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ラペルーズ [Paris レストラン・カフェ]

「今回は、私もあなたと一緒に美術館へ行くわ。疲れたらすわって
待ってるから」とE子が言うので、4日間有効のミュージアムパスを買った。
これを使うとオルセー美術館などに並ばずに入れるメリットがある。


4日間連続で美術館を一日2つずつ行くことにした。
初日には、ニシム・ド・カモンド邸宅美術館とルーヴル。(後日記事に)
2日目に、オテル・ドゥ・ラ・マリーヌとオルセー美術館。


オテル・ドゥ・ラ・マリーヌは、コンコルド広場に面した元海軍省の立派な
堂々たる建物。もともとはルイ16世の「王室家具調度品保管所」として
建てられたので、その部分を2021年から公開、ミュージアムパスで見学ができる。
「ここのテラスからの眺めがすばらしいの。昔、普通は入れないんだけど、
パリコレ関係のパーティがここであって、眺めのすばらしさにパリに住み
たいと思ったのよ」
入ってすぐは中庭。たたずまいが静かで美しい。左がレストランになって
いるので、足をとめたE子が「あら、ラペルーズがはいってるんだわ。」
「えっ?」「ラペルーズ知らない?セーヌ川沿いにあって、パリで最古の
レストラン。今も同じ建物で、ちょっと格式があるの」

時間は丁度12時。ランチをしましょう、と入った。
お店の名前のカクテルを頼んだら、Laperouseと名入りでラベンダーの花が添えられている。
ウオッカ、マティニー、レモン、はちみつ、白い泡はメレンゲ。
上品でおいしい!今まで飲んだカクテルの中で一番好き。E子も同じ感想。

Cocktel.jpg


前菜にエスカルゴ6個、積み木のようなトーストパン付き。
EScargo.jpg
主菜は私はハンバーガー。お肉の焼き具合をきかれ「ミディアム」。
パンはブリオッシュ風でふんわり。チーズのせ。ベーコンはオプション。
ハンバーグの牛肉が美味しい。はみ出てるのは、オニオンスライス。
あつあつハンバーグで、しなっとなっている。フライドポテト付き。
Hanberger.jpg

E子は、「仔羊肉の煮込み、カレー風味」オリーブ、パプリカ、フライドオニオン入り。
辛くないんだそう。ガーリックとレーズンが入ったライス付き。かなりの量。
AgneauCurry.jpg


サービスの人が、私に「日本人ですか?」「はい」「私のおかあさんは日本人です」。
言われなければわからない容貌。パリ育ちで学校もパリでフランス人。日本語は少し
話せるだけ。
「おいしいし、サービスもいいから、Alex との会食はここにしましょう」で、
次の予約をした。


食事後、オテル・ドゥ・ラ・マリーヌの建物内を見学。
E子おすすめのテラスに出て、写真を取った。すばらしい眺め。
目の前にコンコルド広場、右にエッフェル塔。

Hotel de Marine.jpg

テラスの写真は撮らなかったので、Wikiから借用。

La_grande_Loggia_de_l'Hôtel_de_la_Marine_(Paris)_(51352775059).jpg

「王室家具調度品保管所」でも豪華。これは正式な客用の食堂。
所長夫人の部屋が、薄い緑色で統一され、洗練され豪華なので、当時の官吏は
特権階級だったとわかった。

Hotel de Marine1.jpg



翌週。Alex夫妻と再び、「ラペルーズ」で会食。
インテリアは、海軍省跡なので、海を意識したもの。高い天井。

Laperuse22.jpg

今回の食前酒は、ラビアンローズ(バラ色の人生)というカクテル。
ウォッカ、フランボワーズ(苺)のリキュール、スミレのリキュールに
レモン汁、シャンパン(ヴーブクリコ)、フランボワーズ添え。

Lapruse3.jpg

前菜。チコリ、紫チコリ、コンテチーズ、ロックフォールチーズ、フライドオニオン
混ぜて食べる。E子の家にある食材ばかりなので、どうやって出て来るのか興味ありで
頼んでみた。パンや白ワインに合う。

Hordeuvre.jpg

E子の前菜は、ヒラメのタルタル。

ヒラメの刺身を小さく切って日本ねぎ香草、トマトなどで味付けしたもの。

Hordeuvre22.jpg

主采は、ガンバス海老のグリル。
小さく切った野菜がごろごろ入ってるドレッシング(小鉢入り)添え。
海老をカットする専用鋏とフィンガーボウルが来たので、手で食べた。
LaprouseGanbas.jpg


デザートは大きなケーキ。バッテリー切れで写真無し。
Alexから写真が届いたら、載せます。



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