秋の宵はテラスで [シャンパン・ワイン・ビール]
10月2日(土)
エレガント部の集まり。
夏の暑い頃に、根津の「T」で会って以来のこと。
四谷の某所の3階、夜風が気持ちのいいテラス席が私たちのお気に入り。
今晩は、どれも身体にいい、優しい味の厳選ラインアップ。
私が一番の到着、といっても3分後にはAが到着。
ふたりでビールを飲んでJを待つ。JがアルザスのマルクテンペMARC TEMPE
のロゼを持って登場。さっそく開けて飲む。花の絵のエチケットどおり、常温でも
花の香りがする。ゲベルツ特有の強い花の香りではなく、風にのってくるような
やさしい香り。Roses Sauvages(野生のバラ)という名前だけど、バラ単一の
香りではなく、花いっぱいの野原に立ったとき、香ってくるいろいろな花のミックス
した香り。ロゼ色にぴったり。
マルクテンペは、ヴィオデナミの代表的な生産者。
これは、ピノノワール(黒いぶどう)を白ワイン製法で2年ねかせて作ったというロゼ。
一口目のおいしかったこと!上品な甘み、あとに酸味が少し、そして味わうと力強さ
もあり、余韻が長い。食べものに合わせるより、これだけ飲んでいたい。
その後、冷やして飲んだら、きりっとして、お料理にあう味わいになった。
次に、冷やしておいたシャンパン、「フランソワーズ・ベデル」を開けた。(写真右)
フランソワ・ベデルは女性生産者。息子が身体が弱かったので、いろいろな西洋医療
を試したもの上手くいかず、化学物質と正反対のホメオロジー(身体の自然治癒力を
引き出す療法)を10年以上研究し、自らのワインも化学物質を一切使わない
ヴィオデナミで造っている。
このシャンパンの評判をかねてから聞いていたので、飲んでみたいと思っていたが、
なかなか見つけられなかった。これはBrut(辛口)で、ピノムニエが約8割。
泡はきめ細かく、やさしい。すーっと身体にはいっていく感じだが、深い余韻がある。
3本目は、有名なシャンボール・ミュジニーChambolle Musigny。(写真中央)
オリヴィエ・ジュアン。若い彼もヴィオの生産者ですって。
優美な果実味で繊細なやさしい味わいだった。
秋の夜長、グラスを傾けながら、ゆっくりと話しこみ、はっと気付けば閉店時間。
いつも私が一番にタクシーに乗り、他の2人が見送ってくれる。だから、乗るなり、
運転手さんに「いやぁ、楽しそうでしたね」と、言われるのが毎度のこと。
☆コメントで、ルビーさん、Inatimyさんにシャンボール・ミュジニーのエチケット
のことをおっしゃっていただいたので、大きな写真を載せます。
シャンボール城は、フランソワ1世の狩猟のための城だったので、紋章自体が城を
かたどっていて、狩猟の象徴の鹿が2頭。城を囲むのは、葡萄の木。葉っぱも実も
ちゃんとありますね。自然派なので、地面にはかたつむりと花、左はじはミミズ?
これは、夏、7月末の話。
暑い日だった。自由が丘の、カジュアルレストラン「シャポン」へ行った。
洋服を買うのに時間がかかり、予約時間を30分過ぎたので、お店のIくんに
「いやぁ、日にち、聞き間違えたかと思いましたよ」と言われ、遅れるときは、
電話入れなくちゃね、と反省。
友達はあまり飲めないので、まずは、いっしょに「カンパリソーダ」。
飲めない人の場合は、薄くしてもらえるので、便利。
オードヴルを3品頼んで分けた。
カプレーゼ(モッツァレラチーズとトマト)
冷たく冷えていて、絶品。
リコッタチーズといちじく。
リコッタチーズがすごくおいしいと言ったら、「これですよ」と箱を見せてくれた。
「見ても覚えられないから、写真撮って」と、お店のIくんに頼む。
この日は、お客さんが少なかったので、お料理の写真も全部Iくんが撮ってくれた。
生ハムといちじく。
いちじくが新鮮でおいしい。
メインは、お魚のソテー。皮がからっと焼かれていて、パリパリっとおいしかった。
デザートは、ティラミスと、プラムのタルトとシャーベット。
この日は、チーズばっかりだった。