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パリの美術館のレストラン [Paris レストラン・カフェ]

パリの美術館、ルーヴルにもオルセーにもレストランがあるが、今回行ったのは、
ジャックマール・アンドレ美術館とポンピドーセンター(現代美術館)のレストラン。

(1)ジャックマール・アンドレ美術館
ここは、富豪のジャックマール・アンドレ氏の邸宅で、18世紀を中心にした氏の
コレクションを展示している。美術品も素晴らしいが、当時パリで一番と評判だった
屋敷が豪華。門をくぐるとゆるりとした坂道で、馬車回しになっている。

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飛行機雲が見飽きないほど、素晴らしかった。
写真の右側、白いテント部分がカフェ&レストランなので、美術館に入らなくても、
食事だけ出来る。
人気があり、混むと評判なので、12時少し前だったが、まずは食事をすることにした。
「本日のランチ」が帆立のジロル茸添えクリームソースだったので、それを頼んだ。
真ん中にソテーしたトマトの輪切りが、どんと載っている。

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食後のコーヒーの時に、「ケーキが美味しくて人気があるから、どう?」と
すすめられたので、ピスタチオのミルフィーユをとった。さくさくっと、おいしかった。
グラスの白ワインを頼んで、一人35ユーロ(4500円)。

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絵画に囲まれたクラシックで豪華な内装のサロンに案内されたのだが、お天気が
良い日だったので、明るい外のテラス席にした。
平日のせいか、お客にお年寄が多かったので、友達が、「だから、メニューが歯が
なくても食べられるような帆立とか、キッシュ、サラダなのね。」
3時からは、カフェタイムでお茶とケーキだそう。

(2)ポンピドーセンターの「ジョルジュ」
ポンピドーセンターは、現代美術館。
ここの最上階にあるレストランは眺めが素晴らしい。また内装も宇宙空間へ続く
かのようなメタリックな入口で、各テーブルには、大輪の赤いバラが一輪挿してある。
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ポンピドーセンターに行った時は、必ず寄っていたが、昼間だった。
今回、初めて、夜の食事に使ったが、暗い!とにかく暗い。
キャンドルの灯りはムードがあるが、友達どうしの食事なので、食べ物が
見える方がいい。
「サラダ、何が入ってるの?」「今、照らすわね」と、アイホンのライトが活躍。

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ラビオリとクラブハウスサンドイッチ(ポテトチップ添え)、サラダ。
これに白ワインで、100ユーロ近かったから、値段は高め。

翌日、パリ在の親友E子に「暗くてお料理が見えないのよ」と不満を言ったら、
笑いながら、「あそこ、前は北ホテルの経営でよかったけど、今、コスト兄弟の
経営になったからだわ。彼らの手がける店は、おしゃれだけど暗い、それが
流行らしいの」  ふぅ~ん。

ポンピドーセンターの絵については別記事で。
これはピカソの絵。
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コメント 6

Inatimy

ジャックマール・アンドレ美術館のカフェ・レストランは人気がありますよね♪
ご友人の発言に思わず、ふふ。 でも私が見たフランスのご高齢の方々は、
肉料理もまったく平気な感じで召し上がってましたよ。歯、案外丈夫なのかも。
しかも、こってり系で、私なら根を上げそうなお料理でしたが・・・。
農耕民族の私とは違うなと、感じました。^^;。
バラ、すごく茎が長いですね。 細い口の花器で倒れやしないかドキドキです。
by Inatimy (2016-02-05 21:38) 

coco030705

こんばんは。
最後のピカソの絵、すばらしいです。学生時代などはピカソがいいともおもわなかったんですが、年をとるにつれて、すごいと思うようになりました。私自身も成長したのかしら?(^^) 前にも書いたかもしれませんが、コートダジュールのピカソの住んでいたお城の美術館に行って、ピカソの陶器のお皿がたくさん飾ってあるのを観ました。それはとても楽しい感じの図柄で子供が描いたみたいで気に入りました。
それから白いテントのカフェ&レストラン、お料理がおいしそうですね。ミルフィーユが食べたいです。ポンピドーセンターのお料理、やっぱりライト暗すぎますよね~。ちっともおいしそうに見えないわ。それにしても、お値段が張りますね!
by coco030705 (2016-02-06 01:38) 

moz

美術館のレストラン、本場はやはり素敵なんですね。
日本の美術館にもレストランはありますが、食べてみたいなと思うところがあまりありませんでした。
笑 お客さんの層に合わせて、柔らかなもの? そうかもしれないですね。
アイホンの灯りで頂くレストランもいいなぁ~ ^^; しっかりと頭に焼き付いてしまいますね。
お時間があったら、東京ステーションギャラリー、あと2日間しかありませんがお出かけしてみてください。
リトグラフのこと少し見直してしまいました。ロマンシェのせいもあるかもしれませんが、JRとかパルテレミー・トグォとか、素晴らしいなって思いました。 ^^
by moz (2016-02-06 09:56) 

yk2

無駄にムードが良いのも困りものですね。サラダに何が入ってるか確認出来ないくらい暗くてお皿の中もよく見えないんじゃ、taekoさんが嫌いな食べ物を口に入れちゃう可能性も大。闇鍋ならぬ闇サラダでスリル満点だったのでは?(うひひ^^)。

それにしても、パリの食事は高いな~~~。
とは云え、モンサンミッシェルのあのオムレツに較べたら、まだましでしょうかね(笑)。

by yk2 (2016-02-06 17:52) 

カエル

帆立のジロル茸添えクリームソースの焼きトマトが美味しそう。
ピスタチオのミルフィーユも、、、、。
今お腹空いているからでもなくて美味しそうだからとても食べたいのです。
いいなぁ、パリ。やっぱりパリに行きたくなる。
by カエル (2016-02-08 17:17) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます。お返事遅くてすみません。
▲Inatimyさん、たしかに、日本とは違うから、高齢者=歯が弱いとは限りませんね。フランス人と結婚した親友は、昔はモデル並みに細かったのですが、今は身体に厚みがある日本人離れした体型です。長年のフランス食生活ですっかり変わりました(笑)。
言われてみれば、バラ、安定が悪いですね。このクリスタルの花瓶が重くて、バランスがとれている?いのでは?花瓶に赤いバラ一輪は、10年前からずっと変わらず、なので、2005年8月の私のポンピドー記事でも写ってました。

▲cocoさん、ピカソはデッサンが上手だし写実でも、何でも描けるんですよね。ただ、常に新しい試みをしていたので、見る方は驚きますね。そういうことがわかるのは、たくさん、絵を見たから、なんですよね。それが、きっと、cocoさんのおっしゃる「成長」だと思います。
ピカソの陶器、コートダジュールの陽光にふさわしい曇りのない純粋さ、遊び心が絵付けに感じられていいですね。白磁にぴったり合ってますし、ね。
白いテントのジャックマール・アンドレはお薦めですが、ポンピドーの方は、彼と軽くお酒を飲むのには良いけど、食事はメニューも少ないし、おすすめできません。

▲mozさん、ヨーロッパも、アメリカも美術館のレストランは、大抵、おしゃれで、安全なので、私は好きです。でも、アメリカは味にモンダイあり、という場合が多いです。アイホンで照らしても、アーティショー?紫のは?なんて、日本であまり見ない野菜だと判別不能闇(笑)
ステーションギャラリーのリトグラフ展、他に用事が入って、行かれませんでした。
原田マハの「ロマンシエ」を持って、追体験ができるなんて、面白い企画でしたね。mozさん、リトグラフに詳しくなられたのではないかしら。

▲yk2さん、<闇鍋ならぬ闇サラダでスリル満点>→ 大笑い。その通りー。
フランスでは、私の嫌いな沢庵がないから安心。いぶりがっこ入りポテトサラダ、沢庵入り恵方巻き、この2つは知らずに食べて、ひょぇ~でした。
ここ、yk2さんも怒るようなクラブハウスサンドイッチでした。トーストしたパンがべちょ、ってなって、しなるほどでしたから。

▲カエルちゃん、フランスらしいお料理の写真を見ると、パリが恋しいでしょ。写真でもわかる通り、焼きトマトの大きいこと!ジロル茸もたくさんありました。日本よりずっと量が多いのがうれしいです。

by TaekoLovesParis (2016-02-11 18:24) 

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