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ケ・ブランリ美術館 [☆彡Paris 美術館]

ケ・ブランリ美術館は、2006年開設の新しい国立の美術館。
アジア、アフリカ、オセアニア、アメリカ大陸固有の文化・文明・芸術を
写真や映像で紹介、展示をしている。
ここは元復興省があった場所で、エッフェル塔近くの広大な土地なので、
美術館の建物の他に自然を感じられる庭園が造られている。

7月、ここの入口ホールで、宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」の一場面を織った
タペストリーが初公開された。タペストリー制作は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている
フランス中部のオービュッソンという町の工房。「オービュッソン、宮崎駿の空想世界を織る」
プロジェクト全5作のうちの第1作目だそう。
とにかく大きい! 高さ5m。

 

Branly1.jpg

近くに寄ってみるとわかるが、実に細かい緻密な作業。緑のコケ蒸した
幹は太い毛糸でざっくりと重量感、岩は細い糸で乾いた感じにと、素材を
変えて織り分けている。
Branly3.jpg

美術館はこの赤い建物で、入口は、右の奥。
草が生い茂る熱帯を意識した庭園は、景観アーティストの第一人者、
ジル・クレモンによるもの。従来のフランス式庭園の対極にある。
建物の外壁には植物が植えられていて、これは別の造園家の設計。
とにかく緑がいっぱい。
Branly5.jpg
中央に見えてるブルーは広告を貼るボード
7月8日から8月27日まで、日本のアニメ映画が無料で見れると書いてある。
panf_Jardin de ete.jpg

 

Branly4.jpg
白いデッキチェアもおしゃれ。
Branly6.jpg
白いパラソルがあるのは。アラン・デュカスのレストラン・カフェ。
「アラン・デュカスなら美味しいわよね」と列に並ぶ。
2種類のアイスまたはシャーベットを選ぶ。ヴァニラビーンズのアイスと
苺のシャーベットにした。苺を凍らせました状態で美味。銀の食器は冷やしてあった。
さすが。
Branly_Ducas.jpg
売店に宮崎駿のダイジェスト版アニメ本(仏語)、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城、
平成狸合戦、ラピュタ、ナウシカなどが平積みされ、グッズもあったので面白く眺めた。
もちろん、アフリカやインド、インドネシア、中国の工芸品も並んでいて、それら、
一つ一つが普段、見かけない珍しいものだったので、次は、美術館の常設作品を
見に来ようと思った。

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