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赤坂大歌舞伎・2015年 [演劇、ミュージカル、Jazz]

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赤坂アクトシアターへ「赤坂大歌舞伎」を見に行った。
中村勘九郎、七之助兄弟に、橋之助の長男、国生(くにお)が出演。
歌舞伎座の歌舞伎は、演目数が3つで、4時間かかる。
こちらは、初めて見る人も楽しめるようにと、演目数2つで、3時間。

赤坂歌舞伎は、先代中村勘三郎の「芸能の街・赤坂で歌舞伎を!」
という一言から始まり、今まで歌舞伎を見たことがなかったお客様を動員し、
評判になった。第2回目は、2010年で、それを見に行った。
その後、2013年、中村勘三郎が亡くなった後、父の遺志を継ぎ、勘九郎、七之助兄弟を
中心に公演が行われ、今回は4回目。

[フリーダイヤル]今回の出し物は、糸操りの人形が三番叟を踊る「操り三番叟」と、七役早替りが
見所の「お染久松」。
 「操り三番叟」では、国生が糸を繰り、勘九郎が、繰られる人形の舞踊。まさにマリオネット
の人形の動き!軽やかさと人形のぎこちなさを表現した舞。操る国生との息もぴったり。

国生は橋之助の長男で、初舞台が4歳の時。「娘道成寺」の小坊主役だった。口上では、
座布団の上にちょこんと座って、「中村国生にござりまする」と一生懸命でいじらしかった。
あれから何年たっているのだろう、と、調べてみたら、20才になっていた。

「お染久松」では、七之助が、主要な七役を早変わりで演じて、拍手喝采だった。
とにかく、七之助の女形は美しい!どうやって、あんなに早く?と思える場面も多々。
久松は立ち役(男役)だが、これも七之助が演じた。じゃ、二人が、手に手をとって、
駆け落ちするのはどうする?と気になっていたが、さすがに、この場面では、別の役者が
後姿だけの出演だった。
兄の勘九郎が、悪の役で、妻役の七之助とわたりあう場面は、30分ほど続くが、
二人の芝居の上手さで、じっくり見せてくれた。こういう場面がないと、単なる早変わりの
面白さだけに終わってしまう。

「面白かったわね、でも、おなかもすいたわね」と、M子さんが予約しておいた和食の店
に行った。それは、次の記事で。

開演前には、「終わるのが7時半だから、モンブランでも食べておきましょう」と、
劇場近くの「青山フラワーマーケット」でお茶をした。お花屋さんがやってるティールーム
なので、どのテーブルにも、ダリアが挿してあり、テーブルはガラスなので、下の観葉植物
が見えるようになっていた。モンブランはなくて、かぼちゃとさつまいものモンブランもどき。

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