SSブログ

ニューオータニ美術館 [日本の美術館]

  お天気に恵まれたゴールデンウィークも、今日で終わりですね。
私は、友達とごはんを食べたり、美術館へ行ったり、楽しい日々でした。

29日はホテル・ニユーオータニ。自慢のつつじで、お庭が鮮やかできれい。

ohtani4.JPG

 オータニの庭は日本庭園。奥にはお茶室もある。
学生時代、表千家のお茶をならっていて、ここで、お茶会があった。
「お茶会は無地の着物に決まってるから、作らないと、、」と、母が言ったけど、
「先生は、お着物なら何でもいい、っておっしゃったから訪問着でいいのに。。」
とちょっと不満。

当日、新調したクローバーの地模様のピンクの着物で、「私ひとりこんな地味だったら、
やだなぁ」と心配して行ったら、友達がほとんど全員、無地の着物だった。しきたりって
あるのね、と思った。

ohtani5.JPG

 あやめもひっそりと咲いていた。

 ohtani10.JPG

 ロビーには、五月人形が飾ってあった。
  
 目的は、新館のレストランでの「落合務料理フェア・ビュッフェ」
ゴールデンウィーク限定の催し。友達から、「行きましょう」とメールが来たのは21日。
「いいわよ」と答えると、「29日の2時~3時半。この日しかあいてないそうです。」と、
メールが返ってきた。相変わらずのすごい人気。

 ohtani8.JPG ohtni7.JPG

 1時間半しかないのに遅刻したら大変、と10分前に行くと、もう大勢、待機。
時間になって、席に案内され、お料理の列に並ぶ。人数が多いから、かなりの行列。
時間制限は、やはり、あわただしい。でも友達は、「落合シェフのお料理を一度、
食べてみたかったから、よかったわ」と言っていた。
たしかにおいしいです。でも、私は、2ヶ月くらい前に、落合さんのお店(La Bettola)
に行ったし、休日だから、のんびりがよかったかな。。

 2時からのごはんだったので、少し早く行って、館内の「ニューオータニ美術館」で、
「英国ボタニカル・アート」の展覧会を見た。ボタニカル・アートとは植物画。
古来から、食用なのか薬用かを見分けるために、植物画は重要だった。
そして、大航海時代には、異国からの珍しい植物に、関心が寄せられた。
絵師の下絵をもとに、植物画は、精密な銅版画にされ、美しい彩色で広まった。
特に英国は、ガーデニングの盛んな国なので、植物画の人気が高いそうだ。

ohtani1.JPG    この西洋朝顔の絵も、実に緻密。色も美しい。

 ものすごく綺麗な植物図鑑を見ているかのようだった。英国の花が描かれている。
黄色いラッパ水仙、オールドローズ、アネモネ、見ながら花の名前を覚えられそう。
ウェッジウッドの食器の原画となったワイルド・ストロベリーの絵という説明にうれしく
なった。うちで使ってる食器なんですもの。

  wedgewood.JPG  

 ニューオータニ美術館は、いつもあまり混まないので、ゆっくり見れる。
定期的に開催される「所蔵名画展」では、かなりいい日本画が見れるので、オススメ。


nice!(39)  コメント(17)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 39

コメント 17

aranjues

ニューオータニの中にある画廊(名前は忘れましたが)から、
時々ダイレクトメールが来ます。いったい何考えてるんだろうかと
あきれます。
昔は赤坂辺りでもたまに会合があって昼間に抜け出して
庭園にある鉄板焼の店でランチを何度か食べました。
ランチくらいだと何とか許容範囲内のコスパで食べられましたから。
ニューオータニと言えば、赤プリ最近結構お値打ちで泊まれて
ちょくちょく泊まってるんですが、なくなっちゃいますね。
残念です。
by aranjues (2010-05-05 23:02) 

TaekoLovesParis

aranjuesさん、こんばんは。
aranjuesさんは、画廊にとって潜在顧客なんですよ^^。書が好きで絵が好き、というかたが結構いらっしゃるから。
今は、平日のホテルランチにデフレで安いのがあるらしいんですけど、なかなか平日は。。赤プリの旧館は残るんですね。新館を壊すのはもったいない気がするけれど、
プリンスホテルがこのご時勢では。。結婚式も今は、外資系ホテルが多いですものね。航空業界、ホテル、デパート、厳しい時代ですね。
by TaekoLovesParis (2010-05-05 23:42) 

よしあき・ギャラリー

マニアックな美術館ですが、時々行ってます。
by よしあき・ギャラリー (2010-05-06 05:26) 

roseadagio

ニューオータニでもボタニカルアート展をやっていましたか!
やはり連休中にオークラでこじんまりと開かれていたボタニカルアート展にいきました。
最初は皆同じ画にみえるのですが、作家ごとにまとまっていると特色がだんだんわかってきますね。
by roseadagio (2010-05-06 10:24) 

ルビー

ニューオータニ美術館知りませんでしたあ。
ワイルドストロベリーのルーツを見られたなんて、うれしいですね。
ここのランチは2~3度行ったことあります。なにやら、妹がここで開催されるインポートものバーゲンの付き添いで行ったりした記憶が・・・
今度、伺う時は美術館のぞいてみます。
by ルビー (2010-05-06 12:17) 

Inatimy

へ~お茶会には無地の着物なんですね・・・読んでいて、ふと、思い出したのが、
オランダでのご婦人方のティールームでのお茶の時間。
お友達の集まりだけど、持ち物に色を決めたり、帽子着用にしたり、
集まる度に違うコードを決めて楽しんだりするという話を聞いたことがあって。
お茶室だと無地の着物の方がスッキリして、お茶を楽しむのにはいいかもしれませんね。
ワイルド・ストロベリーの食器、素敵ですね~。
温かいパン、ハム、チーズ、フルーツ・・・これで美味しい朝食、食べてみたいです♪
by Inatimy (2010-05-06 19:25) 

duke

オータニは、学校が近かったのと世代的にオータニ世代なので結構訪問していました。お庭も大好きです^^お食事は、最近はトレーダーヴィクスなら行ってたけど、落合さんのお店もあるんですね!そして、美術館、知りませんでした。ワイルドストロベリー大好きです。私はティーセットしか持っていないのだけど。
by duke (2010-05-06 19:55) 

ぶんじん

ボタニカル・アート、「静かなブーム」って奴ですかね。どこかの美術館でもやっていた気が。
by ぶんじん (2010-05-06 21:59) 

てんとうむし

ボタニカルアートいいですねぇ♡
鎌倉の大谷美術館が閉館してしまったので、収蔵品はこちらに移ったのかしら?なんて勝手に想像しています。
ワイルドストロベリーは我が家のベランダでも実をつけはじめました。
甘酸っぱい実をつむのが朝の愉しみです♪
by てんとうむし (2010-05-06 22:13) 

バニラ

植物画って、植物学の授業で描いたなぁって思い出しました。 生物学の授業でも
顕微鏡見ながら、精密画を描いたけど、あれってやっぱり写真がなかった時代のなごりだったのかなぁ。 描くの好きだったからいいけど…。 今の学生も描いてるかしら。
by バニラ (2010-05-06 23:29) 

coco030705

こんばんは。
ニューオータニは以前いとこの結婚式で行きました。とても大きくていいホテルだったと思います。

落合シェフのお料理といえども、一時間半はちょっとつらいですね。東京はやはりすごいです。人が多いですねえ。大阪はどこに行ってもこんなに混雑していません。やっぱり大阪ってローカルなんです。

来年大阪駅に伊勢丹・三越がオープンします。近隣の百貨店は戦々恐々です。デパート戦争はどうなるのでしょう。

ワイルド・ストロベリーの食器、とても素敵です。上品ですね。


by coco030705 (2010-05-06 23:56) 

yk2

僕は普段、あんまりビュッフェに行く機会が多くないので、たまに行くとあれもこれもと一度にお皿にたくさん乗せてしまい、それを写真に撮ると、もう見られたもんじゃありません~(^^;。

しかしまぁ、人気の落合シェフでビュッフェ、それも時間は1時間半って、お料理はちゃんと足りてましたか?。2時間でも慌ただしいのに、ねぇ・・・(苦笑)。
by yk2 (2010-05-07 20:26) 

匁

ごちそうさまです
ニューオータニのつつじとレストランと美術館
どれも色どりが綺麗ですね。
とくに料理は食べてしますのが勿体ないみたいです。

みんな郊外に出かけたのかと思っていたんですが?。
by (2010-05-07 22:12) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます
▲よしあきさん、時々いらしてるんですね!私は2回目でした。赤坂側の入り口からはいると、すぐですよね。

▲roseadagioさん、オークラでご覧になったんですね。一口にボタニカルアートと
いっても、たしかにいろんな種類がありますね。今回、私が見たのは、英国で、
昔、評判だった雑誌掲載のもの。銅版画ですが、1ミリの中に3本線がある、つまり
0.3ミリの線で描かれてました。削って描くからの技で、筆ではできませんね。
実に細かい写実作品でした。観賞用のルーペまで置いてあったんですよ。

▲ルビーさん、この展覧会を見て、ウエッジウッドだけでなく、ミントンやロイヤルダルトンでも、英国の食器には、英国の花が描かれてる、薔薇が多いですよね。
日本の香蘭社は、和蘭の絵付け。大倉陶園には、藤の花のもありますね。
北欧は色鮮やかなものが多いし、、って、国の特徴が出てるんだなって、わかりました。
ホテルは、高級バーゲンの会場に使われることが多いですね。ついでにと、食事やお茶をしてもらえて、ホテル側にもお得なんでしょうね。

▲Inatimyさん、言われて気づいたけど、わび、さびのお茶室空間を負かすような派手な着物じゃいけないってことなんでしょうね。指輪、時計など装身具もダメですから。今までアラビア社ファンだったInatimyさん、今度はフランスで、どんな食器に注目なさるのかしら。

▲dukeちゃん、身近で、ここはdukeちゃんのお庭、っていう感覚でしょ。
落合さんの店はオータニになくて、新館ガーデンコートの上40F?で、ゴールデンウィーク限定の催しでした。トレーダーヴィクスは、トロピカルな入り口のとこでしょ。
行ったことないので、行ってみたいです。本館の一番上の昔からある回転するレストランの夜ビュッフェは、いろーんなお料理、お寿司握ってくれたり、てんぷらあげてくれたり、で、席も隣と仕切りがあるので居心地よくてお得でした。

▲ぶんじんさん、ガーデニングブームだから、でしょうね。それに絵を描いたり、花の写真を撮る人も多いから、でしょう。

▲てんちゃん、鎌倉は閉館したんですか。残念です。。
これからの季節、てんちゃんのベランダガーデンには、いろいろなお花が咲いて
楽しいですね。


by TaekoLovesParis (2010-05-08 13:57) 

TaekoLovesParis

nice&コメントありがとうございます
▲Cocoさん、結婚式で上京なさったんですね。
「行列のできる店」、最近はラーメン屋さんに多いですね。日本橋の高島屋の裏に「たいめいけん」という昔ながらの洋食屋さんがあって、そこは、いつ見ても、行列してます。私は、ずーっと前に行ったけど、たしかに味のわりに安いんですよ。

大阪の三越・伊勢丹は駅ビルですか?京都伊勢丹も駅ビルで成功したから、
やはり、地の利ってだいじですね。

▲yk2さん、yk2さんのおしゃれなイメージに、ビュッフェは似合わないですよー。競争しなくてもいいのに、私は、ビュッフェ=戦いモード。友達がおいしそうなのをとってくると、「あ、私も」なんて、立ってとりに行ったり。。ま、その体育会系のノリが楽しいっちゃ、楽しいんですが。。
このときのお料理は、その場で作って熱々を、なんていうサービスがあると、よけい行列。私は、2時間制限でも、お店で食べるほうがいいです。

▲匁さん、連休は高速道路1000円だから、どこへ行っても混むのでは、と東京で遊んでました。ニューオータニのつつじは、コーヒーハウスを「アゼリア」とか「さつき」と名づけたほどですから、自慢なんでしょう。遠見でも、近場で見ても、きれいでした。
by TaekoLovesParis (2010-05-08 15:54) 

pistacci

ビュッフェは最近、わたしも苦手になってきました。
少なくてもゆっくり食べたい、って。行くなら楽しいお友達と行くのがいいですね。
オータニは、子供の頃には何度か泊まりましたが、本館の回転レストランが好きでした。回らなくなったと聞いて行かなくなっちゃったんだけど、また回転してるのね。
先日行った時にはアーケードがめっきりさみしくなってて驚きました。買い物しなくてもアーケードを眺めているのが楽しかったから。
・・・あらら、だんだん、昔はよかった、っていうつぶやきになっちゃう(笑)。
by pistacci (2010-05-09 07:49) 

TaekoLovesParis

pistaさん、遅いお返事でごめんなさい。
そ、ゆっくり、楽しく、シャンパンやワインがあったら最高。
オータニに子供の頃、お泊りって、すごいなぁ。お嬢様だったんですね~。
本館のスカイビュッフェ、わりと最近行きましたが、回転していました。
夜のムードで、かなり暗かったから、写真なしで記事にはしてないけど。
本館のアーケード、さびれてますよね。赤坂見附のほうから来る人が多く
なって、新館のアーケードがにぎわってました。
by TaekoLovesParis (2010-05-11 23:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0