アピシウス [レストラン（フレンチ）]
とっても久しぶりに、フレンチの名店「アピシウス」に行った。
久しぶりなのに、変わらない雰囲気は、うれしく、懐かしさすら感じた。
フランスの雰囲気の落ち着いたインテリア。壁にかかった絵と大きな花瓶の花が
豪華さを演出している。
20年くらい前、フレンチの名店は、アピシウス、資生堂のロオジェ、シェ・イノと
言われていたことを思い出す。
予約の電話で「ジャケット着用」と確認される店なのだが、ランチのせいか、
来ている人の服装が良いかといえば、それほどでも。。最近はカジュアルが主流
だから。
「写真を撮ってもいいですか？」ときくと、「シャッター音が他のお客様の迷惑に
ならないように」とのことだったので、謹んでお料理の写真は３枚だけ。
ランチコースは、5250円と8400円。高くない。
8400円のには、あまり好きでないフォワグラと蝦夷鹿、雲丹があったので、
5250円にして、厚岸産の牡蠣1個840円を２つ頼んだ。太っていてふっくらと、
ミルク味濃厚の美味しい牡蠣だった。
スープにも牡蠣がはいっていた。横に白魚のフリッターと生野菜が添えられていた。
肉か魚のチョイスは、魚にした。白身魚（黒鯛）のポワレと魚介のクレープ。
百合根が添えられていた。のっている手長海老がおいしかった。
ビストロ料理とは一線を画している、
シャンパンメニューに好きな「ビルカール・サルモン」があったのでボトルでとった。
それから、グラスで赤１、白１。
デザートは、ワゴンサーヴィスのケーキ。1個が結構大きい。でも、食べたかったし、
「いくつでもいいですよ」なので、3個頼んだ。
テーブルの上の緑の葉は、ハーブティー。コーヒーの他にハーブティが来る。
緑は食べるより、眺めている方が好きだから、こういうサーヴィスは嬉しい。
これで、おなかがいっぱいになったのだが、友達がゆっくり食後酒を飲みたい
というので、ウェイティングルームにもなっているバーに移動した。すわって見ると、
正面にゴヤの版画、横にワイエスの大きな絵。通ってきた廊下にはシャガールが
かかっていた。
ソムリエ氏がバーカウンターから出て来て、いろいろと説明してくれた。
この店は今年で30年。先代が日本で本格的フレンチレストランを作りたいと、
アピシウスを始めたのだそう。美術品も先代のコレクション。
おすすめ食後酒はポートワイン。ブランデーの香り。飲んでもワインというより
ブランデーに近かった。
美味しくて、サーヴィスも行き届き、楽しい3時間のランチだった。
「ビストロと一線を画す」の一言で、このソースやスープたちを想像して夢心地になりました。うっとり。
リストランテのお料理は好きなんですけど、緊張しちゃって疲れちゃうんですよね。
そこが私のだめなところなのです。
Ａのマークは見たことがある♪食後酒も堪能できていいなぁ。
by カエル (2014-02-17 14:19)
まだ若いとき、一流レストランと言えばきちんとした服装で出かけ
お食事と一緒にマナーを学ぶところだと心得ていました。
でも最近は確かにカジュアルですよね。しかも子どもも多い。
個人的には緊張するような素敵なお店はなくなって欲しくないです。
・・・ここ、行ってみなくちゃ。
by チョコローズ (2014-02-17 22:54)
＞緑は食べるより、眺めている方が好きだから
そんなこと云ってるから、いつだって皿の上は茶色い料理ばっかりになっちゃうんですよ～、ねーさんの場合（くっくっく・・・＾＾）。
それにしても、ランチからバーへ移って食後酒とは。さすがは”1人1本以上の会々長”ですねぇ（笑）。
by yk2 (2014-02-17 23:50)
ふっくらクリーミーな牡蠣もまろやかあったかぁいスープも
黒鯛のポワレもどれもみーんな美味しそうで・・taekoさんの
説明とお話し聞きながらうっとり気分になれました。。✿
うふふ＾＾ケーキ3つ食べたかったんですね～微笑＾＾
わかりますわかりますぅ！！
食後はゆっくりバーへ移して、ポートワインでお腹も心もほっこり。
こういう時間があるからまた、頑張れるし、幸せだなぁ。。
って実感できるんですよね。
by baby_pink (2014-02-18 06:24)
こんばんは。
とても格の高い本格派レストランですね。すばらしいです。お料理も冬はやっぱり牡蠣ですよね。とてもおいしそうです。スープにも入っているのが、贅沢。魚介のクレープの上にのっている芝海老が見るからに新鮮でその甘さが想像できます。
ハーブティのグリーンがとても新鮮で気持ちがホッとしますね。ケーキも本当に一つが大きくて食べごたえがありそう！いいですネ。
バーのほうにはすばらしい絵画がかかっているのですね。本当にTaekoさんにふさわしいお店だなって思いました。
ところで、私は4日からおたふく風邪にかかり、さんざんな目にあっております。ようやく治まってきましたが、とても強いウイルスみたいです。子供のころに一度かかっているのですが、大人になってからはかなりひどく、長くかかりますね。まだ風邪が流行っているみたいですので、Taekoさんもお気をつけ下さいませ。
by coco030705 (2014-02-18 22:14)
cocoさん、おたふく風邪でダウンなさってたのね。大変でしたね。
私も小学生の時かかったので、大丈夫と思っていたけれど、もう一度、かかるんですね。私は丈夫が取り柄なんて自慢していたけど、最近のウィルスには丈夫な人でもかかるみたいですね。疲れがたまらないよう、たくさん寝ないと。（って、もう十分遅い時間）
やはり、いいシェフのお店は違いますね。絶対、自分で作れないお料理の連続でした。写真にはないけれど、テーブルに置いてあるオリーブ（無料）も大きくて酸味がほどよく、おいしかったです。
こういう特別感のある食事、たまには、いいですね。隣のテーブルでは、若い男の人が絵と向かい合ってひとりで食事をしてたのですが、背筋を伸ばして座り、ナイフとフォークの使い方がとても綺麗、流暢でした。マナーが素敵な人は、周りの人も気持ちよくさせるんですね。
cocoさん、完全になおるまで、おだいじになさってくださいね。
by TaekoLovesParis (2014-02-19 01:27)
お店の名前は古代ローマのグルメな料理人の名前からですね～。
牡蠣が大きくて美味しそうです。
殻の下の緑も、そのそばにあるピンク色も眺めるにはいい色♪
もしメインにお肉をチョイスしてたらケーキ3個はキツかったかな。
お魚にして正解かも・・なんて、私も食べた気分を楽しみました♪
食後に飲まれたポートワイン・・・まさかボトルで？！ ・・・ウソです ＾＾。
by Inatimy (2014-02-19 07:53)
ファッションもカジュアルが主流ですが、
たまにはオシャレして、正統派の食事をする・・・
素敵な時間ですね。
by angie17 (2014-02-19 17:19)
素敵なランチタイム、3時間なですね。こんな風に美味しいものを楽しみ、デザートと食後のお酒を楽しむなんて・・・とってもかっこいいですね ♪
やはり、たまにはこういう素敵な時間を楽しまないといけないんだろうな～。
いつもちゃっちゃって? ラーメンすすっているだけではだめなんですよね ^^;
ジャケット着用って、流石のお店なんですね。
牡蠣も美味しそう、本当にぷくってしてますよね。一度は行ってみたいお店です。
by moz (2014-02-21 05:46)
nice&コメントありがとうございます。
▲カエルちゃん、やはり美味しいものは気分をあげてくれますね。
こういうとき、お酒は大事です。格の高いレストランでも、くつろいだ気分になりますから。言われてみれば、、最近、自分のところ専用のお皿を使うところは減りましたね。こういう金の縁取りで、マークを入れて、王室みたいですよね。
▲チョコロさん、ジャケット着用は男の人だけだから、女性の服装は自由。とはいえ、スニーカーはなし、ですよね。年齢を重ねてる人たちが、おしゃれなのを見るとうれしいです。蚕糸会館というビルの名前が、明治っぽいと思って。。有楽町駅からすぐの場所で、便利です。いらしたら、壁の絵にご注目くださいね。ロダンの彫刻が入口にあるそうだけど、私は見落としました。
▲yk2さん、緑は目の栄養、茶色は体の栄養なんですよ。今の時期は春待ちだから、黄色が目につきます。
この店のバーコーナーは、雰囲気があって、贅沢なインテリアで素敵でした。
そういえば、yk2さんが記事にしてらした店「マリークロード」のランチ、行きましたよ。絶賛の「かぶのポタージュ」、やさしい、ほっこりした味でした。
▲pinkちゃん、ケーキ３つ、わかるでしょ、どれも外せなくて、３つになっちゃった（笑）。この季節は、あたたくて、ふんわり、やさしい味のものが美味しいですね。
こういうお店って、やはり、クラシック音楽が似合います。
たくさん食べたら、次、働かなくちゃ、、質の高い仕事をめざす気持ちになれますね。
by TaekoLovesParis (2014-02-21 09:47)
ごちそうさまです。
遅ればせながら着きました。
有楽町の日比谷側なんですね。
豪勢な料理に 完福？ です。
懐かしい と言うより 無札香しい？ 感じです。
by 匁 (2014-02-21 21:01)
nice&コメントありがとうございます。お返事遅くてすみません。
▲Inatimyさん、アピシウスは古代ローマのグルメな料理人の名前なのね、
調べてくださってありがとう。牡蠣のそばのピンク色は、フランスと同じく牡蠣用の
ビネガーソースです。この色は赤ワインでなくロゼなのかしらね。エシャロットのみじん切りがはいってます。パンが最近はやりなのか時々見かける四角形（キューブ）でした。牡蠣の下に緑色の海草を置くと、お寿司屋さんみたいで、雰囲気出るわね。言われて気づいたけど、お肉のあとに、ケーキ3個はムリだったわね。
ポートワインはグラスよ（笑）。だからカルヴァドスも飲んでみました。
▲angieさん、ちょっとお洒落、ネックレスとかイヤリングのいいのをつけて、非日常の場所に出かける。「おもてなし」をされることも非日常。生活の中に変化があるのは楽しいですね。
▲mozさん、そうなの、長い食事。飲んでると長くなりますね。長い時間だから、たくさん食べられるんだと思います。デザートや食後酒を別の部屋で楽しめるお店は
雰囲気のいい所が多いですね。「もう一軒」なんて、ハシゴすると、高くつくから、こうやって一つの店でまとめる方がお得なんですよね。
たまに非日常があると、気分が上がります。
最近は、お洒落な男の人がふえましたね。
▲匁さん、遅れてもいらしてくださるとは、律儀な匁さんらしいです（笑）
有楽町の日比谷側、出光美術館の近くです。
豪勢な料理に感服ならぬ完福、懐かしいより無札香、、、うう、読めないです。
難しい漢字がでてくるのは、匁さんは最近、金毘羅大将など十二神将とお付き合いしてるからかな？
by TaekoLovesParis (2014-02-23 23:44)