ロングウッド・ガーデン(フィラデルフィア郊外) [旅行(アメリカ)]
ロングウッドガーデンは、フィラデルフィア郊外にある敷地面積425ヘクタール
(東京ドーム90個分)という巨大なガーデン。
化学会社デュポンのピエール・デュポン氏が自然保護を目的にこの土地を買い取り、庭園を造りはじめた。
その6分の1くらいと温室が公開されている。
ガーデンの前でタクシーを降り、歩き始めると、桜の木が何本も!
市内で見ていた花の小さな白っぽい桜と違って、これは日本の桜に似ている。
花を見たいので、温室に向かった。向こうに見える建物が温室。
アート的に刈り込んだ(シザーハンズのような)木、トピアリーがみごと!
トピアリーの間から噴水が見えたが、今まで見たことのない凝った噴水。
水がクロスしている。
これは、庭園の噴水。庭園はフランス庭園、イギリス庭園、イタリア庭園など、いくつもあるそうだ。
「クリスマスの季節には、ライトアップされて、とっても綺麗なのよ」とY子が言う。
まずは温室へ。天井の高い立派な建物。
入った所から、センスの良さが感じられる設え。
中は、トロピカル・ガーデン。池があり、椰子の木がそびえる。
高い所、目線の所、低い所と、それぞれに置かれた花が、調和がとれていて美しい。
知っている花があると、うれしくなる。
クリーム色のほぼ中央の花は、アマリリス。その下は、シクラメン。
右側の赤い小さな花は、monkey flowerと書いてあった。 猿?
最近、時々見かける極楽鳥花(Strelitzia)
天井から吊るされてるのは、RoseGrape.
花の芯がぶどうの実のように垂れ下がる。
日本の「盆栽」コーナーもあった。
印象に残った花たち
左上から コーレリア、赤い筒状の小さな花、Bartlettina 紫色、メキシコ、グァテマラ原産
2段目 アネモネ、アンセリウム
3段目 サボテン、濃いピンクは紫陽花
ペチュニア(日本ではプランターに植えることが多いけど、これは吊り)
フィラデルフィア [旅行(アメリカ)]
キーウェスト、マイアミ [旅行(アメリカ)]
マイアミ [旅行(アメリカ)]
ワイナリーツァー(ソノマとナパ) [旅行(アメリカ)]
ロス&シスコの旅で、行きたかった所はソノマとナパのワインツァー。
ガイドブックにいろいろ書いてあったが、個人で簡単に行けそうもないので、
ホテルでツァーを申し込んだ。8時半にホテルまでマイクロバスが迎えに来て
くれるそうだから、らくちん。
「バスは遅れるかもしれないから8時45分までは待ってて」と言われたけど、
50分になっても来ないので、ドアマンのお兄さんに言うと、「わかった、調べて
みるから」とチェックに行き、「遅れてる」とのこと。「ところで、向こうにいる人は
あなたの友達?She is beautiful!」と、うっとり表情。M子にそう伝えると、
「じゃ、チップたくさんあげよう。公金なのに悪いわね」
乗りこんだマイクロバスは総勢11名の客。まず自己紹介。どこから来たかを言う。
ニュージャージー州4名にアルゼンチン、、、、私たちJAPAN2名。
バスはゴールデン・ゲイト・ブリッジを渡って、ソノマSONOMAに向かう。
「SONOMAの小さいワイナリー2か所でテイスティング、その後ランチ
をとって、NAPAのシャンドンを見学、これが今日の予定」とアナウンスがあった。
ソノマのワイナリーViansaの入口。植えてあるのはオリーブの木。
建物の中ですぐテイスティング。「よーくふってね、それから手でグラスに蓋をして、
回して香りを閉じ込めてから、香りをかいで」。結構気前よく注いでくれて5種類。
ピノ・グリ、ヴェルナッチャ、サンジョベーゼ、プリミティーヴォ、トカイのデザートワイン。
まだ午前中、皆の顔が赤くなってきてるのがわかる。
いい気分になったところでお買い物をしてね、さらに試飲(有料)もできるわよ、と
この部屋で30分自由時間。ワイングッズを買う。
外はこんな。ぶどうを食べて見た。フレッシュでおいしーい。
褐色の丘がずっと続くのがソノマの地形。
「みなさん、どうでした?さらに、もう一軒、行きますよ」と、アナウンスがあり、
程なくして2軒目のワイナリーへ。
ここでは3種類のティスティング。ここでの所要時間はわりに短かった。
ランチは、ナパの町のかわいいレストランで。車中で配られたメニューで前菜と
主菜を選んでおいたので、すぐにお料理が運ばれてきた。
日本から来たというと、次にくる質問は必ずTokyo? シスコの前はロスに行ってた
というと、「ロスは空気が汚い」とか「ロスはつまらない」と、評判悪し。
食後30分は自由時間。町や公園の散策をすすめられたが、陽射しがきつくて、
たくさん歩けなかった。ソノマは昔メキシコ領だったので、中央に大きな公園広場と
市庁舎があるスペインふうの町づくり(上の写真の右が広場)。
その後、ソノマを首都としてカリフォルニア共和国を設立し、メキシコから独立したが、
25日でアメリカに併合された。歴史ある町。
ソノマは19世紀になってイタリアから来た人たちが、トスカーナに景色と気候が似てる
ことから、ワインづくりを始め、カリフォルニアワイン発祥の地となった。
↓ ソノマの歴史地域
食後でワインがきいたためか、ほとんど全員爆睡で、バスはナパに到着。
フランスのモエ・シャンドンがアメリカで経営するワイナリー「ドメーヌ・シャンドン」
資本が大きいから、アプローチもモネの絵のような池に花(カンナ)ときれい。
正面玄関
テイスティングの始まり。
「さぁ、シャンパンですよ。みなさんのために看板商品クラシック・ブリュットを開けます」
スパークリングの作り方をかなり丁寧に説明してくれた。
M子が、「これ、私たちが時々飲むモエがオーストラリアで作ってるっていう安いのと
同じよね」 と期待はずれっぽくつぶやいた。
ぶどうの木の所で、ぶどうの種類の説明を受け、「黒いぶどうが白いシャンパンに
なるんですよ。すごいでしょ」
発酵の樽がある醸造所に移動。シャンドン・ツァーは、工場見学も兼ねていた。
糖分を加えない「ノン・ドゼ」タイプのスパークリングを試飲。
ワインの試飲と違って、シャンパンの場合はボトルを10人(一人昼食後に帰った)
で分けるので、それほど少なくない。
さらに、「ロゼ」を開けて試飲。「こっちにあるエトワールシリーズは、上級キュベで
ものすごくおいしいのよ。テイスティングルームで有料で試飲できますよ」
これで解散。と言ってもバスが来るまで、ワインショップで自由時間。
今、飲んだ3本のスパークリングは、どれも17ドル。しかも会員登録をすれば
15ドル。オーストラリアのと同じような味と思ったら、やはり安い。
高級なエトワールシリーズは40ドル、2杯20ドルで試飲できるけど、おなかも
いっぱいだったので、きれいな庭を散歩して、花の写真を撮った。
夏限定の「シャンドン」、大きなポスターがトロピカルでかわいかった。
サンフランシスコ [旅行(アメリカ)]
ロスの帰りは、サンフランシスコに3泊した。
「サンフランシスコといえば、ケーブルカーでしょ」と、シスコ2回目のM子さんが
言い、終点のパウエル駅に歩いて向かった。
シスコは、ロスと違って建物が重厚で、きれいに保存されている。
ユニオンスクエアのセントフランシスホテルには、Since1904と書いてあった。
建物も100年以上たっていると思われるが、きちんと手入れされ、豪華さと威厳を
保っている。
ケーブルカー、長い列!小一時間待った。後ろは「パウエル駅」。
街路灯には、ハンギングフラワーバスケットが飾られ、色鮮やかで美しい。
どこもかしこも、街をきれいにする努力が見られ、観光都市であるとわかる。
雑然としていたロスはビジネスの町だったんだな、と今頃気づく。
ケーブルカーは、停留所でない所でも、途中で手を挙げれば乗れるのが特徴だそう。
坂が多い町の人の足なんですね。でも6ドルという料金は高いのでは?
程なくして、ケーブルカーは終点「フィッシャーマンズ・ワーフ」に着く。
Fisherman's Wharf は昔、漁港だったので、シーフードの屋台、レストラン、
土産物屋が並ぶ有名な観光スポット。
右のカニさんの絵がついてるのが、フィッシャーマンズ・ワーフのシンボルタワー。
パンの器にはいったクラムチャウダースープとイカの唐揚げを買い、タワーの横の
ベンチに座って食べた。カモメと鳩が皆から、パンをもらうために足元で待っていた。
すぐ脇で、ストリートミュージシャンが70年代の音楽を演奏していて、にぎやか。
落ち着かないから、すぐに腰をあげ、海辺の公園を歩いて行くと、「Ghirardelli」の
文字が見えてきた。おーーー!私の好きなギラルデリ・チョコレート。
昔は工場だったそうだが、今はショッピングモール。
(アメリカはどこへ行ってもショッピングモールだらけ)
もちろん、ここでチョコレートを買う。たくさん種類が個別包装されていて楽しい。
フィラデルフィアに行った時、アメ人の友達が、「アメリカで一番おいしいチョコは、
ギラルデリ」と教えてくれた。
ロスでもここでもカップケーキの店を時々、見かけた。色とりどりできれいだが、
美味しいよりも甘さが際立つ。
ギラルデリ・スクエアで2時間過ごした後、ゴールデン・ゲイト・ブリjッジに向かった。
流しのタクシーはいないので、バスを乗り換えて、橋のたもとに着いた。
全長2737mの橋を貸し自転車で渡り、帰りはフェリーに乗るというのが流行だそう。
上の写真の右端に自転車の人たちがいるの、見えますか?
私は自転車はOKだけど、橋の上は、こわくてダメ。対岸の「サウサリート」がとても
かわいい街だから渡りましょうと言われ、バスで行くことにした。10番のバスと教わった
が、来るバスがどれも違う番号。ロスと違ってシスコは寒いほどで、バスが来ないから
寒さがいっそう身にしみる。バスの待合室で先ほど買ったチョコの包みを開けて食べ、
少し元気になった。40分待ったところで、ようやくバスが来た。
海の上に見えてるのは、アルカトラズ島。周囲は水温が低く潮の流れが速いため、
脱獄不能と言われた刑務所だった。今は観光スポットで上陸して見ることができる。
対岸の町、サウサリートは、ヨーロッパ風のかわいい町で、お土産屋さんやカフェ、
ギャラリーが並んでいた。寒かったので、友達は、まず、カーデガンを買った。
私はクレイジーシャツの店で、NAPAの夕陽プリント、ワイン染めのを買った。
さらに、細々と小物を買い、ショッピングモールより、路面店の方が落ち着いて
いいなと思った。
帰りは、自転車の人たちと一緒に、フェリーに乗った。
船から見えるサンフランシスコの町。日没が遅いので、これで7時頃。
夜ごはんは、チャイナタウンで食べると決めていたので、タクシーで、急勾配の坂
「ロンバード・ストリート」を通ってから行ってもらった。
映画で見たことはあったけど、すごい。写真より実際は、高低差がかなりあるので、
迫力ある景色。手前の紫陽花がきれい。
チャイナタウンでの夕食を終え、ホテルへの道をきくと、1ブロック先なだけだった。
もちろん、歩いて帰った。
ビュッフェスタイルの朝食は、こんなふう。レタスのような緑の葉物がない。
ロスのホテルでもそうだったが、赤いものが多い。