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「ロダンとカリエール」展 [展覧会(西洋画)]

東京・上野の西洋美術館で、3月7日から開催される「ロダンとカリエール展」
前日の内覧会に行ってきました。



入り口はいってすぐ、ロダンの有名な彫刻「考える人」があります。(常設展示)
ちょうど梅が咲いていました。



この「考える人」や「地獄の門」で有名な彫刻家ロダンと、画家カリエールは
仲が良く、お互いに交流しながら、作品を高めていったとのこと。
この展覧会は、2人の共通点に焦点をあて、パリのオルセー美術館とロダン美術館
から作品を借りてきています。

私のお目当ては、ロダンの彫刻よりもカリエールの絵。
昨年秋のプーシキン美術館展で見て、褐色の神秘性に惹かれています。
代表作「母の接吻」

褐色系だけの色彩と流れるような線、対象の輪郭をぼかす明暗法。

でも、カリエールの初期の作品の裸婦はルノワールのような豊満さ。
輪郭がくっきりとしている。「やっぱり最初はこうだったのね」で、
見に来てよかったと思いました。



圧巻は、縦長の3連作の部屋。「道行く人々」「一人の女性」「もの思いにふける若い娘」
ここでは、絵にのみこまれていくような感じ。カリエールの世界を堪能できます。

     


これは、1900年、パリ万博のとき、アルマ館でのロダンの展覧会のために
カリエールが描いたポスター。
見えにくいと思うけど、ロダンが石膏を前に作業中、手は彫台の上に置かれている。




レセプションのメニューは、カナッペとワイン(写真参照)、小さいケーキとコーヒーでした。
後援がフランス大使館なので、ワインなかなかおいしかったです。



この展覧会は6月4日まで開催しています。


★りんこうさんの「ロダンとカリエール展」、おすすめです!★
 
http://blog.so-net.ne.jp/rinkou/2006-03-10


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