パリでオペラ [オペラ、コンサート、バレエ]
ポルトガルの帰りは、パリに3泊した。
まず、全員で、バスティーユ・オペラ座へ「ドン・カルロ」を見に行った。
チケットは、ネットで予約をしたら、パリから航空便で自宅に送られてきた。
ひとり4枚までしか予約できないので、座席は、3か所に分かれた。
バスティーユのオペラ座は、1989年に完成。オペラの公演は、ここで行われ、
昔からの「オペラ座」(オペラ・ガルニエ)では、バレエの公演が行われている。
ロビーで、記念撮影。飾ってある青いオブジェ、頭のない翼を広げたNIKEのような
のは、私の好きな「ニキ・ド・サンファル」の作品。 (拡大写真)
きょうの「ドン・カルロ」は3幕。2回休憩があって、4時間の舞台。
私が今まで見た「ドン・カルロ」の舞台は、重々しいものだったけど、今回は明るい舞台。
大道具が少なく、シンプル。
荘厳な管楽器の響きが鳴り終わると、修道士の合唱が聞こえてくる。
ドン・カルロは実在の16世紀のスペイン王子(テノール)。父フェリペ2世(バス)は、無敵
艦隊を率いて領土を広げた権力ある王。フェリペ2世は、カルロが結婚を誓ったフランス
王女のエリザベートと、再婚する。驚くカルロだが、父王には逆らえず、親友ロドリーゴに
相談をする。一方、カルロに想いを寄せるエボリ皇女は、、。
<出演者>
Giacomo Prestia Filippo II
Stefano Secco Don Carlo
Ludovic Tézier Rodrigo, marchese di Posa
Victor Von Halem Il Grande Inquisitore
Balint Szabo Un Frate
Sondra Radvanovsky Elisabetta di Valois
Luciana D’Intino La Principessa Eboli
Jason Bridges Il Conte di Lerma
アリア、二重唱がたくさんあって、ドラマティックですばらしい。
私が特に好きなのは、ドン・カルロとロドリーゴの二重唱「Dio che nell'alma,,」
ドン・カルロを取り巻く人々は、絵画にもよく出てくる。以前に「パルマ展」で見た
「アレッサンドロ・ファルネーゼを祝福するパルマ」の絵を思い出した。
終演は11時過ぎ。外へ出て、隣の建物のカフェにはいった。
広い店内。オペラ帰りだけでなく、いろいろな人たちが、食べたり、飲んだり、
していた。
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