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箱根ラリック美術館 [日本の美術館]

 箱根での2日目、念願のラリック美術館に行った。
前回、箱根に来たとき、間違えて、「ガラスの森美術館」にはいってしまった
のだ。なんかおかしいな、と思いつつ、最後まで見終わり、出口で
「ルネ・ラリック美術館」という広告を見て、違う所と気づいたのだった。

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 [右斜め上]
 これがラリックの代表作。ショーウィンドウの飾り。
ラリックは、アール・ヌーボーを代表するガラス工芸作家のガレより、14年あとに生まれ、
16歳で宝飾細工師に弟子入りし、大胆なデザインのブローチなどで人気を博する。

 その後、香水商コティとの出会いで、香水瓶をガラスで制作し、以後、花器などのガラス工芸
にとりくむ。ガレ作品との共通点は、ガラス工芸にある。

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 [右斜め下] ガラスに肉厚の高浮彫を施した花器。「つむじ風」
       日本の茶道具の「なつめ」の形で、唐草風だが、風をイメージした模様。

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 アール・ヌーボーからアール・デコへという時代を反映して、ラリックは室内装飾に幅を広げる。
[右斜め下]これは、暖炉の上にデザインされたガラス壁面が中心の室内装飾。ランプの形も線が美しい。
  元浅香宮邸の東京都庭園美術館を思い出す。浅香宮邸もラリックによる室内装飾である。

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 ラリックのデザインしたガラスのカーマスコット(ラジエーターのキャップ)は、
それまでの金属製にとって代わり、お金持ちの間で大人気になった。

 入口に展示してあるクラシックカーに、ラリックデザインのカーマスコットが
ついているけれど、この写真では、わかりにくいですね。

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 この美術館の経営者は、カーマスコットに魅せられて、ラリックのコレクションを
はじめたのだそう。クラシックカーもたくさん所有しているので、展示をしている。

 ランチは、別棟のレストラン、赤いパラソルの下で。緑が美しい。

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 [右斜め上]意外においしかったのが、地場の野菜のフライ。衣が薄くて軽かった。

 ☆ bonheurさんが、このラリック美術館とポーラ美術館にいらしたときの記事
    合わせてお読みくださると、いっそうよくわかると思います。

       私のポーラ美術館の記事はこちら。


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