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アルティザン・ドゥ・ラ・トリュフ・パリ [レストラン(フレンチ)]

とっても長い名前のレストランだけど、「六本木ミッドタウンのトリュフ料理のフレンチ」
で、だいたい話は通じる。
この店は、本店はパリ、オーガニックにこだわったフランス産トリュフをふんだんに
使った料理のレストラン。高級なイメージのトリュフだが、内容の割に値段は高くない。
プリフィックス・スタイルのコースで、
前菜、パスタ(リゾット)、メイン、デザートから一品ずつ選ぶ。

実は、ここに行ったのは、だいぶ前で、かなり忘れているので、料理の説明は、あやふや。

アミューズ(お通し)は、半熟卵の上にたっぷりトリュフを載せたもの。
クロス代わりのトリュフ色のペーパーの上に白い皿。粋な感じ。
トリュフと卵は相性が良いので、他の店でもこれはあるが、卵が見えないほど載っている
のは、さすが、トリュフが売りの店。右側のトリュフに似せた黒いボールは何だったか、、。
前菜は、パテ・ド・カンパーニュとベビーリーフのサラダ。



Truffeのコピー.jpg

パスタは、タリアッテレ:パンチェッタ、キャベツ、しめじ トリュフがけ
パッパルデレ(幅の広ーいパスタ:トマト、緑野菜、クリームソース、トリュフがけ
メインは、牛フィレ肉のソテー、ソースが何だったか、、カブと芽キャベツ添え
そしてデザート。

Truffe6.jpg

飲んだワインは飲2本。
ロワールのクレマン、ラングロワ(LANGLOIS)
赤はキャンティクラシコのブランカイア(BRANCAIA)

私はシャンパン系とパテ、パンという組み合わせが好きで、キャンティはパスタにも
牛フィレ肉にも合って良い選択だった。

Truffe_wine.jpg

レジのそばでは、黒トリュフ入りのオリーブオイルやトリュフ塩を売っていた。


この日は、丸の内の三菱一号館で、「フィリップスコレクション展」を見て、次、
サントリー美術館で「扇の国・日本」展を見た帰り、サントリー美術館と同じ
ミッドタウンの「アルティザン・ドゥ・ラ・トリュフ・パリ」に行ったのだった。



三菱一号館美.jpg
美術館前の中庭の彫刻は、時々、入れ替えがある。長らくヘンリームーアの「母と子」
だったが、今回のは、、うずくまる女性だが。。


冬でも咲いていたバラ。

三菱一号館美ばら2.jpg



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ランベリー再訪 [レストラン(フレンチ)]

9月にM子さんと広尾の「ランベリー」へ行った時、「私のお誕生日はここがいいわ」と
言っておいたので、今年のお誕生日ディナーは、ランベリーで、だった。
12月はクリスマス月なので、各テーブルの上に小さなツリーが置いてあった。
ランベリーツリー.jpg


「お誕生日だから、この間より高いコースにしたから」
へぇ~、どんなお料理が出てくるのかしら。

M子さんが、体調不十分でシャンパンより白ワインがいいと言うので、
サンセールをボトルでとった。(写真忘れ)

そのやり取りが聞こえていたのか、前回と同じサーヴィスの人だったので、
「お誕生日の乾杯なら、シャンパンがいいでしょう。少しですがどうぞ」
とグラスに半分くらいずつ注いでくれた。

最初は、アミューズ。
穴子のプレゼ、黒米、ナス
紙がついてるから、手でつかんで食べる。

次、海岸に打ち上げられた貝殻、ヒトデもいる、で、どれを食べるの?
岩の上に載ってるタコを食べる。ほんの一口だけど。。(もっと食べたいな)
レアに火入れした北海道・厚岸の牡蠣。
これもミルク分たっぷりで美味しいけれど、ひとつだけ。後が長いから最初は
少しで、っていうことだと思う。

ランベリーの1.jpg


その次、菊芋の温かいポタージュ。菊芋は初めて食べるけど、他の芋類よりでんぷん質が
少ないせいか、あっさりとしたポタージュだった。(写真なし)

ブリの軽いフュメ。燻製のきいたブリに蕪。

ランベリーぶり.jpg


テーブルに運ばれてきたのは、「ほろほろ鳥の胸肉の炭火焼き」
季節のモミジの赤が美しい。
ランベリーほろほろ鳥パフォーマンス.jpg

取り分けると、こんなになる。ソースをかけ、モミジの葉を添えて出来上がり、
ランベリーほろほろとり.jpg


お菓子が続く。
マスカットベーリーAのシャーベット。
マスカットと頭につくがベーリーA系の赤い色。日本のワインで一番多く使われる品種なのだそう。
バースデイのプレート。もちろん食べられる。ベリー系の果物とフォンダンショコラのようなケーキ。
左下がメインのデザート皿で、りんごのシャーベット、タルトタタン(りんごのケーキ)、
クイニーアマン(焼き菓子)


ランベリーその2.jpg

こんなにデザートがたくさんあって、、、
なのに、最後、小さい焼き菓子とコーヒー。
ランベリー9.jpg


M子さん、ありがとう!

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静嘉堂美術館の曜変天目 [展覧会(絵以外)]

東京・世田谷区、多摩川に近い辺りにある「静嘉堂文庫美術館」へ国宝「曜変天目茶碗」と
重要文化財「油滴天目茶碗」を見に行った。所持品なのだが、常時展示ではなく、期間を
限定して展示される。今回は、12月15日明日までの展示。

静嘉堂文庫は、三菱の創業者、岩崎彌太郎の弟、二代目社長の之助によって設立され、
東洋美術品および古文書を所蔵している。
このレンガ造りの建物が「静嘉堂文庫」で、美術館はこの横に新しく作られている。
反対側には赤いモミジの紅葉があり、ちょうどいい季節だった。

静嘉堂.jpg


「曜変天目茶碗」(12~13世紀)
思っていたより、小ぶりの茶碗だが、実に美しい。
曜変の「曜」は輝くという意味の字で、実際、きらきらと輝き、星のようだ。
中国福建省の釜の作成だが、偶然の産物なのだそう。
曜変天目は、世界で3椀だけ。それも全部、日本にあり、大阪の藤田美術館蔵のものを
サントリー美術館の企画展で見、こちらのもぜひ見たいと思っていた。
茶碗を四方から眺めることができるのも展覧会ならではの楽しみ。側面の縞模様も美しい。
徳川家の所蔵品であったが、家光が春日局に下賜、春日局の婚家先
(撮影禁止なので、絵はがきより)

001_img_01.png


こちらは「油滴天目茶碗」(12~13世紀)
撮影可。すり鉢形で口が広いため、曜変天目に比較すると大きく見える。
油滴が黒光りをして美しいが、力強さもあり男性的である。
これも四方から見れるので、見る場所により油滴の輝きが異なって見え興味深かった。

静嘉堂_油滴天目.jpg


これらの茶碗は、「仕覆」と呼ばれる布製の袋に入れ、さらに桐の箱で保存される。
今回の展覧会のタイトルは「名物裂と古渡り更紗」なので、茶碗と共に仕覆も展示されていた。
通常、仕覆はひとつだが、「曜変天目」の仕覆は、稲葉家伝来の14~15世紀のものと、岩崎家に
来てから調製されたものの2つがあった。特に稲葉家伝来のものは、金地金襴に蔓、牡丹、唐草模様
が刺繍されたもの。細かい仕事なので模様の緻密さが拡大図でわかった。刺繍なのだが、
細い糸でなされてるため織物のように見える。


利休が所持していた「茶入れ」(濃茶用)とそれに合わせた仕覆が展示されていた。
漆塗りの「棗」(薄茶用)は大切だったので、仕覆が複数枚用意され、それらは、
色味を揃えたり、柄合わせがなされたりと、調和がとれていた。


江戸時代になると、「煎茶」文化もさかんになったので、仕覆も、輸入されたインド更紗や
中国製布で作られるようになり、輸入布での風呂敷もあった。
色を合わせた紐がアクセントになっている。中央にあるのが一人用の茶器。

仕覆.jpg

亀甲、間道と呼ばれる横縞、絣、鶏頭の花柄などの模様は、日本古来のものかと思って
いたが、インド由来のものなのだとわかった。


ここに着いたのが、4時だったので、帰る頃、5時少し前には、夕焼けがきれいで、
富士山もはっきり見えた。

静嘉堂富士山.jpg

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金沢2019年 [旅行(日本・アジア)]

先週末、金沢へ行った。
毎年恒例、金沢に移住した友達に会うためだ。

このブログで、金沢旅を記事にしているので、何回行ったかしらと
数えてみた。2016年4月、2017年3月、2018年2月、2018年12月、今回5回目。

まずは兼六園。
正面に金沢城の石川門が見える。
金沢城.jpg


丁度、紅葉が真っ盛り。
木の保護のための雪吊り。兼六園の風物詩。
金沢雪吊りもみじ.jpg

昨年も同じ場所で写真を撮った「日本最古の噴水」

金沢噴水.jpg


いちょうは、もう散っていた。

金沢いちょう.jpg


近江八景のひとつである「唐崎の松」の種を13代藩主・前田氏が取り寄せて育てた松。
根元から三又なのが珍しい。


金沢の松.jpg


兼六園の散歩の後は、街歩き。
犀川沿い、寺町あたり。今は使われていない昔の料亭。金沢市指定保存建造物。
大正時代の建物。木造三階だて、裏側から見ると、半地下があるので、四階だて。


金沢料亭.jpg


今も残る「長土塀」元禄年間の江戸末期の築300年以上。中級武士の屋敷跡で
現在は、金沢医療センター。

金沢へい.jpg


瀟洒なこの建物は、東京の国立近代美術館の工芸館が移転する建物。
ほぼ完成したようだが、オープンは来年。旧陸軍の将校クラブを改装した。

金沢工芸館.jpg


二晩泊まったので、最初の夜は、Bへ。
お店の名前を載せると、今でも予約がとりにくいのに、もっと混んでしまうから
のせないように、と友達が言う。

まずは、「カニ食べ比べ」 毛ガニ、ズワイガニ、香箱カニの3種。
酢も置いてあるが、のせてあるカニ味噌だけで食べるのが美味。
カニの内子、外子もある。内子はミモレットチーズのようで、外子はプチプチした食感。

金沢かにs.jpg


カニの季節の金沢は、学会が多いそうだ。新幹線の指定席は満席で、ホテルもとりにくい。
上の段:「お造り」は、刺身の種類が豊富。東京で見ないものも。あわびのバター炒め。
下の段:トラフグ醤油焼き 海老芋ケシの実揚げ すっぽんスープ
酢の物三種(写真なし)


金沢_馬数.jpg

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