トラットリア ヨシダ [レストラン(イタリアン、スペイン)]
この店は閉店しました。
前回に引き続き、イタリアンの店。
場所は大井町。品川の次の駅だが、なじみのない方も多いと思う。
長らく駅前に阪急デパートがあった。デパートがある駅は一般に大きい駅。
ここもJRの他に、東急大井町線のターミナル駅がある。
オーナー吉田さんの名前をとって、「トラットリア ヨシダ」。
以前は「ファビアーノ」という店名だった。予約の電話をしたら、「うちの店に
いらしたことありますか?」「はい、ずっと前に」。行ってみると、吉田さんは
「あ、先ほど電話の、、」と明るい笑顔で迎えてくれた。
前菜盛り合わせ。きれいでしょ。しかも美味しい!
中央、ゆで卵の下にあるのは、豚の脳を長い時間ゆでたもの。右はパプリカの煮込み
にツナをのせたもの。手前は赤たまねぎ。
写真はないけど、この前に、本日のおすすめの「軽く蒸した牡蠣」を食べた。
太った牡蠣で、ふっくらとして、クセがなく実においしかった。
魚はスズキの網焼きと海老。
肉はイベリコ豚の網焼き。バルサミコソース。
パスタは魚介のトマトソース。(おいしくて写真撮り忘れ)
美味しいけど、お店のインテリアは、飾り気なく、まさにイタリアの食堂(トラットリア)。
「寒いからたくさん着てきて、あまりおしゃれな格好じゃない」と言う友達は、「気取った店
じゃなくて、よかった」と、ほっとしていた。
デザートは、アップルタルトにフルーツ添え。
会計をする所に、蘭の鉢植えがあって「祝、ミシュラン」と書いてあったので、
「ミシュランとったんですか?」「はい、そうなんですよ」
今年から、ビブ・ミシュランという「5000円以下で食べられるおいしい店」
ができたんだそう。この美味しさだったら、選ばれるわよね、と思った。
私たちはアラカルトで注文したので、お料理が1人7000円、ワインが?
高くないと思う。
ここは南イタリアのカラブリア地方料理。唐辛子とハーブを使うのが特徴。
パスタの魚介ソースに唐辛子が使われていたが、魚の臭みを消しトマトと
なじんでコクがでていた。
オーナー吉田さんは、イタリア料理用語辞典を編纂した人だが、気さくで
料理の話が大好きな明るい人。この店は30年前からやっているそうだ。
アンティキ・サポーリ [レストラン(イタリアン、スペイン)]
Antichi Sapoli、難しい名前。
表参道に引っ越したCICADAがあった場所(広尾・徒歩5分))にオープンした店。
「どんな店かしら?」「食べてみなきゃわからないわよ」と、はいってみた。
イタリア、プーリア州の料理と書いてある。プーリア州は南、地図でいうと長靴のつまさき かかと部分。
平日の夜で、すいていたから、お店の人がていねいに説明してくれた。
プーリア州にあるヨーロッパ中の食通の人たちが集まってくるレストラン「アンティキ・サポーリ」
を再現したのだそう。メニューも同じとか。
前菜8種盛り合わせ(2300円)を2人でシェアできますか?
「大丈夫です、女のかただと結構、前菜でおなかいっぱいになっちゃうんですよ」
と、快い返事。
左:チーズの上に西洋からし菜とドライトマトがのっている。オリーブオイル漬け。
右:モッツアレラチーズ。オリーブオイル漬け。
奥:細かく刻んだ野菜入りフリット
左:赤玉ねぎ、下にリコッタチーズ。まぜて食べる。
右:えーと、何だったか、、青い野菜、チーズ、オリーブオイル
下1:オムレツのようなのは、かぼちゃとチーズのグラタン
下2:ナスとモッツァレラチーズ、オーブンで重ね焼き
この他に、カルテョッフィー(アーティショ―)の茹でたのにチーズがのったもの。
前菜の次は、パスタ。
パスタの種類はたくさんあり、ソースとあわせてオーダーする。
太い線がたくさん入ってるリガトーニで、でラグーソース(ミートソース)にした。
これは、コクがあっておいしかった。パスタのしこしこした感じもよい。
メインは、牛はらみ肉の網焼き。
ワインは、お薦めので、ボトル4000円くらいという安さだった。
山の中のレストランなので、メニューにお魚がない。
前菜は、どれも野菜とチーズ+オリーブオイル。たしかにチーズは美味しいが、
野菜好きでない私には、荷が重かった。
パンは、焦がし小麦を使ったこげ茶色のパン、フォッカッチャが美味しかった。
内装も山小屋ふう。東京の真ん中で、素朴な山小屋ふうというのは、ユニークで
面白いが、窓から見える景色が山々の大自然ではなく、車の行き交う外苑西通り
では、、ちょっと残念。。なんて思ったのは、私だけかもしれない。
南国酒家 [レストラン(中華)]
高校の時、国語の時間に先生が、「今晩は学校の忘年会で、渋谷の南国酒家という店に
行くんです」と言いながら、黒板に大きく南国酒家と書いた。「酒家と書いても居酒屋
ではなく、立派な中華料理の店で、」と説明していると、隣の席のE.Wが「行ったことある!
美味しいのよ」とささやいてきた。さらに休み時間にEWは、「アスターよりずっといいのよ」
と、一緒に行ったことがある店の名を出して言った。以来、南国酒家の名前は、私の記憶に
刻み込まれた。
大人になってから何回か行ったけれど、懐かしい一号店の渋谷は数年前に閉店した。
原宿駅のすぐそばに大きな店を2軒も出したからなのだろう。
原宿駅そばの本店へ行った。
8品のコースだったけれど、写真があるのは、これだけ。
左:前菜の冷製盛り合わせ、右:海老、セリ、黄人参にスパイシー炒め
下の段左:湯葉エビのすりみ包み蒸し、ずわい蟹のせ、緑は海草だったような。
右:しゅうまい。これはコース外。普通にはコースで足りるが海老嫌いの人がいたので、
しゅうまいと春巻きを追加注文。
写真がないと後、何が出てきたのか思い出せないが、フカヒレとズワイ蟹のスープ、
お肉料理が何かあったはず。焼きそばが出て、杏仁豆腐、洋梨のコンポート。
広東料理を日本ふうにアレンジしているので、やさしい万人受けする味の中華。
おいしかった。
お店の入口を道路の反対側から撮った写真。
お正月に行った美術館 [日本の美術館]
2014年のお正月、
1月4日恒例の新年会、うちで10名。
欠席は、仕事のAと、めまいのM子ちゃん。
一番奥、主賓席の歌姫Gを待ちながら、写真でも撮りましょうか。
グラスはまだカラ。
3時から始めて、7時に食事の部終了。
デザートは、昨年引っ越した歌姫Gの新居に移動して2次会。
タクシーで1000円くらいの距離だから、移動もそれほど大変ではない。
私は、片づけもあったし、車椅子のJ子をバス停に送るため欠席。
1月2日は、富士美術館へ「光の賛歌、印象派展」を見に行った。
八王子からバスで20分(バス代300円)という遠い場所だったが、すばらしい
展覧会だった。モネ26点、シスレー17点、ピサロ8、ブーダン6と風景画が
勢ぞろい。人物画はルノアール、マネ、カイユボット、カサット、モリゾなど。
これは、後日、別記事にしよう。
1月5日、上野の東京博物館へ行った。1月はお正月にちなんだものを展示
しているので、楽しい。
入口には、門松に見立てた南天と松のオブジェがあり、華やかさを演出していた。
8割くらいの展示品が写真撮影可なので、印象に残ったものをご紹介。
伊勢海老の自在置物。ホンモノそっくりなだけでなく、自在置物だから動くはず。
隣は、利休が実際に使っていた水指。右上にヒビが入っていて、年期ものである
とわかる。
下は象の形の香炉と鶉の置物。虎の形の香炉。(*)
*「白楽獅子香炉」と名前がついてました。虎ではなく獅子です。
京都の楽焼 常慶作 江戸時代17世紀
どれも愛嬌があって面白い。
仁清(江戸時代)の「色絵月梅図茶壺」
春を感じる鮮やかな梅模様。裏側には月も描かれていた。
午年にちなんで、馬が描かれた長谷川等伯の「牧馬図屏風」6曲1双、
6曲なので屏風全体の写真は難しいから、たくさん描かれた馬の中から
気に入った2つ。
かなり古い時代、奈良時代のものだと思う。
馬が2頭、鼻を突き合わせているのが見えますか?
混んではいなかったが、お正月なので、ベビーカーの人、外国人観光客
が目についた。