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東京がよく見えるレストラン [レストラン(フレンチ)]

 「東京がよく見えるレストランに行きたい」と京都の知人が言うので、どこにしよう?
と考え、東京駅丸ビル35Fの「モナリザ」にした。
ここは、眼下に皇居、横の方に国会議事堂が見え、東京が一望できる。
6時半に店に着くと、晴れた日だったので、真正面に富士山が見えて、得した気分。

 メニューを選んでから、シャンパンを選択。
私が前菜に選んだ「蒸しアナゴのバルサミコソース」(下の写真)と、
魚料理の「鰯とじゃがいものパイ包み」には、「タルラン」より味がしっかりした
「ガティノワ」GATINOIS が、あうとすすめられる。

   

 

 ↑「鰯とじゃがいものパイ包み」は、鰯の生臭さがマッシュポテトで消え、すごくおいしい。

 ↓子羊、おいしそうな色でしょ。左右、前の茶色の薄いのは夏トリュフ。

   
 デザートはケーキ4種類とシャーベット。

 エンパイアステートビルを小さくしたような形の新宿ドコモビル。
形に特徴があるので、明治神宮や新宿御苑の緑の中ではっきりわかるので、
「あそこが新宿」と説明。
「サンシャインはどこですか?」ときかれ、きょろきょろ。
後楽園のジェットコースターとタワーが見えたので、その向こうのビル群だろうと
見当をつける。ビルばかりになってしまって、どこがどこか見分けにくくなった東京。

「京都やったら、大文字がすぐ見えるんやけど、東京は広くて、山が見えんなぁ」
と言われたけど、、、、、、晴れている昼間なら、丹沢が見える。海も見える。
夜だからイルミネーションに負けて、山も海も見えない大都会。。


伊豆ガラスと工芸美術館 [日本の美術館]

 前回に引き続き、伊豆の美術館です。
ガラスと工芸の美術館なので、エミール・ガレ、ルネ・ラリックの作品を所蔵していますが、
ラリックに関しては、箱根の「ラリック美術館」がおすすめです。
ガレは、諏訪湖のほとりの「北沢美術館」が充実しています。
この美術館のティールームからは、海が一望できます。
海の彼方の白いのは雲ではなく、大島です。

 

ガレの花瓶

    

 花瓶の向こうに見える絵は、「高島北海」の作品。
高島北海は、山口県萩市出身。明倫館で乃木大将と学友。藩医の父から絵を学び、
工部省の役人になり銀山に勤務。フランス人技師から地質学を学び、フランスのナンシーに
地質学をさらに学ぶために留学。日本の植物を描いて見せフランスの文化人の間で評判になり、
ガレも彼の描いた植物から影響を受けました。 絵の上の方の葉はガレの花瓶の模様に
よく使われていますよね。
昨年、ガレの大きな展覧会がありました。そのときの記事はこちら。

 

↓ラリックの花瓶          ニナリッチの香水、L'air du tempsの瓶(ラリック作)

      

 香りの好みは、時代とともに変わりますね。
昨夏、私は、おみやげにもらったブルガリのオードパルファン(香水のうすいぶん)を
使っていて、美容院のお兄さんをはじめ若い男の人に「それどこのですか?」と結構
きかれ、人気でした。今年は、やはり、いただきもののシャネルの5番を使っているのだけれど、
「そのにおい嫌いです」とか「香水、強いです」なんて言われてます。
私もちょっと甘すぎる香りかな、と思っていたのですが。。

 

 ↓はニューヨークの宝石店「ティファニー」の創始者ルイス・ティファニーのランプ。
ステンドグラスのデザインが特徴です。
     

 この美術館は、「撮影可」と書いてあったので、携帯で撮りました。


池田20世紀美術館(伊豆) [日本の美術館]

 先週、伊豆高原に行きました。
伊豆は、東京から簡単に行けて、宿泊客も多い観光地。 ミュージアムが多いのです。
操り人形のミュージアム、オルゴール館、テディベアミュージアム、ガラス工芸館、人形の美術館
宇宙美術館などなど、趣味に偏ってます。 そんな中で、「池田20世紀美術館」は20世紀絵画の
美術館。「ピカソのおっきい絵があって、あそこは本物だ」とタクシーの運転手さんが言ってました。

建物はステンレス製、自然光をとりいれ、モダンでおしゃれです。

 この美術館は、池田英一というニチレキの元社長の個人コレクション。
ニチレキ(旧日本瀝青)という道路の舗装の乳化剤の会社を興し、財を成し、
「20世紀の作品」にこだわっての趣味のよいコレクション。すごいです。
ルノワール、ボナール、ココシュカ、マチス、レジェなどの巨匠、、、抽象のデ・クーニングや
難波田龍起もあって、見ごたえがあります。


ピカソの大きい絵「近衛兵と鳩」
金ボタン、金モールの衣装の王室警護の近衛兵の肩に平和の象徴の鳩がとまっています。

隣は、アンディ・ウォホールの「マリリン・モンロー」。連作の中のひとつです。

         

 

パンフレットからスキャンしたので、黒白ですが、
左はダリの「ヴィーナスと水兵」
海の見える窓辺で、影法師のような白い服の水兵に抱かれているのがヴィーナス。
シューレアリズムに走る前、若い日のダリの作品なので、海外の「ダリ回顧展」に
貸し出されることが多いそうです。

         

中央は、ミロの「女」
ミロの絵が記号に近いというのもうなずけます。

    
右は、シャガールの「パレード」
「人生はサーカスだ」と語ったシャガール。この絵にも踊り子や曲芸師、バイオリン弾きがいます。
青を基調として、赤や黄色が効果的に配されているきれいな絵。

 この美術館の前にある喫茶店は、高原ふうで、ゆったりできます。
ランチもあって、「豚肉のトマトカレー」を食べたけど、おいしかったです。


中国産ワインで中華料理 [レストラン(中華)]

 昨年同様、今年も中華料理での暑気払い。
ワインは中国産。フランスとの合弁会社で、フランスから醸造技術者が来て指導して
いるのだそう。上海の近くとか。
白ワインChardonnayシャルドネと書いてあるのが見えますか? 2003年ものです。

      

 前菜、かぼちゃとフカヒレのスープは写真撮り忘れ。
     

海老3種。  
なまこ。 ワインは赤になりました。同じく中国産。

↓北京ダック
ダックの皮をそいでいるところ。この皮とねぎ、きゅうり、味噌を餅でくるっと巻いて供されます。
    

横にあるのは、ダックの頭。脳みそを食べます。
私は、食べなかったけど、食べた人は「あんきも」みたいと言っていました。

   

                               これは、カエル(田鶏)の唐揚げ。


冬瓜と百合根

 本日の話題は、今、流行の歌「千の風に乗って~♪」
替え歌が「あなたの歌声は、こもり過ぎ~です~♪」  みんな物まねがうまいんですよ。。。

  


ドン・キホーテ(バレエ) [オペラ、コンサート、バレエ]

 もう1ヶ月以上前のことだけど、 新国立劇場にバレエ「ドン・キホーテ」を見に行った。
昨年、「白鳥の湖」で見たロシア・キエフバレエのデニス・マトヴィエンコの踊りが見たかった。

 全3幕。2回休憩がある。
舞台が明るく華やかできれい。いろいろな種類の踊りが出てくる。

  実は、「ドン・キホーテ」のバレエがあるとは知らなかった。
セルバンテス原作の小説は、小学生の頃、読んだだけ。
原作をもとにしたミュージカル「ラ・マンチャの男」は、だいぶ前に見たことがある。
松本幸四郎が30年位ずっと、ドン・キホーテ役をやっているので評判。
 バレエの「ドン・キホーテ」では、ドン・キホーテは従者サンチョパンザを連れて登場するが
踊る場面はない。話の進行役である。夢に見た恋人ドルネシア姫も登場しない。
ドン・キホーテが泊まった宿の娘キトリとその恋人バジルの物語なのである。

 真っ赤な衣装で登場するキトリ(寺島ひろみ)。恋人バジルがマトヴィエンコ。
貴族のガマーシュもキトリに恋している。そこにドンキホーテとサンチョパンサが現れて、
にぎやかな舞台。バジルとキトリの踊りは、片手リフト、ジャンプ、回転と実にすばらしい。

 前回の記事、コンラッドでのランチのとき、同僚Yが、「昨日ね、熊川哲也のバレエの
ドン・キホーテを見に行ったんだけど、すばらしいので、びっくりしちゃった」と座るなり語る。
熊川哲也は、英国ロイヤルバレエ団で、ドン・キホーテを踊って、拍手喝采。プリンシパル
(主役クラス)に昇格したのだそう。でも、残念ながら、熊川は5月に足を骨折したため休場
で代役だったそう。
 
  りんりんさんも、やはり、バレエ「ドン・キホーテ」を見たと書いていらっしゃるけれど、
こちらは、「ミラノオペラ座バレエ団」の日本公演。ラテン系なので生真面目なロシアと
一味違うとのこと。機会があったら、他のバレエ団のも見てみたいと思った。 


夏のランチ(ホテルコンラッド、ゴードン・ラムゼイ) [閉店した店]

 同僚が「なんか~眺めのいいレストランでランチしたいですね」と言う。
「じゃぁ、コンラッドにしましょう。吹き抜けで気持がいいから」
汐留のホテル・コンラッドは、ヒルトンの上級クラスのホテル。
ここの28F、
メインダイニングが「ゴードン・ラムゼイ」。
ゴードン・ラムゼイはイギリス人で元プロサッカー選手。
怪我で引退し、パリでシェフ修行をした後、ロンドンに店を開きミシェラン3つ星を獲得。
モダン・フレンチと称して、ユニークなフレンチに挑戦している伝説の人。

 こんな感じに、眺めはビル群。
天井までが7,4m。開放的で気持がいい。


 アミューズのガスパチョふうスープを一口飲んだとたん、3人で「!」と目をあわす。
実においしいのです。
前菜は、私はハムとフォアグラのテリーヌに野菜のピクルスのせ。
テリーヌが夏仕立てで、ふわっとやわらか。冷たい食感がおいしさを引き立てる。

友達はタコのマリネに雲丹がのっている皿。 きれいなだけでなく非常においしいそう。

   
メインは、私は鱈のソテー、クリームソース。
鱈の焼き加減が絶妙。皮がぱりっとしている。目の前でかけてくれるソースはスープ状。
シャバシャバスープに魚をひたして食べるのがおいしい。
つけあわせは、○○をリングイネで巻いたもの。(○○はなんだったか忘れました)。
友達は地鶏のソテー。白い部分はじゃyがいものピューレ。茶色のソースがおいしかったそう。

 

 ↓デザート。友達と2人分。

 以上が5000円のランチコース。
デザートの後には、マカロンとホワイトチョコも。
パンもおいしくてたくさん食べてしまうから、これでちゃんとおなかいっぱいになります。
何より、おいしいのです。
昨年秋に行った時は、ちょっとピントのはずれたお料理という感じだったのですが、
今回は感激。また来ようと思いました。