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エメ・ヴィベール再訪と「ウィーン工房」展 [展覧会(絵以外)]

 「私が一番好きなフレンチは、エメなの。あなたお誕生日だからご馳走するわ。
でもランチね」
    10月にエメに行った時の記事→ 

「シャンパン、どれにする?」 私がリストの一番上のPolRogerを指さすと、
「そんな一番安いんじゃなくて、もっと高いのでいいのよ」
「でも、これ、好きだから。エペルネってモエと同じ場所なの」
 (PolRogerは英国御用達。この夏のウィリアム王子結婚式でも使われた)

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8400円のコース。
どのお料理もメニューの5種類から選ぶプリフィックススタイル。
アミューズ(つきだし)は、フォアグラと何かの二層になったムース。
焼いた赤い紫蘇の葉も食べられる。
前菜はオマール海老のボイルにした。ぷりぷりっと美味しい。
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スープは特製コンソメ。コンソメロワイヤル。(写真なし)
魚料理は的鯛。上品な味。ソースがおいしい。付け合せの手前は玉ねぎ。
向こうは、ゆでたほうれん草にチーズがけ。
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肉料理は、骨付き子羊ロティ。野菜各種が付け合わせ。
ソースはかなり濃いが、この方が子羊には合うのだろう。

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その後、デザート。(写真なし)
友達が「誕生日」と言って予約したので、薄いチョコの「おめでとう」プレートが
ついてきた。
デザートの後は、プティフール(小さな焼き菓子)。マカロンやチョコなどがワゴンで
サーヴィスされる。

 (*エメ・ヴィベールは、食べログ2011ベストレストランで3位に選ばれている)

雨が降ってきたので、レストラン自慢のお庭でバラを見る人たちは、傘をさしていた。
「私たち、もう、お庭は省略でいいわね」と、お店を後にして、汐留のパナソニック
電工ビルへ。(電工という名称は使わなくなったんでしたね)
「ウィーン工房展」を見た。

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ウィーン工房は1903年、建築家のヨーゼフ・ホフマンとコロマン・モーザーに、
財政支援の実業家が加わってはじめた企業。建築、インテリア、家具、照明、食器
とあらゆる生活芸術を一貫したスタイルで統一することが目標だった。その思想は、
イギリスのウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動に通じるものがある。

会場の絨毯と壁紙がウィーン工房仕様に作られ、当時の雰囲気を出していた。
椅子、テーブル、小物入れ、鏡、ゴブレット、洋服などが展示されていた。
パンフの写真にある市松模様のシートのアームチェアがコロマン・モーザー作品。
モーザーのベッドとサイドテーブル、ホフマンのロッキングチェアもあった。
デザインが良いだけでなく、とても手がこんでいる作品。こういう良いものは、
100年後の今も使える。

展示の点数は少ないので、すぐに見終わってしまったが、最後の部屋が、上野リチの
グラフィックの紹介。建築家の上野伊三郎と結婚、京都で活躍した。

外はまだ雨だったが、汐留まで来たのだからと、日テレのクリスマスツリーを
見に行った。7時10分くらい前だったので、天気予報の「そらじろう」が出番待ち。
子供連れの人たちが並んでいた。

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渋谷へ移動して、軽く、和の鳥料理の店へ。
たくさん食べた日だった。


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