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七夕 天の河を想うコンサート [オペラ、コンサート、バレエ]

   

 「七夕、なんで休みじゃないんですかねぇ?国民の祝日にしてほしいですよ」
と同僚(24歳)が言う。「アメリカのハロウィーンみたいに、竹に短冊つけて飾ったら
楽しいし、日本の伝統行事、大事にしなくちゃ」

なるほどね~。伝統行事、若い同僚クンがそう思ってくれるなんてうれしい。

作曲家の友人は3年前から、東京、小石川の伝通院を借りて、「七夕コンサート」
をしている。伝通院は、徳川家康の生母「お大の方」、家光夫人「千姫」のお墓が
ある徳川家の菩提寺。



今年は、この本堂で、芭蕉の「奥の細道」の句からイメージして彼女が作った曲を
10弦ギター、雅楽、民謡などで演奏するコンサートだった。

「荒海や 佐渡に横たふ 天の河」
は、波がざ~っと打ち寄せるようすではじまる。低音域の広い10弦ギター。
静寂な七夕の空、暗い日本海。
彼女の曲は、時に擬音のようで、立体感があるので、ひきこまれる。

「五月雨を 集めて速し 最上川」 
は、ギターの二重奏で勢いよく、水の流れを表現。

冷房をつけない本堂で、少し暑い夜。でも、日本の昔は、こんなふうだったと、
静かに想いをはせることができたひととき、でした。

外に出ると、あまり灯りのない境内は、かなり暗い。
伝通院界隈は、江戸の昔が残っていて、散歩によさそう。
                      
  七夕、晴れるでしょうか?
  これは、うちの庭の紫陽花です。


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