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2017年新年会(3) [和食の店]

(1) 西麻布のサル・ドゥ・マキノにて3人で新年会。

フレンチのテイストを取り入れた和食の店。昭和初期のお洒落な二階建て洋風一軒家を
改造して使っているので落ち着く。1階がカウンター。2階は個室。
オーナーシェフのマキノさんはストラスブールの日本大使館で料理長を務めていた。
メニューはコースのみ7800円で、月替わりになっている。

いつも写真を撮り忘れているのだけど、今回は忘れなかった。
と思ったけど、デザートの写真がない[眠い(睡眠)]

お正月なので、設えも新年を寿ぎのお料理。
見た目も重視の和食、一皿が出て来るたびに、綺麗な盛り付けにうれしくなる。
白みそ仕立てのお雑煮は、京人参の色が鮮やか。
升に入ってるのは白和え。おかめの皿に一口羊羹。

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お正月2皿めは、ばい貝、田楽ふうのクリームチーズと、、、カップの中はフォアグラ。

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3皿めは、マキノさんオリジナルのパフェ。
パフェの中味は、うに、いくら、まぐろの刺身、、の他に、きちっと味付けをした野菜が
いろいろ。何が出て来るのか楽しみ。

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これは、焼きブリ大根カニのあんかけ

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牛肉、ここの牛肉は赤身に見えるが適当にサシが入ってるらしく、柔らかく滋味豊か。
トリュフのせ。

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まぐろの漬けごはんと赤出汁。

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この後が、デザート。5品の中から好きなものを好きなだけという大盤振る舞いだが、
さすがに、これだけ食べたり飲んだりの後では、たくさんは食べられない。
写真も忘れてしまうほどだし。

このお店に昨年、yk2さんがいらした時の記事は、こちら
http://ilsale-diary.blog.so-net.ne.jp/2016-02-09

(2)酢重(六本木・ミッドタウン)

ここは窓ぎわの席が最高。
クリスマスの名残のシャンパンのイルミネーションが、2階のこの店からは真横に見える。
注がれては溢れる、その繰り返しのイルミネーション。好きだなぁ。[黒ハート]

テーブルの上は純和風。
酢重は、軽井沢の味噌屋。私のお気に入りは牛肉の味噌漬け、銀鱈の味噌漬け。
まぐろの刺身の横にあるのは、わさび漬け。野沢菜などメニューには信州の特産品が多い。

値段も高くないし、落ち着くから2人新年会には、ぴったり。
赤と白、ワインをボトルで1本ずつとっても、ワインが安いので一人一万円しなかった。

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琥珀宮(パレスホテル) [レストラン(中華)]

angie17さんの記事で見て、おいしそう!と行くことにした中華料理、パレスホテルの琥珀宮。
パレスホテルは久しぶり。リニューアルしてから初めて。

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お店に入ると、洋琴(中国琴)の音が聞こえてきて、中国ムード。生演奏だった。
重厚な落ち着いた内装で高級感がある。予約しておいたので、窓ぎわの席で、
ライトアップされた東京タワーがよく見えた。

同行のM子さんが、好き嫌いが多いので、コースでなく一品料理にした。
前菜は、よだれ鶏、くらげの2品。メニューに、「くらげの頭」と書いてあったので、
細いヒモ状のでなく、丸まったコリコリっとした部分?ときいてみたら、やはり、そうだった。
維新號で何回か食べて好きだった。この店は、有名な「中国飯店」の経営なので、味も抜群。
東京タワーを見ながら、ビールとくらげとよだれ鶏。これだけで、うれしくて、写真を撮り忘れ。

次、紹興酒にうつって、魚料理。旬の魚「のどぐろ」を使ったお料理がいくつかあったが、
のどぐろと野菜の炒めにした。人参は象さんの形に切ってあった。
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次は、肉はやめて、鮑にした。蒸したりせず、生の鮑をそのまま、肝まで使っているので、
味が濃厚で美味しい。

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点心、大根餅と海老しゅうまい。
この大根餅は、今まで食べた中で一番美味しかった。ふわっとして大根臭さがなく、
金華ハムの香りが良い。
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春巻きとカニしゅうまい。これも美味で、点心だけ食べに来てもいいかなと思えるほど。
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野菜つゆそばは、麺が見えないほどぎっしり野菜が入っている。タンメンのような味。
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どれもとても美味しく、日本人向きのやさしい味。滋味豊かという言葉が浮かび、
angieさんの「胃もたれしない中華」という言葉がぴったりだった。


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2017年新年会(2) [シャンパン・ワイン・ビール]

8日友達11名の悠遊会・新年会。もう20年くらい続いてるのでは?
私の家で。歌姫T欠席。

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まずは乾杯。
乾杯に使った泡は、クレマン・ダルザス。
シャンパンはシャンパーニュ地方での泡にだけ使える名前なので、同じ製法でアルザス地方
で作ったものがこれ。
猫の絵がついてるでしょ。よく見ると、招き猫。
しかも Cuvee Manekineko と書いてある!

招き猫は、人を招いて商売繁盛。福を招くからお正月の乾杯にぴったりと、ワイン友Yから
お歳暮に頂いた。

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10人なので1杯で終わり。
次はシャンパン。ランソンのブラックラベル。
マネキネコは、色も澄んでいて泡がきめ細かく、爽やか系のすっきりした味わい。
ランソンは、ピノノワール50%なので麦わら色。花の香りや蜜の香りでしっかりした味わい。

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Hさんが恒例の「なす、いんげんの揚げびたし、大根おろしのせ」と「白菜のゆず風味、、、」
歌姫Gがビーフシチューとりんご、アンジェリーナの焼き菓子
N嬢が梅園の桜餅と草餅
Aが成城のケーキ屋さんで買ったケーキ12個
M子がゴディバのチョコ
J1が苺
J2が虎屋の酉年羊羹と抹茶まぶし黒豆

私が用意したのは、お刺身、ブリの照り焼き、小海老フライ、ほうれん草のごまあえ、和風サラダ、
五目寿司、サンドイッチ(卵、スモークドサーモンとクリームチーズ)、ハムと野菜

友達から届いた「千曲錦」の搾ったまんま、お正月だから日本酒もね。
赤ワインは、Tから。

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3時から10時半まで、、毎年、よく、そんなに話すことがあると思うほど、話題は尽きず。
1年、元気で過ごしましょうね。


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デトロイト美術館展 [展覧会(西洋画)]

 デトロイト美術館には20年前に行った。でも何の絵を見たのか思い出せない。
記憶にあるのは、白亜の壮麗なアメリカン・ルネサンス様式の建物、エジプトコーナー、
立派なアトリウムのカフェ[喫茶店]。ロビーのディエゴ・リベラの壁画、デトロイトの自動車工場の
様子を描いたもの。それだけ。4~5時間いたのに。。

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ゴッホの自画像(1887年)がチラシに使われている。
アメリカの公的な美術館に初めて収められたゴッホの作品。
力強く明るい色彩と激しい筆使いが特徴。

ゴッホの自画像と対角線の位置にあったのが、ゴーギャンの自画像(1893年)。

東京都美術館で開催された「ゴッホとゴーギャン展」と、この展覧会が重なっていた時期も
あるので、両方の展覧会を見た人は特に興味深かったと思う。

展示は4セクションに分かれている。
1、印象派 2、ポスト印象派c 4、20世紀のフランス絵画 

1、印象派

モネ 「グラジオラス」 1876年頃
夏の陽の下で傘を差しているのは妻のカミーユ。
パリ郊外のアルジャントゥイユに住んでいた時の作品、

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ドガ 「楽屋の踊り子たち」 1879年頃

ドガ 「ヴァイオリニストと若い女性」 1871年頃
この時代に写真機が使われ始め、ドガも撮影をしていた。
これは、一瞬の情景を切り取ったスナップショットのような構図。
モデルはドガの妹らしい。ドガはベルト・モリゾ一家と互いの家で、時折、音楽と
会話の夕べを開催していたので、そんな折の一コマだろう。

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ルノワール 「白い服の道化師」 1901-02年
白がまぶしいほどに光り、ドレープがゆるやかに流れる。白いサテン地のピエロの服。
子供にはかなり大きいのが可愛い。モデルは次男ジャン。椅子に半座りのポーズがいいなぁ。

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ルノワール 「座る浴女」 1903-06年
ルノワールの浴女は作品数が多いので、時には、がっかりするものもあるが、これはすばらしい!
輝く肌。絵が華やいでいた。晩年、1900年以降の裸婦には、衣装が作品に描きこまれている。
ここでも左側に脱ぎ捨てられた帽子と服が見られる。

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カロリュス・デュラン 「喜び楽しむ人々」 1870年
肖像画や人物画が多いカロリュス・デュラン。時代の人気画家だった。
西洋美術館の常設「母と子」は好きな絵だが、それとは大いに違う動きのある人物。
笑う女性が実にリアル。印象派ではなく、それ以前のアカデミックな手法で描かれている。

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2、ポスト印象派

セザンヌ 「画家の夫人」 1886年頃
原田マハの著書「デトロイト美術館の奇跡」で主人公が会いたいと願っている絵がこれ。
mozさんの記事で紹介されているので、そちらをご覧ください。

セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山」 1904-06年頃
セザンヌが描くサント=ヴィクトワール山の絵も何枚もあるけれど、これは、かなり近景。
横長ではなく肖像画のサイズのため岩山の存在感が高まっている。
幾何学的な表現の試みが手前の針葉樹林にはっきり見れた。

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ゴッホ 「オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」 1890年
この場所は、当時パリ市民が休日に魚釣りや舟遊びに訪れる行楽地だった。
力強いタッチ、木の葉の激しい描写と寒色系の表現。この絵を描いてしばらくして
ゴッホは37歳の生涯を綴じた。

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ルドン 「心に浮かぶ蝶」 1910年頃
落ち着いたオレンジ色の背景にさまざまな形の14の蝶が舞う。
心に浮かぶ蝶というタイトル通り、実際にいる蝶ではない。

ドニ 「トゥールーズ速報」 1892年
「トゥールーズ速報」という新聞のための広告ポスター。
女性の肢体、新聞紙が曲線、模様化された雲。アールヌーヴォー調。
女神のような女性が落とす新聞に手を伸ばす人々。

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ヴァロットン 「膝にガウンをまとって立つ裸婦」 1904年
ボナール 「犬と女性」 1924年 
縦長画面。食卓にすわるマルトは傍らの犬を見ていて顔は見えない。



3、 20世紀のドイツ絵画

カンディンスキー 「白いフォルムのある習作」 1913年
抽象画を描き始めて、数年しかたっていない頃の作品。右上に金色と青色のドームを
持つロシア教会が見てとれる。カンディンスキーは敬虔なロシア正教徒であった。

キルヒナー 「月下の冬景色」 1919年
冬景色なのに、こんなに明るい色合い。からまつの林はピンク色。
中央にぽつんと家がある。
不眠症に悩まされながら、アトリエの窓から見えた景色を描いた。
森や山岳などの自然に神秘性や崇高性を感じるドイツ的心性。

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マックス・ベックマン 「オリーブ色と茶色の自画像」 1938年
ベックマンの「ホルンを持った自画像」は、「ノイエ・ギャラリー」で見、記事にした。
松本人志に似てるとコメントをくださったかたがいたのを思い出す。

ココシュカ 「エルベ川・ドレスデン近郊」 1921年
ココシュカはオーストリア兵として第一次世界大戦に従軍した後、ドレスデンに移った。
ウィーンで修業したので、ウィーン分離派の影響を受けていたが、この絵のような
ドイツ表現主義的描写に移っていった。
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ココシュカ 「エルサレムの眺め」 1929-30年
古い建物や頑丈な砦からもエルサレムだなとわかるが、上の絵と異なり形状がはっきりしない。

ノルデ 「ヒマワリ」 1932年
少し萎れうつむき加減になったヒマワリ2本。たくさんの種がついているので、
次代への生命をつなごうとする瞬間。


4、20世紀のフランス絵画

モディリアーニ 「女の肖像」 1917-20年
楕円形の顔、長い首。恋人ジャンヌがモデルと言われている。

スーティン 「赤いグラジオアラス」 1919年頃
強烈な赤い色。強い筆のタッチ。印象に残る作品。

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マティス 「窓」 1916年
窓の線やテーブル、椅子の線が交差。ラジエーターの輪郭線と椅子の線が重なる。
空間は右奥の窓の外へとのびている。すべての形が響き合い、色の対比とハーモニー
が全体を調和させている。アメリカの公的な美術館に初めて収められたマティスの作品。

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マティス 「ケシの花」 1919年頃
華やかな静物画。背景は青い屏風。

ピカソ 「肘掛椅子の女性」 1923年頃
1920年代初めからピカソの絵の主流は古代やルネサンス美術に学んだ古典主義
になっていった。女性は古代の女神のように理想化された姿で描かれている。

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 ピカソ 「読書する女性」 1938年
恋人である写真家のドラ・マールがモデル。顔が歪み指が肥大したシュルレアリスム。
ドラ・マールは「泣く女」のモデルにもなった。


アメリカの主要な美術館は、美術に情熱を注いだコレクターに恵まれていることが多い。
デトロイト美術館には、ハドソンズ百貨店の創業者の家系のロバート・ハドソン・タナヒル
が個人で収集していたものが死後(1969年)寄贈された。今回展示されているマティス、
ゴーギャン、ピカソなどである。

[晴れ]名画揃いのとっても良い展覧会です。
展示点数が52と多くないので、疲れず、飽きずに見れますから、オススメ。
21日(土)までです。
 


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2017年新年会(1) [シャンパン・ワイン・ビール]

元旦は、恒例の4人で。
M子さんが、「いつもうちでばかり、、、たまにはよばれたい」と言うので、私の家。
でも、お重に得意のおせちを作って持ってきてくれた。
食べる前に写真、全部入るようにと、並べ直して、グラスをどけたりしたら、お皿の松模様の方向
が変だったり、お箸がまっすぐでなかったり。。。

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Tが、泡のマグナム、フェラーリを持参。私はローランペリエを用意。赤はシャトーヌフ・デュ・パプ。
4人だったから、これでは足りず、シチリアの白も飲んだ。
Sが風邪気味で辛そう。「皆にうつすといけないから」と早々に帰った。
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2017年が皆様にとって良い年でありますように。


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