SSブログ

ブノワでアルザス料理 [レストラン(フレンチ)]

 青山のビストロ「ブノワ」でのアルザス料理フェアに行った。
「フードフランス」として、今年はアルザスのMOF(フランス国家最優秀職人)シェフ、
オリヴィエ・ナスティが来日して腕をふるう。*

隣のハンガリーー王室御用達のケーキ屋さん「ジェルボー」GERBEAUDで、
待ち合わせた。30分後にはディナーとわかっていながら、ショーケースの中で
目立っていた雪山エヴェレストのようなシュークリームの誘惑に負けた。
以前食べたこの店のチョコレートケーキは、チョコが濃厚でおいしかったが、
エヴェレスト・シュークリームは、生クリームが多すぎて、飽きてしまう。

Cake.JPG


 ブノワで、席に案内され、さっそくシャンパン、ハイパー・エドシック。
グラスもハイパーのだった。

Benoit1.JPG

M子さんが、「この前、ハイパー飲んだの、あれ、いつだっけ?」
「クリスマス。Kの店には、シャンパングラスがないに違いないって、買って行った
じゃない」「そう、セールで安かったのよね。シャンパンをワイングラスで飲むと、
興ざめだから、買ってってよかったわね。」

アミューズは、くりぬいたジャガイモにフロマージュ・ブランとアルザス特産のちょっと
匂いのあるマンステールチーズをつめたもの。手で食べる。立てかけてある薄切りパン
にチーズ部分をつけて食べてもおいしかった。
シャンパンに合う、合う。2杯目を頼む。

Benoit2.JPG

前菜1は、「アルザスふう薄焼きピザ『フラメンクーシュ』とオニオンタルト。
ピザの具材は、ベーコン、オニオン、チーズ。生ハムとサラダ用菜をのせ、
軽いドレッシング。すごいハーモニー。サラダピザは好みでない私でも、
これはおいしい。
オニオンタルトは、びっくりするほど甘く、しっとり。
ピノ・グリの少し酸味のある白ワインがぴったり。

Benoit5.JPGBenoit3.JPG

前菜2、ビールでキャラメリゼしたアンディーヴのタタン仕立て。
アンディーヴが香りが良く、とろりとしながらも歯ごたえが残る。アルザスはドイツに
近いからビールも料理に取り入れるんでしょう。オレンジ風味のソース。

Benoit6.JPG

次がいよいよメイン。「アルザスふうシュークルート」
中央にシュークルートが盛られ、周囲にソーセージ、豚バラ、子牛肉。
シューが繊細でおいしい。酸味が上品。格別な味わい。
喜びすぎで、写真なし。

合わせたのは、赤ワイン。ピノ・ノワール。RIEFLE。
この生産者リフレのクレマンをVIRONで飲んだことがあった

BenoitVinrouge.JPG

デザートは、「クグロフ型のアイスケーキ。マール・ゲヴェルツトラミネールの香り」
添えてあるレーズンは白ワイン漬け。これがまたおいしかった。
BenoitDessert.JPG

どのお料理も全部、アルザスの特産品を使ったもの。もちろんアルザスワイン。
これだけ徹底したものを食べることができて、今日はよかった、と満足して店を出た。

 
 実は、このあと、すぐそばの店Pで、T.Tと待ち合わせをしていた。
こんなにおなかがいっぱいになるとは思わず、お店からのサーヴィスの海老のクリーム
コロッケが出てきたときは、笑ってしまった。「こういう日はサーヴィスいらないのにね」
「ジェルボーでも、サーヴィスです、ってクッキー出てきたし」
Pが早い時間の閉店だったので、Kの店に移動。アルザス料理が気分良くさせてくれて、
はしご、でした。

 *ブノワでのアルザス料理フェアは、1月19日~1月24日でした。

 ☆以前のブノワの記事は、ここです。


nice!(44)  コメント(17)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理