梅雨にシャンパン(1) [レストラン(イタリアン、スペイン)]
私のシャンパン&ワインの先生、c-d-mさんが、「この季節こそシャンパン!」と思える記事を
書いていらした。c-d-m門下の私、さっそく実践第一弾:
6月某日(金)
都心のビルの3階の小さな店に3人集合。
テラス席を予約していたけど、「雨だから外はムリでしょう」と、普通の席に案内された。
きょうは、Aのお誕生祝い。
GrandCruの「Jeaunaux Robin Les Grands Notes」(ジョノー・ロバン レグランノーツ)
お誕生日だから、リボンつきの豪華シャンパン。
エレガントな形に、「写真!」と、珍しく飲む前に一枚。
芳醇という言葉が浮かぶ。ふくよかなのにすっきり。泡が細かいエレガントな造り。
こういうシャンパンは、何か食べ物と合わせるより、これだけ飲み続けたい。
瓶がからになり、2本目を開けようとした頃、「はいれる?」と常連さんが一組来たので、
「雨、小降りだから、テラスに行きましょう」。と席を譲った。
シェイドをおろしてもらって、テラスへ。
開けた2本目の写真が一番上。
「COUCHE Pere et Fils」(クシュ) スタンダード。私のお気に入り。
いつ飲んでもおいしい。
「Domaine Loew」
透明感のあるきれいなルビー色。
サイドバーでいつも見ていて、買おうと探したけれど、見つからなかった1本。
「これ、以前に探したけど、みつからなかったのよ」と言うと、
選んでくださったJさん、ありがとう。
昼間ふっていた雨も夕方にはあがり、とはいえ、どんよりとした夕方の空。
渋谷、新しいビルの9F、イタリアン「Sumile」、スミレと読むんだそう。
ずら~っとガーデンチェアーが並んだ屋上はテラス席。でも6時には、私たちだけ。
遠くに見える横長のビルは渋谷駅そばの、エクセル東急ホテル。
写真に入ってないけれど、右側には、すぐそばの東急本店の看板が見える。
イタリアンだから、泡はシャンパンでなく「スプマンテ」が総称。
暮れてゆく都会のビル群を眺めながらの泡の一杯が格別。
まだ続けて、泡が飲みたかったので、お料理はアラカルトにした。
オードブル盛り合わせ。
軽い燻製のホタテやマグロが、私には食べやすい。
向こうに見えてる小皿は、パンにつけるバルサミコ入りオリーブオイル。
イカにみたてた「カラマリ」というパスタ。北海道産の大粒あさりと海老から旨みがぎゅっと
出てるソースが濃厚でおいしい。
牛肉の網焼き、パルメザンチーズとルッコラのせ。
これは、やはり赤ワイン。この頃には、ビルに灯りがともり始めた。
デザートは、dukeさんの記事で見てください。
この店は、NYスタイルの都会派カジュアルイタリアン。しっかりとした味つけでおいしかった。
dukeさんが、「渋谷でごはんに困ったら」と、おすすめしているけど、その通り!
☆c-d-mさんは、それぞれの景色に溶け込む音に思いを寄せていらしたけど、この
シチュエーションに似合う音はなんだったんだろう? イタリアのカンツォーネでは
なかったし、チェロでもなく、ジャズでもなかった。。波の音が聞こえる気がしたのは、
早く夏になってほしい、夏休み♪ という気持ちからなのだろう。