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クリスマスシーズンのケーキ [ケーキ、チョコ、和菓子、フルーツ]

 クリスマスのシーズンはケーキを食べたり、お花をいただいたりの機会が多い。
最近、一番おいしかったのは、ヨックモックの「南青山ロール」(左の写真)
単なるロールケーキだけど、生地がみっしり、しっとり、きめ細かくて最高。
クリーム部分はあっさりめ。 
写真はないけど、自由が丘モンブランの「和栗のロールケーキ」も充実していて
おいしかった。ロールケーキはみかけではおいしさがわかりにくい。

果物屋が本業の千疋屋は、苺のショートケーキがおいしいけれど、この
「和栗のモンブラン」も上に載っている栗がとってもおいしいし、絞り出したマロンクリーム
は栗のほっくり感が良い。(右の写真)

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チョコロさんの記事で知ったエシレバターの「バターケーキ」。塩味が甘味とマッチ
洗練された味。ボリュームがあるけれど、しつこくはない。(上左の写真)
サダハル・アオキのケーキは別格に美味しい。さすが、と思う。(上右の写真)
一番奥の地味なミルフィーユがさくっとしてクリームとのハーモニーが素晴らしい。

ゴディバのチョコレートでカヴァーされたマカロン。
マカロンがさくさくっとして美味しい。少し大きめなのがうれしい。味は3種。
期間限定品らしい。(いただきもの)

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お花。これもいただきもの。赤いバラ2種に赤い百合、赤い実、吾木香。
冬に赤い花は元気がでていいですね。

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ビロードのようなカーネーション。珍しいなと思って。
紫いっぱいのバラ。


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メトロポリタン美術館展 [展覧会(西洋画)]

 上野の東京都美術館で開催中のメトロポリタン美術館展は、会期もあと少し。
1月4日までです。

メトロポリタン美術館はニューヨークにあり、パリのルーヴル美術館と並んで
世界最大級の規模。一日では、とても廻れない。私は3回行ったが、まだ見残して
いるものがたくさんある。それくらい多い所蔵作品なので、今回の東京展は「自然」
というテーマで、古代から現代に至るまでの作品をピックアップして展示している。

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パンフレットの表紙は、ゴッホの「糸杉」。
自然がテーマなので、展示作品は風景画が多い。

パンフを見たら、私が今年の3月にメトに行った時、写真を撮ったルノアールの
「浜辺の人物」(1890)と、アンリ・エドモン・クロスの「松の木のある風景」(1896)
があった。共に「海」という自然が背景の絵。
ルノアールの海は青がとっても爽やか。
エドモン・クロスの海は、赤や緑の大きな点描。大きな点描は彼の特徴。

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海の絵は、他にもたくさん展示されていた。
ドラクロワの「嵐の最中に眠るキリスト」(1853)
小さめの絵だが、聖書(マタイ8章23)に基づいたドラマティックな場面。
激しい嵐が来て、舟に乗ったイエスと弟子たちは波にのみこまれそうになった。
動揺する弟子たち、ひとり悠然と眠るイエス。
絵にはないが、この後、イエスが「嵐よ、しずまれ」と言うと嵐がしずまる。

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モネの「マヌポルト(エトルタ)」(1883)
こちらもドラクロワに負けずに激しい波の描写。
エトルタはノルマンディー地方。こういうアーチ状の断崖や門(ポルト)がある絶景。
絵によく出てくる場所なので、私も実際に見たくて行ったことがある。

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こちらは明るい陽射しの穏やかな海。
ターナーの「ヴェネティア、サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会の柱廊から望む」
(1835)

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同じく青い空を背景にした海の絵は、時代がずっと現代に近づきホッパー
「トゥーライツの灯台」(1929)。ホッパーはアメリカの誇る偉大な画家のひとり。
わかりやすい明快な構図のものが多い。

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こちらもアメリカの誇る偉大な画家、ウィンスロー・ホーマーの
「月光、ウッドアイランド灯台」(1894)
暗い海面と波が月光に照らし出されている、水平線の向こうに明るく見える点が
灯台だろうか。展覧会の最後に展示されていた。

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ゴッホの「糸杉」、エドモン・クロスの「松の木のある風景」の他に木を描いた
作品は、アンリ・ルソー「ピエーヴル川の堤」(1909)

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メト美のホールのガラス扉は、ティファニー作のステンドグラスが美しい。
ステンドグラスといっても教会のものと違って図柄には植物や鳥が多い。
「ハイビスカスとオウムの窓」(1920)

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レンブラントの傑作「フローラ」(1654)もすばらしい。

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アメリカで注目されている日本人写真家杉本博司の「ボーデン湖」(1993)
私がハラミュージアム・アークに行った時も、杉本の「千体仏」が展示室
そのものを作品にして展示されていた。

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ひとつ、ひとつ良品揃い。見終わったあとは、自然というテーマが大きすぎるし、
年代も国もばらばらなので、ひとつひとつが繋がらない気がしたけれど、
こうやって何日もたってしまうと、古今東西の良い絵が見れてよかったと素直に
思える。おすすめです。


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モナリザのディナー [レストラン(フレンチ)]

 「モナリザ」は絵ではなく、老舗フレンチレストランの名前。
丸ビル36Fに支店があるが、本店は恵比寿。

M子さんが、「しばらくモナリザに行ってないから、あなたのお誕生日ごはんは
モナリザにしましょう」と予約をしてくれた。
12月なので、お店はクリスマス仕様で華やか。

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店内もお花がたくさん飾ってあるけれど、最初の一皿、アミューズも
バラの葉と花びらを下の皿に敷く演出。
おこぜだったかしら?白身魚のから揚げ。

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前菜: 手長海老すり身のポワレ、 里芋のクレープ添え ソース・アメリケーヌ
すり身のポワレが上品な味で、海老味の濃厚なアメリケンヌ・ソースとぴったり。
里芋のクレープは少しねっとりで、「これ何?」「里芋チップスね」

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スープ: 白いんげん豆のスープ、グリッシーニにベーコンを巻いたもの添え
「これ、何の味?豆?真ん中は帆立よね」
ベーコン巻といっしょに食べるのは面白い。

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魚料理: ヒゲダラのムニエル、トマトソース、緑野菜。
かなり厚みのある切り身。身離れがよく、トマトソースと合っておいしい。

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肉料理: 牛ヒレ肉のグリエ、マデーラ酒とセップ茸のソース、茸添え。

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チーズ: 盛り合わせ
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「お誕生日おめでとう」と、小さなケーキがお花に囲まれて出てきた。
この綺麗なプレートを入れて記念写真を撮ってくれた。

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デザート:シェフ特製デザート盛り合わせとシャーベット。
雪だるまがかわいい。
はなやかな模様のお皿は、どれもシェフのデザインなんですって。

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「モナリザ」という店名は、モナリザの微笑のように幸せな笑顔になれる
レストランという意味だそうだが、その通りの笑顔で店を出た。
 


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ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画 [展覧会(絵以外)]

柴田是真という名前をご存じですか?
私は2年前に、日本橋の三井記念美術館で「柴田是真の漆×絵展」*を見て以来、
そのすばらしさに魅了されています。
  *yk2さんの記事です

その是真展が表参道の根津美術館で、16日(日)まで開催中。
私が行った日は、ちょうど、NHKの「日曜美術館」で紹介された日だったので、
午後の遅い時間でもかなりにぎわっていた。

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是真は幕末から明治時代に活躍した蒔絵師だが、和紙に漆で絵を描く「漆絵」を
発明した。漆は重みがあるため上から下への直線は引けるが横には引けないので、
紙を動かして描く。しかし、実際の作品を見ると、漆で描いているとは思えないほどの
達者な筆運びだ。絵の具と違い厚みがあるので立体感が出て、動物描写は、
活き活きとしたものになる。このクマは実に愛らしかった。

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是真の作品は、卓越した技術と現代にも通じるデザインゆえ海外で人気が高く、
「ZESHIN」でとおっている。2年前の三井記念美術館の展覧会はアメリカ人
エドソン氏のコレクション展だったが、今回は全部国内の作品である。
是真は84歳まで生き、仕事に励んだので作品が多い。
 

是真の作品は、細部にも凝っている。
上の写真(右)の蒔絵の菓子器は、はめ込まれた螺鈿がキラキラ美しいだけでなく、
青銅のような風合いに見せる「青銅塗り」という是真考案の技法が使われている。

面白いのは、「漆絵花瓶梅図」。紫檀の上に描いた板絵のように見えるが、和紙の
上に漆で紫檀そっくりの塗りをして、その上に漆で花瓶や梅を描いたもの。
額に見える部分も漆絵。驚くだけでなく、モダンな構図は見ていて飽きない。

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そっくりで、ヒネリがあり面白いもの、もう一点。
伝光琳の「業平蒔絵硯箱」をまねた是真の作品が並べて展示されていた。
光琳が錫の板を貼って表現した衣装の銀色の部分を是真は錫の粉を用いた
漆絵にし、年月を経て錆びた部分まで、丁寧に漆絵で表現していた。
そういう部分を発見すると、うれしくなる。

栗や柿など秋の果物の漆絵は、背景が青銅塗りなので、西洋の静物画の
雰囲気を出していた。
「青海波塗柳流水蒔絵重箱」は五段重ね。中央に柳、青海波塗りで流水が上
から下へ続く、その豪華さと言ったら、、ため息もの。

是真は、京都の四条派に学び、絵師としても活躍したので、屏風絵や掛け軸も
展示されていた。

 [リボン] おすすめの展覧会です。根津美術館の庭の紅葉が素晴らしかったけれど、
今はイチョウが散っている頃でしょうか。大きな木に囲まれ起伏にとんだ庭の散策は、
静かな休日を過ごすのにぴったりだと思います。

今回の展覧会の作品ではないけれど、私が愛用している是真絵のファイル。
(芸大美術館所蔵・「吾木香・桔梗」)

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ヘイフンテラス(ペニンシュラホテル)の飲茶 [レストラン(中華)]

 同僚Kが、「ペニンシュラの中華の飲茶、今、土曜のランチがお得で6880円。
消費税つくから7500円、安いとは言えないんだけど、行きたいの」「いいわよ」

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(左:アップルパイに刻みチャーシュー入りのパイ、
右:芝エビ入り蒸し餃子、ホタテとほうれん草の蒸し餃子)

忙しい日が続いていたので、午後のゆったりランチがうれしい。
前菜とスープ、そのあとが点心の食べ放題で、〆は麺ごはん類とデザートという
メニュー構成。混んでいて、予約は1時半しかとれなかったそう。

「ツバメの巣と鶏ひき肉入りコーンスープ」、ツバメの巣は、話には聞くけど、
食べたことがないので、頼んでみた。白い巣は糸のようだけどゼリー状。
「こんなとろみ」とKがスプーンにのせて見せてくれている。

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手前は、鮑と鶏肉入りタロイモの蜂の巣揚げ。
これは、形が蜂の巣なだけ。鮑がごろ、ごろっとはいっていて、さすが。
飲茶の点心は18種類。何種類頼んでもOK。どれもふたりで分け16種類制覇。
定番の海老餃子とか小龍包よりも、初めて聞くものが多く、興味深々。
下のお皿の左は、タラバガニと鶏肉、椎茸の湯葉巻。右は鶏肉入り春巻き。
どれも厳選された素材ということがよくわかる。

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おいしかったのは、
精進野菜湯葉巻煎り煮、ごぼうの味が湯葉に合う。
豚スペアリブの黒豆ソース蒸し、ソースの味が絶品。一口に切ってあり食べやすい。
アワビ入りもち米ごはん蓮の葉包み、あわびがふんだんに使われていた。
餃子類の蒸し物は、おしょうゆなしで食べる味付け。旨みがぎっしりとつまっていて
美味なり~。

点心の後の食事は四川風担担麺、デザートにクコの実入りキンカンゼリーを頼んだ。
それぞれ6種類の中から選ぶので、ちょっと迷う。

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予約の1時半に行ったが、前のお客様がいて、席が空かなかったので、
少し待って席に着き、4時までいた。たくさん食べておなかがいっぱいになった。
以前、行ったときは、おいしかったけれど、量が少なく、私には残念だったが、
今回は、質、量、サービス、どれも大満足だった。

 *以前、行った時の記事


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