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眠れる森の美女(バレエ) [オペラ、コンサート、バレエ]

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「白鳥の湖」でスワンを全員男性が演じるという斬新なアイディアと独創性で世界中を驚かせた
マシュー・ボーンの「眠れる森の美女」。英国でのバレエ公演が映画化(cocoさんの記事参照)
されたものを昨年見たが、今回は実際の舞台!日本公演。
渋谷ヒカリエ、シアター・オーブが会場。入口には記念撮影用のセットがしつらえてあった。

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従来の「眠れる森の美女」のバレエとは全く違い、大胆な振り付けでスピーディな踊り。
衣装も豪華でモダン。特に悪役の男性陣の踊りが素晴らしかった。話題を呼ぶのも納得。

<story>
子どものいない王と王妃が、闇の妖精にお願いして王女を授かるが、お礼を忘れたため、
妖精の王リラ伯爵の怒りを買い、「オーロラ姫は20才になったら100年の眠りにつく」
というの呪いをかけられてしまう。20才になった姫のお祝いの舞踏会の夜、姫は、予言通り
ヴァンパイアに噛まれて眠りに就く。姫の恋人、森番のレオもヴァンパイアに噛まれて眠りに
就き、二人は100年後、現代に目を覚ます。

<舞台>
「眠れる森の美女」を全く知らなかった同行の友達も、「久しぶりにわくわくするものを見たわ」
と喜んでいた。舞台の美しさ。踊りの素晴らしさ。聞き覚えのある曲。

Babyオーロラはパペット(操り人形)だが、新解釈で、かなりのお転婆ちゃん。
ちょこちょこした動きに召使たちは、ついていくのが大変。ようやく寝かしつけると、
窓の外では妖精たちがベルトコンベア!に乗って舞台を横断。満月の夜。
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虫のような衣装の妖精(実はヴァンパイア)の踊りがかっこいい。
のびのびと、時にきりっと、スピーディでパンチがきいた踊り。
背中に羽根がついているのが、ヴァンパイアのしるし。
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オーロラ姫は身分違いだが、森番のレオと恋人どうし。
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舞台にひきつけられっぱなしだった。
動きが速いし、時々はユーモアもある。オーロラ姫は可愛らしく、しなやかに踊る。
新解釈なので、次、どうなるのかわからない展開。妖精がヴァンパイアという発想も
驚くが、納得。マシューボーンの人気がうなづける舞台だった。
映画でみてはいたが、実際の舞台の迫力はまた別物という感じがあった。

すばらしい舞台だったが、25日、きょうまでの公演。
記事が遅くてすみません。


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