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パリの朝市(池袋) [閉店した店]

 ここの記事を書くのは3回目。(前記事は、ここ
おいしくて、静かなので、親友歌姫と私の定番だけど、今回初参加の広尾族M子さんから、
「池袋なんて、はじめて降りたわ」と言われてしまった。ピアニストFも来てくれた。
駅直結の池袋・東武デパート15Fにある。

 アミューズは、ずわいカニと冬瓜の冷製、ゼリー寄せ
前菜は、うなぎの網焼きと夏野菜、バルサミコソース

 zennsai.JPG unagi.JPG

 北海道産スイートコーンの冷たいスープ 
長崎のメジナのポアレ ズッキーニとトマトのコンフィ添え

soup.JPG  poisson.JPG

 beef.JPG desert.JPG

 牛肉の煮込み、野菜添え。
デザートは、7種類のワゴンサービス。私は5種もとって、アイスも2つと頼んだ。
この店のデザートはおいしいので、今日はたくさん食べたいと思って、うなぎや牛肉は、
ほかの人にあげたから。

 ワインは、「ボトルでとりましょ。taekoちゃん、決めて」と言われ、値段も考えて、
ワインリストから選んだ。白は、ブルゴーニュ、ヴェルジェのグラン・エルヴァージュ。
赤は、ジル・ブートンのシャサーニュ・モンラッシェの赤。白ワインで有名なところだけど、
赤も果実味がフレッシュで、おいしかった。今度、家飲み用に買ってみよう。
ソムリエさんも、「いい選択ですね。このジル・ブートンは、僕も一押しなんですよ。
花柄、かわいいですしね」と言ってくれた。

 ChassagneMontrache.JPG Bourgogne.JPG

 チーズは、ワゴンサーヴィスで、コースとは別値段。
ロックフォールチーズにハチミツを少しつけて食べるのをすすめられ、試して
みたら、おいしかった。ハチミツにも、こだわりの説明があったけど、忘れました。
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 お店が閉店になったので、近くのメトロポリタンホテルのバー「オリエント・エクスプレス」
に移動して、少しの間、話のつづきを。ここでは、「ボンベイ・サファイア」を飲んだ。[バー]


 [るんるん]ショパンコンクール壮行会のコンサートに行った。
実川風(じつかわ かおる)くんと、永野光太郎くんのふたりの演奏。
同じような年頃なのに、ふたりの演奏スタイルはかなり違う。
ショパンコンクールは、ショパンの故郷ポーランドのワルシャワで、5年に1度開かれる
権威ある国際コンクール。17~32歳と年齢制限がある。審査員長は、アンジェイ・
ヤシンスキ、審査員は、マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイソン、アダム・ハラシェビッチ、
ネルソン・フレイレ、小山実稚恵など、かつてこのコンクールに入賞したピアニストが中心。
予選はすでに終わっていて、81名の出場者が選ばれ、日本人は17名。
本選は、10月2日から始まる。

 風くん、光太郎くん、がんばってね[リボン] 


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ブルガリ・イルカフェ(表参道) [閉店した店]

 

 この店は閉店しました

以前の記事に登場した表参道「ブルガリ・イルカフェ」のディナーに行った。
6人だったので、5000円のコースで予約を入れておいた。

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 イタリアの泡プロセッコで乾杯。オレンジジュースでわったミモザの人も。 
前菜は2つ
ヒラメのカルパッチョ(左)、豆いりラタトゥーユに生ハム、カマンベールチーズのせ(右)
                 チーズは生ハムの下に薄く透けて見える
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 北海道のコーンの冷たいスープ。
 primo(最初の皿)は、「米なすとモッツァレッラのミルフィーユ仕立て」
 「アサリのリングイネ、ジェノヴェーゼソース」と、どちらかを選べた。
 友達がとったジュノベーゼソースは、緑色できれいだった。

soup.JPG   main.JPG 

 secondo(2つ目の皿)、私は骨付き子羊のグリル

rum.JPG 

 Dolce(デザート)は、フォンダン・ショコラと2種のアイスクリーム。
  友達のティラミスは、ブルガリのロゴ入りの薄いチョコで覆われていた。

desert.JPG    thiramis.JPG

 隣の席にすわってたshibaが、「○日あいてる?これ、私行けないけど、行ってくれる?
いい席なので、ムダにしたくないから」。
彩の国さいたま芸術劇場なので、遠かったけど、行ってよかった。
マンガを読んだことがなかったけど、素直におもしろかったから。
今回のテーマ「2人のヘレン」は、ヘレンケラー物語。映画にもなった「奇跡の人」のヘレンを
演じる北島マヤ(大和田美帆)と姫川あゆみ(奥村佳恵)。サリバン先生役が元宝塚の
香寿たつき。月影千草(夏木マリ)の迫力となりきりぶりが圧巻で、大和田美帆はかわいく、
奥村佳恵はきれい。久しぶりに見た香寿たつきは、歌も上手で、大女優役がぴったりだった。

  garasunokamen.JPG


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アール・ヌーヴォーのポスター芸術展 [展覧会(絵以外)]

 このチケットをもらったときから、「わ、良さそう!」と、期待していた。

    ticket1.JPG           

 実際、行ってみたら、展示点数が多く、充実して、とてもいい展覧会だった。
会場の「銀座松屋」は、地下鉄に直結しているので、暑い日中でも、外を歩かずにすむのが
ありがたい。

 19世紀末に、ヨーロッパ中に瞬く間に広がったアールヌーヴォーは、絵画よりも
ミュシャ、ロートレックなどのポスター、ガレ、ラリックなどのガラス工芸、オルタ、
ガウディなどの建築に見られる優雅で曲線的な様式である。

 会場に入ってすぐが、ウィーン分離派展のポスター。
アール・ヌーヴォーは、ウィーンでは、当時の美術界と分離したものということで、
「分離派Secession」と呼ばれた。
第一回分離派のポスターは、「分離派」の中心人物だったクリムトの作品。

klimt.JPG

 上の部分の絵は、ミノタウロス(ギリシア神話の牛頭人身の怪物)を倒す裸のテセウス。
ミノタウロスを既存の美術界に、テセウスを分離派にたとえている。左上にSecession
の字が見える。右に立つのは、戦いの女神「パラス・アテナ」。ゴルゴンの盾を持つ姿は、
代表作「パラス・アテナ」の絵を思い出させる。

 このポスター、最初に描いたものは、検閲で引っかかり、ボツ。これは修正版。
検閲で没になったものも、並べて展示されているので、どこがまずかったかは、実際に
ご覧になってのお楽しみ。

 第13回(1902年)は、コロマン・モーザーの細長い作品。
 第49回(1918年)は、エゴン・シーレの作品。一番奥がシーレ自身。
 クリムトが亡くなった直後だったので、手前の空席は、クリムト用とも言われてる。

  MozarSecession13.JPG     siret.JPG

 分離派展は、年に数回行われることもあるほど、活発だった。
写真はないけれど、第40回あたり、エルンスト・エックの白地に黒のストライプ、
下のほうに黒の凝った文字だけのものは、シンプルで、まさにデザインだった。

 次のコーナーは、市民生活に夢を与えた劇場のポスターの数々。
ミュシャが、女優サラ・ベルナールに気に入られるきっかけとなった作品「ジスモンダ」。
棕櫚の葉を手にしたベルナール、ビザンティン風の装飾が当時、話題になった。
これは、昨年、世田谷美術館の「オルセー美術館展」、三鷹市美術ギャラリーの
「アルフォンス・ミュシャ展」でも見た。ポスターなので、複数枚あるから、いろいろな
所で出会う可能性がある。
同じくサラ・ベルナールの椿姫(左)、ミュシャはこの舞台の装置も担当した。
サラ・ベルナール初の男役「ロレンザッチオ」(右) 暴君のアレッサンドロを殺す画策を
しているメディチ家のプリンス「ロレンザッチオ」
    MuchaCamelias.jpg       MuchaRolensatio.JPG

  ロートレックの「ディヴァン・ジャポネ」は、チケットに使われている作品。
ジュール・シェレの「ムーラン・ルージュ」のポスターは、楽しさが一面にでていた。
 
 「ロダン回顧展」のポスターは、「寝巻き姿のバルザック」像が白く浮かびあがり、
バルザックが見下ろすような位置。隣にあった「ムンク回顧展」のポスターは、象徴派の
絵のようで、好きな作品だった。

 商品の広告ポスターもさかんになってきた時代ということで、
コロマン・モーザーの水の広告。
猫を描くのが得意なスタンランの牛乳の広告もかわいかった。

 MozarWater.JPG    

 最後を飾るのは、カッサンドルの
「パリ・ブリュッセル・アムステルダムの寝台特急、北極星号」(1927年)
大西洋航路「ノルマンディ号」の堂々とした船のポスターは、有名だが、列車の広告は
初めて見た。線路が象徴的に使われている。シンプルだけどメッセージが伝わり、
広告ポスターのカッサンドルといわれるだけのことはあってすばらしい。
   
  cassandre.png   

 ☆アール・ヌーヴォー期のポスターがお好きで、スタンラン、シェレのお墓参りをなさった
   「りんこう」さんの記事は、こちら。 シェレのポスターも見れますよ。

 

 ※ 広告的な記事のかたのniceは、消させていただいています。


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