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ストラスブールのクリスマスマーケットと近代美術館 [外国の美術館、博物館]

 ストラスブール大聖堂の前で開かれている「クリスマスマーケット」の写真が、私の部屋の12月の
カレンダーの写真でした。毎日見て、「行きたい!」と思いが募り、出かけることにしました。

パリから特急列車で3時間、ストラスブール駅につきました。寒い!-5度と表示されています。


ストラスブールはアルザス地方の中心地。
アルザスはフランスとドイツの国境地域のため、長年、ドイツ領、フランス領と変わってきた。
今の呼び名はフランス式「ストラスブール」。
駅の放送はフランス語とドイツ語が交互に聞こえてきます。
私は今はフランス語の方が得意だけど、高校・大学と第二外国語はドイツ語だったので、
ドイツ語の響きはなつかしい。

アルザスの旧市街は、ユネスコの世界遺産。中世の面影を残したかわいい町。
アルザス料理は、アイスバイン、シュークルート+ソーセージ、&アルザスワイン
名前忘れたけど、昔の税関の建物を使っているレストランがなかなかよかったです。


お目当ての夜のクリスマスマーケット。

露店がずっと続く。売っているものは、クリスマスツリーにつける各種オーナメント。
オーナメントはめずらしいもの、かわいいものがたくさん
クッキーやゼリーのようなお菓子も。
この時の気温ー10℃、半端じゃない寒さ。
みんな、スキーウェア。
プラスチックのコップ入りの温かいワインが売れていました。

翌日、ストラスブルグ近代美術館へ

近代美術館らしい建物。まだ新しい。
吹き抜けで広々としています。
カフェは日本人建築家の設計とか。(誰だろう?) 2000円くらいだから安くないけど、
ランチがおいしかったです。

ストラスブルグ出身の2人、彫刻家アルプ(Jean Arp)の部屋と画家ドレ(Gustave Dore)の
部屋がこの美術館の自慢。
ドレの「キリスト」はものすごく大きい絵。迫力あります。
アルプの彫刻はマチスをもっと簡略化したようなトルソーが多い。


 ← 2点ともアルプ

現代作家の作品も期間限定でひとり1部屋でゆったりと紹介。
この時は、アメリカのパフォーマンス作家 James Lee Byars  と
色彩豊かな画家 Nay でした。

印象派以降がひとおとり何でもそろっていて、年代順に展示され、見やすい空間。
この美術館が開館したとき、国立近代美術館の貯蔵品が運ばれてきたのだそう。
どうりで、いいものぞろい。

これがチケット。とってもシンプル。この数字は何の意味?




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