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12月のパリでの食事 [シャンパン・ワイン・ビール]

12月24日は日曜でクリスマス・イヴ。
フランスでは、日本のお正月と同じく、クリスマスは家庭で、故郷に帰って
家族で祝う、食べるという人が多い。
(1)クリスマス12月24日
Eのご主人Yが生きていた頃は、いつもYが豪華なディナーを用意してくれて
いたけど、今はムリだから、近所の1913年創業のレストラン「Zeyer」
に行った。フランス人にとって、クリスマスのご馳走は、牡蠣や海老とフォアグラ。
フリュイドメール(魚介の盛り合わせ)は、自分の好きなものを注文できるので、
牡蠣の他に海老とカニ、はまぐりを頼んだが、ムールや小さな海老、つぶ貝
もついてきた。華やかにするためでしょうね。カニは日本のと違って、脚に身は
少ない。胴体部分と卵を食べる。アメリカのダンジネスクラブに近いと思う。
(写真中央、レモンの左横)
牡蠣は、レモンを絞り、エシャロット入りのビネグレットソースを好みでかけ、
黒パンにバターを塗ったものと食べる。
クリスマスだったから、シャンパンで乾杯し、次に白ワイン・シャブリを頼んだ。

Zeyer2.jpg

次に、フォアグラ。トーストした食パンつき。フォアグラに合わせるのは、
甘い白ワインソーテルヌ。
ZeyerForgra.jpg

1杯目のソーテルヌがなくなったので、ソムリエ氏が開けてくれている。
Eは、レストランに行くときは、いつもご主人の写真を持って行く。
いつだったかは、写真をテーブルの上に忘れて帰ってしまい、恥ずかしいから、
友達に取りに行ってもらったんですって。

Zeyer_Vin.jpg

日曜日だったので、ランチの時間に予約して行った。ランチの時間は、
お年寄りが多い。隣にも8人の家族が来て座り、満席になった。

Zeyer_Intereur.jpg

シャンゼリゼ界隈は別だが、クリスマスは、レストラン以外のお店は閉まっているので、
行くところもないから、ランチに出かけたのだけど、帰宅後、テレビを見たり
しているうちに夕食の時間。
「軽くサラダとシャクトリー(ハム各種)にしましょ。で、そのあとケーキね」

2023Dec24ChezE.jpg

2023DecNoelGateau.jpg

ケーキは、レストランの帰りに、私の希望でケーキ屋さんに寄ってチョコレートケーキ
とパウンドケーキっぽいのをを購入。Eは、「小さい時のクリスマスケーキは
バタークリームだったから、ああいうのが食べたい。うちの近くの店で売ってるのよ」
と購入し、「2人にしては多いけど、明日も食べられるわね」
何年か前は、ラデュレのビッシュ(クリスマスケーキ)、エルメのクリスマスケーキ、
ルノートルの、、と毎回、予約に行き、並んで受け取りと労力をかけた結果、もう
近場でいいわね。となった。


(2)12月26日 mimiの家にお呼ばれ

Alのお母様、mimiの家に。お部屋には立派なクリスマスツリー。
テーブルクロスもクリスマス柄。
シャンパンとカナッペ。クリスマスなので、カナッペは、サーモンとフォアグラ。
フォアグラは高いので、普段のカナッペには使わない。サーモンがノルウェイでなく、
太平洋サーモン。つまり、私には馴染みの王子サーモン。「高級バージョンの
モノプリで買ったのよ。パシフィック(太平洋)は手に入りにくいの」
2023Noel_Mimi.jpg

1月6日のエピファニーというキリスト教の祭日に食べるガレット・デ・ロワ(王様のお菓子)。
「フランスの伝統菓子なのよ、知ってる?」ときかれ、「一昨年のお正月にうちで食べました。
フェーブが入ってて、、サダハル・アオキのを頂いたので」と答えたら、日本でも売ってるのね、
と大喜び。「1月6日には早いけど、食べましょ。」
フランスのバターはコクがあって美味しいので、パイ皮、最高。

2023Noel_Mimi_Gateau.jpg


 

(3)その他の日
私がパリに着いた日。
「おなかすいてない?これくらいなら食べられるでしょ。アルザスワインも好き
って言ってたから、アルザスのゲベルツにしたわ。」

2023Dec22.jpg


2023Dec22Fromage.jpg


お魚の日、サーモンと帆立。
いつも「ピュイイ・フュメ」の白ワインなのは、Yが「Taekoが好きだから」と
6本、買っておいてくれたのがあるから。ワインの横にある白いのは大根の細切り。
中華食品店で買ったんですって。日本だと冬大根は甘いのに、これ、辛い。
2023Dec28_Saumon.jpg


ソーセージとじゃがいもの日
Yと私が好きなソーセージとじゃがいも。ベビー帆立、マッシュルームのクリームソース。
生野菜のサラダ。

2023Dec27.jpg

Eは、ご主人が最後にやっていたブラッスリーのランチを作っていたので、手早く
私の好きなものを作ってくれるので、とっても嬉しい。

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コメント 8

coco030705

豪華で美味しそう!さすがTaekoさんですね。
魚介類の盛り合わせが、特に美味しそうで食べたいです。
by coco030705 (2024-01-20 14:30) 

ふにゃいの

魚介類の盛り合わせ豪華ですね!
子どもの時のケーキはバタークリーム
わかります。だからあの頃は生クリームが憧れでした。
ガレット・デ・ロワ、日本でもおととしより昨年、昨年よりも
今年という感じで増えてきましたね。
ついに伊勢丹が昨年ぐらいから特集はじめちゃいましたし。
by ふにゃいの (2024-01-20 16:57) 

angie17

レストランのお食事も素敵だけど、
フランスの家庭の味っぽいのが、良いですね~。
それにしてもケーキが多い・・(笑)
by angie17 (2024-01-20 19:24) 

おと

魚介の盛り合わせとフォアグラにうっとり~♪
ガレット・デ・ロワ、去年は予約して食べたんですが、今年は機会を逃しました^^パリの方が、美味しいだろうなぁ。最後の一枚、Eさんのお料理上手な様子が伝わってきます。美味しくってホッとする味だろうなって、想像しています。
by おと (2024-01-20 23:44) 

Inatimy

Zeyerのお店の前、昔よく通りました。冬場は店先で箱入りの生牡蠣の販売もあって、
美味しそうだね、いつか店内で食べてみよう、と二人で言いつつ、まだ実現せず^^;。
緑の地に赤いリボンのテーブルクロス、クリスマスって感じで気分が盛り上がりますね。
ブルーのMini Capriceのパッケージ、懐かしい。食べきりサイズが便利で。
美味しいものづくしのパリでの食事の写真、お腹いっぱいになりそうなほど堪能させていただきました^^。
by Inatimy (2024-01-21 18:33) 

moz

フランスのクリスマス周辺の毎日はお祭りムード ♪
でも、お休みのお店が多いのですね。お祭りムードは同じでも、そういうところは違うのでしょうか?
でも、お料理たちは本当に美味しそう。一枚目のお料理、お皿にいっぱいのカキとシーフードですね。これだけで、ワイン一本空けられそうです ^^; 笑
ご主人のお写真をいつも連れていかれるって、素敵です。
でも、忘れちゃうと、ご主人慌てられるかも?? ^^;
by moz (2024-01-23 14:07) 

TaekoLovesParis

遅いお返事ですみません。
▲cocoさん、こういう専用の器に盛られた魚介の盛り合わせは、日本であまり見かけませんね。もっと豪華な2段のもあるけれど、2人では食べきれない。
アフタヌーンティの器も2段ですね。

▲ふにゃいのさん、バタークリームのケーキ、私も子供の時は、生クリームの方がいいのに、と思ってましたが、今、食べると懐かしくて美味しかったです。それに、フランスはバターが濃くておいしいから、バタークリームも美味しいんです。ガレット・デ・ロワは、ふにゃいのさんの記事に詳しく紹介されてましたね。中のフィリング、アーモンドペーストがやけにさっぱりしてるのを頂いたときは、がっかりでした。生クリーム載せたい、って思いました。

▲angieさん、ケーキは2人なので、3日間にわたって食べました。
サーモン、帆立、ソーセージなどすぐに調理できるものが私の好物なので、「らくでいいわ」と友達に言われてます。あ、野菜も少しだけど食べてます。

▲おとさん、フランスでは、大人はクリスマスはチキンじゃないんですよね。
伝統は牡蠣とフォアグラ。ワインと合わせるから美味しいんだと思います。
フランスは農業国だから、野菜がおいしくて、特に私はジャガイモ好きなので、時々はパンの代わりにジャガイモにしてもらってます。買ってきて、すぐ、封を開けて食べられる洗ってあるサラダ、マッシュのサラダも好きです。
イギリスでも、この季節にガレット・デ・ロワを売ってるんですね。
by TaekoLovesParis (2024-01-31 13:19) 

TaekoLovesParis

遅いお返事ですみません。パート2。
▲Zeyer、ザイエール、今でもお店の端で牡蠣の殻をむいています。専門の人がいるんですよ。
以前、Inatimyさんが、Général Leclerc側のパン屋さん、ドミニク・サブロンのことを書いてらしたと思うのですが。。その店、名前が変わってましたが、キッシュがサブロンのと同じようだったし、ケーキを買う人の列ができてたので、並んで買いました。写真の中央のチョコレートケーキと左端のパウンドっぽいのです。このパウンドが地味だけど、美味しかったです。
クリスマス用のテーブルクロスがあると、それだけで雰囲気がでますね。
Mini Capriceは、クセがなくて、チーズ嫌いの人でも食べやすいですよね。

▲mozさん、クリスマス休暇は一週間取る人が多いようです。で、故郷に帰り、昔の家族と一緒にクリスマスごはん。日本のお正月と同じですね。親の離婚も多いから、お父さんの家、お母さんの家と2つまわる人もいるようです。
生ガキは、ワインがないと食べにくいですよね。ま、パンが御伴でもいいんですけど。そう、一本、あいちゃいます。特にクリスマスは、いいワインを開けるので、ワインもおいしい。
実は、この日も写真を忘れて席を立ち、数歩あるいて、気が付いたから、よかったんですけど。
by TaekoLovesParis (2024-02-01 00:57) 

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