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イラストレーター展・新訳イソップ物語 [展覧会(絵以外)]

 先週、「182人のイラストレーターが描く新訳イソップ物語」
というイラスト展を見に行った。東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の主催。
リクルートGINZAビルのギャラリーで入場無料だった。

AesopPoster.JPG ← 宇野亜喜良の絵

 イラストは、絵本を見ているような気楽さがいい。
普段から、広告などで、絵をよく見かけている作家の絵を見ると、「あ、この人」と、
親しみを感じる。

 今回は、「イソップ物語」がテーマ。各作家が自分で選んだ物語と、その解釈と絵。
絵は、全員30センチ四方の正方形。同じ大きさの絵は見やすい。

私が知ってるイソップ物語は、「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」
くらいだが、全部で400くらいあるのだそう。だから、知らない話、長い話が多く、
だんだん読むのに疲れ、絵だけ見て通り過ぎたものも多かった。

 Aesop2.JPG
これは、パンフの抜粋。
(イラストレーターは全員現存作家なので、著作権があるから、絵の紹介ができません)

 上の段の絵は、U・G・サトーの「イヌとニワトリとキツネ」
 下の段の左は、中村幸子の「オオカミと歩けないふりをしたロバ」
    オオカミに狙われたロバは、足をひきづってみせ、「足にトゲがささって
 しまったのです。私を食べるとトゲがあなたの喉に刺さるかもしれません。
 私を食べる前にトゲを抜いたほうがいいですよ」と、言いました。オオカミは
 ロバを持ち上げてひづめに顔を近づけたところ、ロバは力いっぱいオオカミ
 の顎を蹴りつけたので、オオカミの歯はバラバラになり、ロバは逃げることが
 できました。

 下の段の右は、中沢由美子の「オオカミとライオン」
 オオカミは捕まえた羊をライオンに奪われてしまいました。「ひどいじゃないか。
 ひとのものを盗るなんて」と、文句を言うと、オオカミは、「おやおや、きみは羊を
 まっとうな手段で手に入れたのかい

イソップなので、オオカミはよく出て来る。
有名な「カメとウサギ」は、伊藤彰剛の絵で、単純化された緑の丘、手前に白い
ウサギ、後ろにカメ、丘の上に赤いゴールの旗。昔、絵本で見てた懐かしさなのに、
ウサギが面取りしたかのような彫刻風。

これら182人の作品は、本になっていた。
イラストは、色と形がわかりやすく、明るいものが多いので、見て笑えたり、
和んだりするので、好きだ。
「イラストレーター展」は毎年、テーマを決めての作家の競作なので、面白い。
入場無料なのもうれしい。

☆ずっと、下書きにあった記事を後日アップしました。


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