SSブログ

東京郊外の一軒家レストラン [閉店した店]


 国立のヴァン・ド・ヴェール この店は閉店しました。

東京の郊外、国立(くにたち)に住むZから、「結構有名な、いいフレンチがあるから」 
とさそわれ、、出かけて行った。

 国立は、桜の名所。駅前からみごとな桜並木が続き、一橋大学がある。
国立音楽大学、桐朋学園もあり、学園の街で閑静な住宅街が続く。
レストランは駅からすぐ、大学通り沿いに半間ほどの入り口。奥にはいると一軒家のレストラン。

 戦艦「赤城」の艦長宅だった昭和初期の建物。木立に囲まれた白い西洋館。
明るく白い建物が、当時、おしゃれだったという海軍のイメージ。


 お迎え用の皿には、木造だった当時の国立駅が描かれている。
コースもあったが、各人、アラカルトから、自分で好きなものでコースを作ることにした。
まず、チーズ盛り合わせとアルザスの白ワイン。
中央にある乾燥クランベリーがチーズにあっておいしいし、彩もきれい。

  前菜は、田舎風パテ。大きないちじくがついてきた。ワインを赤にする。
  


グリンピースの冷たいポタージュスープ。

  

 メインは、牛ヒレ肉のステーキ。小さそうだけど、厚みがあった。
ソースがおいしい。つけあわせはカブ、ほうれん草、カリフラワー、ブロッコリー各1個

デザートは栗のモンブラン仕立て。

これだけ食べて飲んでも、一人6500円。サービス料なし。郊外価格で良心的。
伝統的なフランス料理のよさが出ている懐かしいお料理だった。
席からは白いレースのカーテン越しに庭が見える。テラス席もあり、一軒家という
アットホームなおちついてゆったりできる空間。
「ル・ヴァン・ドゥ・ベール」 (=緑の風) という名前がぴったりの店だった。


nice!(32)  コメント(30)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理