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空海(寿司割烹・都立大) [和食の店]

 大阪に住んでいるMr.Foから「都立大に妻Dが行きたいと言っているお寿司屋さんがある」
とメールがきた。Dはグルメでお酒も大好きという楽しい人。一昨年、京都では、Dおすすめの
「天ぷら・まつ」でごちそうになった。では、私も参加、ということで、先週の日曜日に行った。

「『おすすめコース』がとってもいいから、ネットで見て」と言われていたので、確認すると、
お寿司屋さんだけど、要予約のおすすめコースは、魚料理づくしの割烹。
どれも、お酒と合いそうと期待でわくわく。

まずは、お通し。
ホタルイカとワカメの酢味噌和え。ホタルイカに丁寧な仕事がしてあるので、お刺身
ふうのなめらかな食感。

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次、つぶ貝、筍煮物、生牡蠣

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野菜のカニみそバーニャカウダー。カニの身もぎっしり入ってい濃厚で美味。
これなら、野菜があまり得意でない、私でももいける。

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刺身盛り合わせ
シャコにさより、春の魚。

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中身がぎっしりの茶碗蒸し

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キンメの煮つけ。やっぱり、キンメは美味しい!
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最後にお寿司、2つ食べて減ってるけど。  
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シメノ岩海苔の味噌汁もおいしい。

お酒は、こぼれるほどに注いでもらい、、でも一人1万円しないという安さ。
お得な店です。



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花と鳥の万華鏡展(山種美術館) [展覧会(日本の絵)]

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今日までの展覧会なのですが、山種美術館での「花と鳥の万華鏡」展、なかなか
良かったです。ほとんど全部が山種の所蔵品なので、また見る機会があると
思います。

実際、上の2枚、うさぎと紫陽花、黒猫とつつじと青桐は、4曲1双の屏風で、
並んで置かれているのを行く度に見ている。
うさぎ、黒猫という普段見かける小動物に紫陽花、青桐、びわ、つつじ、柿。
琳派ふうの装飾性もある近代的なわかりやすい表現。緑がたくさんなので、
「翠苔緑芝」という題で、速水御舟の作品。

屏風で目を惹くのは、もう一点、鈴木其一の「四季花鳥図」。
右に春夏、左に秋冬の草花。みっしりとはえた草むらに見え隠れする鶏やひよこ。
金色がまぶしい屏風に右隻の大きな黄色いヒマワリが印象的。

花と鳥がテーマなので、花だけだったり、鳥だけだったり、花鳥画だったりと
華やか。ぱっと目をひかれて見ると、たいていは、私も名前を知っている大家
の作品。
横山大観「春朝」
掛け軸なので、表装との映りも素晴らしい。
赤い太陽、古木とわかる桜の幹。下には黄色のたんぽぽが可愛らしく咲く。

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↑ 同じく大観の「ほろほろ鳥」
これは絵葉書なので、色が見えないけれど、実際は葉が薄いオリーブ色。
鳥の黒、枝の黒との対比が静かな美しさ。

↓ 奥村土牛「兎」
丸くころっとした兎。耳がぴんとたって愛らしい。
赤い芥子の花との対比が美しい。

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植村松篁「千鳥」
淡いグレーの背景に浜千鳥2羽。下に黄色の月見草。

チラシの上部の絵は、植村松篁の「白孔雀」、横長の大きな作品。
黄色のハイビスカスとの取り合わせがモダン。
植村松篁は、美人画で有名な植村松園の息子だが、花鳥画を得意としている。
「松篁、いいわね!」って、友達も言っていた。

田能村直入「百花」は、絵巻物。
「実際に百の花が描かれている?」「百以上でしょ」と友達と言うほどたくさんの花
がぎっしりと描かれ、まさに百花繚乱。

はいってすぐは、速水御舟の「墨牡丹」
薄い墨を淡く重ねて牡丹の花びらを明快に表現。黒い牡丹はないので、
濃い紫色の牡丹を見て描いたのだそう。

↓ こちらは「白牡丹」 菱田春草

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この美術館のカフェでは、絵に見立てた「菊屋」の上生菓子が食べられる。
この白牡丹と、上の「翠苔緑芝」  丁寧な作りで中の餡と外側とがよく合って
上品な味。お茶でなくコーヒーにしたが変ではなかった。

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GRILL UKAI MARUNOUCHI [レストラン(フレンチ)]

英語で書いてある店の名前だけど、「うかい亭」・丸の内店。
鉄板焼きではなく、フランス料理です。

ここは、丸の内ブリックスクエアの2階。三菱一号館美術館の2階渡り廊下から
明るい店内が見えるので、以前から行ってみたいと思っていた。
窓から光が差し込むモダンな空間には、近代美術がよく似合う。ニキド・サンファル
ふうの置物や、現代風な絵が気取らないカジュアル感を演出している。

ランチ(前菜、パスタ、スープ、メイン、デザート)4860円
前菜は、3種からひとつ選ぶ。
私は、ガラスの器にのって、こんなに綺麗なオーシャントラウトと春野菜のテリーヌ。
友達は、桜鯛のマリネ、春野菜巻、ピンク色のソース(私の席から撮ったので向きが変)
お箸でもお召し上がりいただけます、とお箸が出て来た。

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桜海老のパスタ。
唐揚げの桜海老が上にのっている。パスタは手打ち平麺。海老のアメリケンヌソース。
ソースとパスタ、それにサクサクの唐揚げ海老、この組み合わせがとっても美味しかった。

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冷製玉ねぎのクリームスープ
じゃがいもの冷たいクリームスープ(ヴィシソワーズ)が、玉ねぎに置き換わった
ような感じ。玉ねぎの甘さがふわっと口の中に広がる。散らしてある赤いのは、
ピンクペッパー(コショウ)

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メインを私はチキンのガランティーヌ(巻物)、芯はフォアグラ。
芯がレバーのガランティーヌは時々、あるけれど、フォアグラのは初めて。
大きなマッシュルームとクレソンが付け合せ。

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デザートは、シフォンケーキ。

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飲み物の写真がないけれど、白と赤のワインを1グラスづつ取った。
赤のワインはボルドーのFIXENを選んだら、リーデルの脚なしグラスで出て来た。
窓越しに見えるブリックスクエア風景。ヘンリー・ムーアの彫刻「母と子」が存在感を
放ち、白い木蓮にはつぼみがついていた。のどかな春景色。

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紀風・恵比寿 [和食の店]

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評判をきいて行ってみたいと思っていた店「くろさわ」が、4月は全部満席で、その後は、
引っ越しのため、6月まで休みとのこと。「じゃ、どこに行く?」と、同じ恵比寿の「紀風」
に行った。ここもミシュラン星がひとつついている。

夜のコース(1万円)
まず、お通しの「おひたし」は三つ葉とわさび。糸かつお載せ。
ワサビの辛味が効いて春の香り。
お吸い物は若竹とワカメ、小さな山椒が添えられていた。
春の香りがするものずくし。

次が、八寸。(一番上の写真)
(上)こごみの下はサヨリの刺身。(左)山椒の下はタケノコの木の芽和え。
(右)分葱のぬた、ホタルイカ酢味噌のせ
手前の花見団子仕立ては、イカ団子、鯛の眞子、ソラマメ
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刺身は目抜け鯛とイカ、菜の花添え。
スダチを絞って食べたら美味。鯛がぷりっぷり。
焼き魚は、桜鱒、桜の葉が敷いてあった。水菜はフキ味噌をつけて食べる。
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胡麻豆腐、穂紫蘇のせ。 
海老のしんじょうとホタテのしんじょう揚げ物。ぜんまい添え。岩海苔入りの出汁で。

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青柳ご飯
アイスクリーム、求肥餅

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白ワインはサンセールにした。和食にはサンセールときいてたので。

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どれも器がひとつひとつ季節に合わせた柄。形もそれぞれで楽しい。
春の山菜が全種類そろった献立で、季節を味わえてよかった。

*2016年ランチタイムに行った時の記事はここ → 


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