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京都宮川町「水廉」(東京ミッドタウン店)と日展の書道 [和食の店]

11月の日曜日、日展に行く約束をしていた。
その前に、ランチをと、日展会場の国立新美術館近くの六本木ミッドタウンの
京料理の店「宮川町 水廉」に行った。宮川町は祇園の花街だそう。

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ランチの「京弁当」。お重にぎっしりお料理が詰まっていて、どれも京都の味で
美味しかった。お味噌汁は甘い白みそ。これにはまだ慣れない。
「熱々をどうぞ」とてんぷらは、後から運ばれてきた。
税込みだがサービス料がつくので4300円。

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ほぼ毎年行っている日展だが、「日本画、洋画、書、彫刻、工芸」とあるので、
全部、見ると、さくっと廻っても3~4時間かかる。
最近の洋画は、どれもサイズが大きく、人物画が多い。次に風景画。
そして洋画と日本画の区別がつきにくい。絵の具が違うということの
他には、、と思ったりする。
彫刻はそれぞれ違う作風で、等身大のものがたくさん並び、圧巻。


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「書」は、読めないものが多いので、形だけで見ている。
好きなのは、中国で始皇帝が制定した「篆書(てんしょ)」や「隷書」。
普段、見かけないが、特徴ある字をここで見ると、気持ちが改まる。
ちなみにパスポートの表紙「日本国旅券」の文字は、
篆書で書かれている。

美しいと感心するのは、平安貴族の手紙のような書体の細い草書。
巻紙に書かれているものの中に、料紙に絵
が描かれているものがあった。

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気をつけながらの飲食や会合がOKになり、うちでも、「お刺身を食べる会」があった。
私はお箸とお皿を用意、お刺身やお酒はZが用意した。

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別の日には、「明日、誕生日」の人が来たので、うちにあった材料で、ケーキを作った。
キャンドルはなかったけど、バースデイ・ケーキのイメージで。

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満月の夜は BERTH1(竹芝) [レストラン(フレンチ)]

数日前、満月で皆既月食だった日、月が真正面に大きく見えるテラスで食事をした。
場所は、竹芝桟橋、日の出ふ頭。BERTH1という店。ふ頭なので、東京湾の海べり。
月が雲に隠れ、ぼんやりとしか見えなかったが、海べりのビルの灯りがきらきらと
水に映って綺麗。船も見える。

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ここは、マルチ・キュイジーン。つまり多様な料理。
乾杯ドリンク付き5800円という肉料理中心のコースが予約してあった。
CAVAの栓を抜いて注いでくれたので、泡がいきいきとしていた。


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キャンドルの灯りなので、暗くて写真が撮りにくい。

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これはガーリック・シュリンプ。
写真はないが、コールド・ビーフのサラダ、ガーリックライス。
和牛のステーキとチキンのトマト煮は、お店の写真をお借りした。
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次々と運ばれて来るお料理を食べ、ワインを飲んでいると雲が去り、見事な満月。

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食事中に、京都から、皆既月食の写真が送られてきた。
「皆、一斉に空を見上げている」と書いてあった。こんなによく見えたら、
そうでしょうね。東京は雲で見えにくかったという話だけれど。
(私はその時間、メトロに乗っていた)

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土曜日、うちでボジョレー・ヌーヴォーを飲んだ。大勢集まるのは、まだ
躊躇するので、少人数で、地味に。

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ポーラ美術館展 [展覧会(西洋画)]

渋谷・Bunkamuraミュージアムで「ポーラ美術館展」を見た。

ちらしは2とおり。
ルノワールの「レースの帽子の少女」とマティスの「襟巻の女」

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第1章から第4章と部屋ごとにテーマがあった。 

1、都市と自然 モネ、ルノワールと印象派
「睡蓮」モネ 1907年
モネの睡蓮は200枚もあるけれど、これは睡蓮の花だけを描いたもの。

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同じくモネの妻カミーユをモデルに描いた紫の花咲く夏の野原の「散歩」、
シスレー「ロワン河畔、朝」、ピサロは3点あった。
ルノワールはちらしの「レースの帽子の少女」を含めて8点あった。
「ムール貝採り」は小品だが、海辺での親子をいきいきと描いた日常生活の場面。
これの大きな絵がバーンズ・コレクションにあり、肖像画とは違うジャンルなので
印象的に残った。


2、日常の輝き セザンヌ、ゴッホとポスト印象派
セザンヌは3点。
「プロヴァンスの風景」1879~82
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「4人の水浴の女たち」もあった。


ゴーガンはタヒチに移住する前、印象派の時代の絵
「白いテーブルクロス」1888年
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「ポン=タヴェンの木陰の母と子」1886年は、緑の木立の中に小さく描かれた母と子。
日本画の影響をうけているという構図が面白い絵だった。


ゴッホは1点。「ヴィグラ運河にかかるグレーズ橋」1888年
アルルのグレーズ橋と洗濯女、赤がアクセントになっている。
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ボナールは5点。
「地中海の庭」1917~18年は、鮮やかな色彩の大きな絵。
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3、新しさを求めて マティス、ピカソと20世紀の画家たち
マティスは、チラシの「襟巻の女」を含めて3点。
「室内 2人の音楽家」1923年は大きな絵
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デュフィの「パリ」は、今回のメインヴィジュアル。4枚のパネルの大きな絵。
会場の入り口で外に向けてこの絵の大きな写真が飾ってあり、「撮影可」のマークがあった。
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ピカソは4点。他にレジェブラックなど。



4、芸術の都 ユトリロ、シャガールとエコール・ド・パリ 
ユトリロ「シャップ通り」1910年

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ローランサン、キスリング、モディリアーニなどの絵もあった。


ルノワールの「髪飾り」という絵の傍に、ガレの「女神文香水瓶」1884年
が飾ってあった。
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ポーラ美術館には何度か行っているが、所蔵品が多いため、今回初めて見る絵が
多かった。ゲルハルト・リヒターの絵を30億円で買ったことで話題になったが、
そのリヒターの絵のお披露目展覧会は来年4月からだそうなので、その時は、
行こうと思っている。



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銀座の寿司屋2軒 [和食の店]

銀座のお寿司屋さんで、良かった店のご紹介。

1,回転すし「根室花まる」銀座店
東急プラザ銀座の10F。根室直送のネタで、身厚の大きな帆立が人気。
どのネタも大きく新鮮で美味しい。また北海道ならではのネタもある。
回転すしだが、廻ってるのを取る人は少なく、注文して握ってもらう
人が大半。今の時期だったら、カニ、サンマが美味しいと思う。


欠点は、電話予約不可、実際に店の前の発券機で予約番号をもらう
システムなので、1時間くらい待つのが普通。わかっていれば、予約券を
取ってから、東急プラザ内のお店を見て時間をつぶせばよいのだが、
最初の時は、プラザ内のお店を見てから予約券を取ったので、時間を
つぶすのが大変だった。


2,鮨処 順 銀座店
こちらは高級店なので、ランチタイムに行った。
Mが「すごくおいしい寿司屋があるの。ランチなら1万円くらいで食べれるから
行こう」「場所はどこ?」「この前、お茶した「茶・銀座」の隣で路面店。」

6000円のコースは、お寿司10貫に好きなもの1貫。
江戸前寿司なので、穴子が美味しい。海老は茹でてあるのが私は好き。
江戸前の特徴の一つが「ツメ」をつけること。どれにもさらっと刷毛で
塗られて出てくる。


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しゃりは小さくネタが大きいが、全般に上品。さすが銀座の高級店。
3人で白ワインをボトル1本。


満足しての帰り道。Mが、「懐かしい若松のあんみつが食べたい」
若松は、明治時代開業の御汁粉屋で、あんみつ発祥の店。
あんの上に松をかたどった小さい羊羹がのってるのが、若松じるし。


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