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12月前半、友達と [シャンパン・ワイン・ビール]

(1)日展
毎年、恒例で100年の歴史を持つ「日展」は、長らく東京都美術館で開催されていたが、
国立新美術館が開館して以来、こちらで開催されている。
友達の弟さんの工芸作品を見に行った。

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ちょうど、国立新美術館では、「ニキ・ド・サンファル展」を開催中。
巨大なニキ作品が美術館の吹き抜けロビー空間に飾られていた。下にいる人々の
サイズから、この作品の大きさがわかると思う。
ニキ作品は、いつも色が明るい。

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(2)品川教会のメサイア
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初めて行ったけど、この教会では、毎年、12月になるとすぐ、キリストの誕生を待つ意味で
メサイアコンサートをしているのだそう。400人くらい入る広い礼拝堂が満席だった。
バリトンのソリストの青戸知は、新国立劇場のオペラでよく見ている人なので、歌を楽しみに
していたのだが、体調不良のため代演、稲垣俊也に変わった。稲垣氏はハンサム!
芸大卒後、ICUの神学部卒で現職の牧師という宗教曲を歌うのに、ぴったりな経歴。
アルトの谷地畝晶子は、前に誰かとのジョイントで聞いたことがあるのだけど、いつ
、どこでか思い出せない。
指揮 藤本 敬三
ソプラノ 日比野 幸
テノール 谷口 洋介
パイプオルガン 筒井 淳子
チェンバロ 寺村 朋子
久しぶりに聴いたメサイア、演奏もよかったが、やはり、ヘンデルの曲自体がすばらしい。


(3)ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱」第九、日フィル、フロイデ合唱団
池袋の芸術劇場コンサートホールは、2000人収容の大ホール。建物に入ってから、
長いエスカレーターで5階まで上がり、さらに7階へと、客席に着くまでに時間がかかる。
最初に、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲が演奏された。
第九は休憩なし、なので、遅刻すると入れないから、短いこの曲があったのかなと思った。

指揮      小松長生
ソプラノ    石上朋美
メゾソプラノ 小泉詠子
テノール   福井 敬
バリトン    成田博之

池袋で終わったのが、5時頃。さて、夜ごはんはどこで?
M子さんが、「前、目白でのコンサートの帰りに行った駅のそばのビストロは?」
「フランス人がやってるとこでしょ。丁度いいわね!」
目白駅から1分、目白通りに面してる「モン・サン・ミッシェル」
 *この店は閉店しました。 
前菜盛り合わせ(2人分)が泡を飲むのに、ちょうど良かった。
メインに私は仔羊、M子さんは鴨。鴨の付け合せのパイの中身は、茸のクリームソース和え。
「すごく美味しいから食べてみて」と言われ、分けてもらったけど、その通りだった。
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(4)友達のヌーボー、Carpe Diem(カルプディエム)
数年前から新横浜でブドウを育て、ワインを造ってる(醸造・瓶詰めはプロに頼んでる)Tの
ヌーボーを飲む会。あわててラベルを貼ったら、曲がってしまったとか(笑)
6人で。カルプディエムはラテン語で、「その日をつかめ」、英語ではSeize the day.
故ロビン・ウィリアムス主演でSeize the Day (邦題「いまを生きる」)という映画が
あったけど、それとは関係ないんですって。

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シダの葉が化石ように貼りついてるフランスのチーズ。これ、前に食べて美味しかったぶん。
もちっとした感じでマイルド、クリーミィ。シダの香りは、あまり感じなくて。。いつもMr.Sが
チーズ担当で、「チーズ王国」で買ってきてくれる。チーズのカッティングボードが、模様入り
なため、これじゃチーズが見えにくいわね。
M子さんお手製の牛肉の八幡巻と鰻巻。上等な鰻なので特に美味しかった。
ケーキは私が作成、半分、切ったところでの写真。


(5)胡蝶蘭
「明日で個展が終わるけど、もらった大きい蘭、いる?捨てるのもったいないし~」
とSからのメール。「要ります! 私が友達と、「こういうの家に置きたい」って言ってた
のを覚えてたらしい。車で届けてくれた。

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後日、個展の成功を祝って、4人で乾杯。
氷を浮かべて飲むモエの「アイス・アンペリアル」
ちょっ濃いめのシャンパンなので、冬でも氷入りがすっきりと美味しかった。

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(おまけ)
ステンドグラス作家のHが、仲間18名と、パリの日本文化会館で11月17日から28日
まで展覧会を開催した。テロ発生から4日後の開催だったので、搬入・展示も慌ただしく、
お客様が来てくれるか心配したけれど、3500人の来場者があり、「ステンドグラスで館内
に灯りを燈すことはテロの犠牲者への供養にもなる」との言葉も頂いたそうで、よかったね[ハートたち(複数ハート)]


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ファルスタッフ (新国立劇場) [オペラ、コンサート、バレエ]

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新国立劇場で、オペラ「ファルスタッフ」を見た。
ヴェルディの最後のオペラで、シェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」が原作。
同じシェイクスピア原作の悲劇「オテロ」のオペラ化に成功し、引退するつもりだった
ヴェルディだが、「ウィンザーの陽気な女房たち」の主人公ファルスタッフの個性に惹かれ、
オペラ化した。
ヴェルディのドラマティックで華麗な曲や歌、というより、原作の芝居が中心で、
見ていて笑えるし、楽しい。

演出は、ジョナサン・ミラー。「フェルメールの絵画を思わせる美しい美術・衣裳にご注目」
とチラシに書いてあったが、床の碁盤目模様と、フェルメール作品に「リュートを調弦する女」
があることくらいで、衣装はエリザベス朝様式、シェクスピア劇の衣装だと思う。

主人公ファルスタッフは元騎士の初老の男。昔は痩せていて、もてたらしいが、今は
大酒飲みの大デブ。それでも、自分では、もてると勘違いをしていて、未だに、せっせと
ラブレターを書いている。しかも同じ文面のラブレターを既婚の2人の女性に送り、
2人に同じ文面とばれてしまう。2人は「私たちはそんな軽い女じゃないわ。図々しい
ファルスタッフをやっつけましょう」と策を練る。

ファルスタッフには、グルジアのバリトン ゲオルグ・ガグニーゼ。
重量感のある素晴らしい声。明るく元気な声で陽気さを出していた。以前にサントリーホール
で聴いたコンサート形式のオペラ公演でのR・ブルゾンより軽く明るい感じ。
ラブレターをもらった女性の夫、フォード氏もバリトンで、マッシモ・カヴァレッティ。
長身で足が細い。ファルスタッフに比べると、容貌がす・て・き!明るくのびやかな声で、
生き生きとしていた。フォード夫人アリーチェは、アガ・ミコライ(ソプラノ)。
澄んだ声で賢く上品な女性を演じていた。日本人ソリストも混じっての出演だが、遜色なく
歌っていた。

指揮:イウ・アベル
ファルスタッフ:ゲオルグ・ガグニーゼ
フォード:マッシモ・カヴァレッティ
フェントン:吉田浩之
カイウス:松浦 健
バルドルフォ:糸賀修平
ピストーラ:妻屋秀和
アリーチェ:アガ・ミコライ
ナンネッタ:安井陽子
クイックリー夫人:エレーナ・ザレンバ
ページ夫人メグ:増田弥生

新国立劇場のロビーにもクリスマスツリーが飾ってあった。
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終了後は、オペラシティのクリスマスツリーを見ながら、テラス席で軽く泡で乾杯。
オリーブだけで終わるはずはなく、チキンバスケットに海老のアヒージョ、赤ワインと続いた。

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11月後半、友達と

記事を書こうと、管理ページにログインしたら、順位が2048位。もう何日もたってる記事なのに、
と、不思議に思って、「アクセス解析」を見たら、過去記事「ノイエ・ギャラリーin NewYork」への
アクセスが多い。
はは~ん、映画「黄金のアデーレ」関連ね。私も、この映画は見たいと思ってるの。


さて、12月になったので、11月後半のおいしかったものをご紹介。

1、京都みやげの鯖寿司。
「いづう」かと思ったら、「いづ重」。100年前に「いづう」から暖簾分けした店なのだそう。

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この和菓子も京都みやげ。秋の半生菓子。
有名店だったけど、どこの店だったか。。下に敷いてある薄い緑色の包装紙の店。

2、ボジョレー・ヌーボーにふられの巻
シカダCICADA
ボジョレー・ヌーボー解禁から間もない日、友達と表参道で待ち合わせてランチ。
「私、ボジョレー、まだ飲んでないの」「じゃ、シカダに行ってみる?」
土曜日の1時過ぎだったので、いつも予約でいっぱいのシカダも、「カウンターの席ならあいてます」
カウンターに座り、「ヌーボー」と元気よく言うと、「うちは置いてないんですよ」
がっくり。。
この店で、いつも頼むのは、「ミートボール」と「スパイシークラブケーキ」
クラブケーキは、カニ肉と玉ねぎパン粉を混ぜて、ケーキ型に丸くして焼いたもの。
アメリカ・ボストンで食べたのが、カニがごろごろ入っていておいしかった。
アメリカ料理らしい。シカダのは、グリーンソースがかかっている。
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デザートは、季節もののモンブランが食べたかったから、外へ出て、ヨックモックへ。
コーヒーを頼むと、定番シガールがついてくる。
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3、四川豆花飯荘
M子さんにお世話になった一件があったので、「ごちそうするわ。どこに行く?」
「じゃ、遠慮なく、新丸ビルの四川豆花飯荘」「なんで遠慮?」「あなたが辛いの苦手だから、
悪いと思って。それにSも誘いたいけど、値段高くなっちゃうから」
お茶芸がある本格四川料理の店。(以前の記事

左上がお茶。くらげ、よだれ鶏。
下の段は天使海老の、、忘れたけど、すごく美味しかった。鮑と野菜の炒めもの。
この他にも頼んだけど、写真があるのはこれだけ。

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4、うちでお客様
神戸に住んでいる遠縁の人(43歳)が、出張ついでに東京の親戚の家に来たいと、
訪ねて来た。「これ美味しいので」と、小田急の包装紙のお酒。
お料理の写真はなし。楽しかった。
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5、3人でお寿司屋
いつもカウンター席だけど、1名腰痛。
高い椅子に座るのは苦痛とのことで、テーブル席へ。
テーブル席だと、お刺身もこんなふうにお皿にのって出て来る。
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4、もうすぐクリスマス。
「ベル・アメール」のチョコレート・サンドを頂いた。
綺麗なだけでなく、リッチで美味しい。
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12月前なのに、こんなに飲んだり、食べたり、、。


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