中近東文化センター [日本の美術館]
友達が「チケットを2枚もらったんだけど、車じゃないと不便な場所なので、いっしょに」
行く先は、東京都三鷹市にある中近東文化センター。
ICU(国際基督教大学)、調布飛行場(大島行きの飛行場)、東京天文台のそば。
どんよりした冬の日の午後、寒そうな感じ、わかりますか?
「みたかむかしの中近東」三鷹と見たかをかけてるらしいが、おもしろいとは言い難い。
中近東もようのタイルを壁面にあしらって、イスラム風。
古代メソポタミアの神殿をイメージした設計とのこと。
展示室にはいると、まず見えるのは、青いカバ。「愛称ルリカ」と名前がついていた。
ここのスターなんですって。yk2さん、ぜひ、見に行ってください(笑)。
エジプトは中近東なので、エジプトものが数点あり、イランやトルコの水差し、皿、
工芸品などが並んでいた。展示品の数は多くないが、小学生でもわかるような噛み砕いた
説明書きに、「なるほど!」と新たにわかることが多かった。
特に、興味深かったのは、「パンの歴史」。小麦からパンを作ることを昔の人は、
どうやって思いついたのだろうと常々考えていたが、展示されている昔の大きな石臼
を見て納得。小麦そのままでは固くて食べられないから、石で砕いてみるのは当然。
カフェが併設されているが、金・土曜日しかあいてないので、中庭で、缶コーヒーを
買って休憩。透明プラスティックのガーデンチェアー。
季節的に花がひとつもなく、さみしい。
企画展の「発掘と解読の物語」、これがおもしろかった。
シュリーマンがトロイ発掘を志すきっかけになった子供のとき読んだ本、
「子供のための歴史書」が、展示してあり、挿絵つきなので、この絵で想像力をかき
たてられたのねと、身近に感じた。
昨年のエジプト展で興味をもったシャンポリオンの象形文字の解読もおもしろ
かったし、アラビアのロレンスが実は優秀な考古学者だったことなど、私的には、
「なるほど~」と感心することが多く、おもしろかった。
特に、感激したのは、「死海文書」という昔の聖書(レプリカ)。巻物の聖書が
収められていた壷も展示してあった。
この辺りには、お茶する場所もないので、吉祥寺の東急の中の「アフタヌーンティ」
で、アフタヌーンセット、1500円也を頼んだ。3種類ケーキが選べる。
おいしそうに見えるでしょ。でも、プリン横のクリームが植物性なので、健康的かも
しれないけど、私は不満。手前の、柚子風味のヨーグルトケーキ、これも柚子、ヨーグルト、
スポンジ(カステラ)ケーキの組み合わせは、合わなかった。。きっと選び方が悪かった
んでしょう。以前、ここの苺のショートケーキや白桃のタルトはおいしかったから。