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新宿中村屋グランナ [レストラン(フレンチ)]

 先週、親友歌姫とピアノのHさんが「二人のコンサート」をした。
5000円のコンサートに3000円のビュッフェをつけたので、スタッフの私は、赤字になる
かと心配だったが、何とか大丈夫で、お客様に喜んで頂いて、ほっとした。
打ち上げ会を、歌姫、Hさん、N嬢、私の4人で、新宿中村屋ビルの「グランナ」で。
6時半だけど、外はまだ明るかった。

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窓の外は、新宿駅から伊勢丹へ向かう通り。目隠しも兼ねた植栽がリゾートな
感じでいい。中村屋ビルは、ずっと工事中だったが、昨年末オープンした。
下の階に、カレー(ここのは有名)が食べられるカジュアルレストランがあるが、
ゆっくり飲んだり、話したりするには、きちんとした最上階のレストランのほうが
いいと思う。天井が高く、テーブルも大きいから、ゆったりと快適。

コースもあったが、「皆様で分けて召し上がれます」とすすめられ、アラカルトにした。
ワインに合う料理が多いので、うれしい。

1、たっぷり魚介のサラダ
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2、クラゲの中華風サラダ
(クラゲとアボガド、トマト、紫カリフラワー、オレンジ、チーズ)
クラゲがぷりっぷりで美味しい。
3、レバーペースト
いくつものスパイスが入っているとのことで、レバーの臭みがなく、マイルド。
パンがついて来た。

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4、ソーセージ盛り合わせ。カレー味ザワークラウトつき。
5、海老とマッシュルームのアヒージョ

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6、パイ皮で覆われたクリームスープ
パイ皮をフォークでつぶして、下のスープに付けながら食べる。(写真なし)

7、ローストチキン
チキンは、サンチェまたは中華クレープに包んで食べる。

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ワインは、赤。塩尻産のワインにした。
この店は、日本産のワインがずらりと並んでいる。フランスワインあったかしら?
1本4000円くらいのが多いのが、嬉しい。

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(追記)
中村屋は明治時代に相馬夫妻が創業のパン屋だった。芸術家の応援を積極的にした
ので、芸術家たちが集まり、「中村屋サロン」と呼ばれていた。荻原守衛、中村彝、中村不折、
高村光太郎、會津八一たちが集い、相馬夫妻(創業者)にお世話になった。それゆえ、
中村屋には、彼らの作品がたくさんあるので、新しいビルでは3階に「中村屋美術館」を
作り、それらを公開している。

ちなみに、なぜ、カレーなのかというと、創業者の長女が、インド独立の革命家と結婚。
彼がカレーを作ってふるまったことから、店でカレーの開発が始まった。
しかし長女は、結婚間もなく病気で亡くなってしまった。
明治末期から大正にかけて、社会の進歩的な運動を支持した中村屋だったのだ。


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