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短期留学(2) [旅行(アメリカ)]

 初日、寮から授業の行われる建物までは徒歩で15分。地図をたよりに行く。
わぉ!指定された部屋はビュッフェパーティ。各種ジュース、ペストリー(菓子パン)、果物、コーヒー。
「では、朝ごはんを食べながら始めましょう。全員いますか?17人、OKですね。」
17人が4週間いっしょに勉強する仲間たち。
イタリア5人、台湾3人、トルコ2人、ヴェネズエラ2人。
コロンビア、ハイチ、日本、韓国、フランス各1人。担任が2人つく少人数制。

     

 キャンパスを案内され、図書館(写真左が入り口、右は図書館内部)でPCの使い方を習う。
今から8年前なので、PCを使うのがアメリカでは日常的でも、他の国ではまだ、、という時代。
「課題はここのPCのインターネットを使って調べてください」
第1週の課題は、「移民の歴史」

 第1週の講義テーマは、「アメリカを知ること」つまり、アメリカの歴史、文化など。質問応答形式。
「一番だいじなものは、お金です」。アメリカンドリームっていうのは、大金持ちになること
って知ってたけど、それが一番とは。。。

 夜、Y子に電話で聞いてみると、「そうなのよ。私も『一番だいじなのは心』ってうちで言われてたけど、
こっちは違うのよ。小学校でも、『お金が大切』って教えるのよ」
私も母から、「子供がお金の話をしてはいけません」と言われてたのに。。

 アメリカの電話は市内無料なので、インターネットがタダときき、メールやIMができるように
行く前日、私は軽い1kgというB5サイズのノートPC、Let's Noteを買った。カメラつきだった。
当時、小さいサイズのPCは珍しく、さらに写真が撮れるというので、クラスメイトが
「さすが日本ね~!うつして~」と集まってきた。
だから、下の写真は横に人が写ってたのをカットしたもの。何となく不自然な構図でしょ?

 日本製品の評価は高く、PCをほめられただけでなく、「日本の服はすてきね~」
実はイタリアブランドだったり、フランス製だったりなんだけど、微笑んでおいた。
夏の日差しが強いので、日傘をさしていたら、クラスメイトの男の子に「雨降ってないよ」と
言われ、日傘を使う人がいないと気づき、韓国の女の子とデパートに帽子を買いに行った。


 授業はグループディスカッションが多い。17人は年齢層もばらばら。
50代の学校経営のトルコのおじさまが、年齢も話す実力も一番なので、リーダー格。
お金持ちだから、いっしょにごはんを食べに行くとおごってくれる、という話がすぐ広まる。
イタリアの17歳仲良し3人組の男の子は、夜遊びで午前中の授業はいつも欠席。
南米の人たちは、スペイン語なまりの強い英語。イタリアは巻き舌の英語。
ディスカッションといっても、お互いに聞き取るのが一苦労。私には韓国、台湾の人の英語が聞き取りやすい。
「え~っ、こんな変な英語ばっかり聞いて、勉強になるの?」と、正直、思いましたよ。
でも、ヒアリング能力は大切って、今になるとわかります。                                                      (つづく)


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