・ボエームとミュージカル「RENT」 [オペラ、コンサート、バレエ]

 オペラ「ラ・ボエーム」を新国立劇場に見に行った。
「ラ・ボエーム」はプッチーニの作曲。「フィガロの結婚」「魔笛」「カルメン」
などと並んで非常によく上演されるので、私も何回か見ている。

(パンフレットの写真)

 1830年頃、パリの屋根裏部屋に暮らす貧乏な絵描きロドルフォとお針子ミミの
恋の物語。ロドルフォの友人に詩人、音楽家、哲学者がいて皆、貧しいけれど、
明日に希望を抱いて生きている。
 私が初めて聴いたロドルフォは、レコード時代のパバロッティ。ミミはサザーランドだった。

  演出は、粟国淳。幕が開くと、大きなパネルに1830年代のパリの町の絵が映し出され
観客をその時代に誘う。パネルは1,2分で消え、舞台が現れる。
 クリスマスの賑わいの街頭は人々が移動するのでなく、建物のセットを前後や左右
に移動させ、立体感を出していた。
 ロドルフォは佐野成宏、ミミはスペインのソプラノマリア・バーヨ、マルチェロは
イタリアのドメニコ・バルザーニ。

 私は同僚と行ったのだが、偶然、仲良しのN夫妻に会い、幕間にいっしょにお茶。


さて、話、変わって、2007年に、ニューヨーク・ブロードウェイで見たミュージカル
「RENT」 のプログラム ↓

 

 「ラ・ボエーム」の舞台を20世紀末のニューヨーク、イーストヴィレッジの芸術家たちに
置き換えたのが、ミュージカル「RENT」。主人公の名も同じミミ。
「RENT」は、ブロードウェイのネダーランダー劇場で11年間ロングランの人気作品。
オペラ劇場と違って、芝居小屋に近い小さな劇場なのが予想外だった。
↓はじまる前の舞台を撮った写真。
 ロジャーとマークがいっしょに住んでいるアパートの一室が見えている。幕がない。



 はじめは英語が聞き取れなかったが、だいじなせりふははっきり言ってくれるし、
ストーリーを読んであったので、なんとか。
小さな劇場なのでダンスが間近で迫力があった。上手!


nice!(32)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート